メジャーリーグ

劇場公開日:

解説

弱小チーム建て直しのために集められた落ちこぼれ選手たちの活躍を描く野球映画。エグゼクティヴ・プロデューサーはマーク・ローゼンバーグ。製作はクリス・チェサーとアービー・スミス、監督・脚本は本作品が日本公開第1作になるデイヴィッド・ワード。撮影は「ルーカスの初恋メモリー」のレイナルド・ヴィラロボス、音楽は「熱き愛に時は流れて」のジェームズ・ニュートン・ハワードが担当。出演は「背信の日々」のトム・ベレンジャー、チャーリー・シーンほか。

1989年製作/アメリカ
原題または英題:Major League
劇場公開日:1989年6月24日

ストーリー

アメリカンリーグ、東地区クリーブランド・インディアンズは伝統こそあるが、ここ34年間優勝から遠ざかり、Aクラスすら叶わない有様である。急死した夫の跡を継いで新オーナーとなったダンサー上がりのレイチェル・フェルプス(マーガレット・ウィットン)は、本拠地をマイアミに移すため、市の条約に従い、1年間の観客動員数60万人を下回らせようと企んでいた。彼女はマネージャーのチャーリー・ドノヴァン(チャールズ・サイファース)に新チームのリストを渡し、監督のルー・ブラウン(ジェームズ・ギャモン)を始めとする一癖も二癖もある連中を集めさせた。メキシカンリーグのキャッチャー、ジェイク・テーラー(トム・ベレンジャー)や刑務所から仮出所してきたピッチャーのリッキー・ボーン(チャーリー・シーン)たちは、憧れのメジャーリーグ入りに張り切るが、もとより実力のない彼らの戦いぶりは惨めで、連戦連敗を繰り返していた。ある日ジェイクは、町で別れた妻リン(レネ・ルッソ)と出会った。彼女には新しい婚約者がいたが、彼はリンへの断ち切れない愛のためにプレーにより熱がこもっていった。そしてノーコンに悩むリッキーの、その原因が彼の近眼にあることがやがて判明し、メガネをかけて登板するや、見違えるようなピッチングを披露し、チームに勝利をもたらした。が勝利に湧くロッカールームにレイチェルが現れ、悪態をついて出ていったことから、チャーリーたちは事の真相を知り、以後チームの結束は一段と強まり、士気はますます高まった。一転してチームは連戦連勝の快進撃、ついにインディアンズは首位のヤンキーズに並び、優勝の行方は本拠地クリーブランド・ムニシバル・スタジアムでの最終戦に持ち込まれた。そしてこの試合でチームを優勝に導く一撃をかっ飛ばしたジェイクは、リンとの愛も再び手にするのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第13回 日本アカデミー賞(1990年)

ノミネート

外国作品賞  
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映画レビュー

4.0オチが分かっていながら、面白い野球映画。

2024年10月4日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

楽しい

興奮

幸せ

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カル―ステ・ガルベンキヤン

4.0WILD THING‼️

2024年10月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

終盤、球場内に湧き上がるノリノリの「ワイルド・シング」の大合唱とともに、メガネをかけたチャーリー・シーンが入場してくるだけで胸がアツくなってしまう、思い出のベースボール・ムービーです‼️30年以上優勝から遠ざかっている弱小球団のクリーブランド・インディアンス、今のガーディアンズの事ですけど、そのインディアンズが三流選手しかいないのに優勝に向けて快進撃を続けていく・・・‼️まさにメジャーリーグを舞台にした「がんばれ!ベアーズ」ですね‼️チャーリー・シーンがプロ顔負けのピッチングフォームを披露したり、ウェズリー・スナイプスの盗塁もお見事‼️ホントにキャストの皆さん、野球が上手い‼️野球映画としては「ナチュラル」「フィールド・オブ・ドリームス」には及ばないけど、笑って泣けるスポーツコメディとして誰でも楽しめる作品です‼️

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活動写真愛好家

5.0映画史上の高揚感

2024年6月14日
PCから投稿

結末は見え透いているスポーツコメディなのに、ラストの圧倒的な高揚感は唯一無二です。
この作品のあとIndiansは競合チームになりました。
しかしGardiansになってはシマリがありませんね。

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越後屋

4.0【MLB版がんばれベアーズ。特に後半30分は興奮するなあ。】

2024年5月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

幸せ

■アメリカンリーグ、東地区クリーブランド・インディアンズは万年Bクラスの弱小チーム。急死した夫の跡を継いで新オーナーとなったレイチェルは、本拠地をマイアミに移すため、市の条約に従い、1年間の観客動員数が60万人を下回るよう画策し、”選手補強”をするが。

◆感想<Caution!内容にやや触れています。>

・私事で恐縮だが、子供の頃TVで「がんばれベアーズ」を見て以来、弱きチームが周囲の思いを見返す様に、勝利する物語が好きである。
 序でに言えば、テイタム・オニールのファンになったが、当時のガールフレンドが可愛かったので、あんまりのめり込まなかった。イタタ、石を投げないで下さい。!

・と言う訳で、最近であれば韓国映画の「リバウンド」はとても面白かった。
ー 私は、自分のレビューでは”お勧め”とか”必見”と言う言葉は使わない。何故なら映画をチョイスするのは、その人の感性であるからである。但し、新作のレビューを書く際は、さりげなく超面白かった作品と、あんまりだった作品が分かるように書いている積りである。

・今作も、チームが負けるように新オーナーとなったレイチェルが”補強”したのは、
 1.且つては名選手だったが、ひざを故障して成績が低迷しているジェイク・テイラー(トム・ベレンジャー)
 2.服役直後の超剛腕だがノーコントロールのリッキー・ボーン(チャーリー・シーン)
 3.お調子者だが、超、足の速いウイリー・メイズ・ヘイズ(ウェズリー・スナイプス)
 4.キューバからやって来たロッカーでも怪しげな祈りをしているスラッガー、セラノ
   ナドナド、キャラが立ち過ぎている男達であった。

■前半は、彼らは駄目駄目だが、リッキーは近眼を眼鏡で修正したりし徐々にチームの勝利に貢献するようになるのである。
 特に、再後半のヤンキースとの優勝決定戦で、ウイリー・メイズ・ヘイズが塁に出て、ジェイク・テイラーがバットをスタンドへ向けつつ、セーフティ・バントをするシーンは興奮したなあ。
 膝の悪いジェイク・テイラーが必死に一塁に走り込む間に、ウイリー・メイズ・ヘイズが疾走し、ホームベースにスライディング氏、優勝するのである。

<今作は、王道の弱きチームの快進撃を、笑いと恋愛を絡めたエンタメ要素満載作品なのである。>

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NOBU

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