ミミックのレビュー・感想・評価
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ストリックラー病?
そして3年後・・・NYでは謎の猟奇殺人事件が起きていた。子供たちが捕獲した不気味な昆虫が博士のもとに届けられるが、研究すると、“ユダの血統”の子孫、突然変異したものだったのだ。繁殖しないハズだった虫。一見して、人間に見えるところが面白いアイデアだ。
スーザンとピーターの夫婦がNY警官とともに地下鉄に入り、虫と対決。靴磨きのマーニーと孫のチューイも加わって、かなり無理のある対決。50年前の地下鉄を動かして脱出という設定も面白いのに、すぐに挫折して、エレベーターを見つける。タイラー夫妻はとにかくヒラメキが早い!匂いや火や飛びこみや・・・登場人物みんなそう。
3年前に放ったユダ対ゴキブリのストーリーの方が面白そうなんですけど、映像化が難しいのでしょうね。やはり虫は大きくならなくっちゃ・・・同じ年に作られた『レリック』は虫が巨大になりすぎているので興醒めだったけど、人間に擬態するという人間大の虫は丁度いい。その後に『スターシップ・トゥルーパーズ』『バグズライフ』が作られたりと、虫映画が集中している時代だった。
「The Strain」の元ネタ(の一つ)か?
①マンハッタンの地下は「SFスリラー」や「SFホラー」にとって何とも魅力的な舞台であるようだ。『Relic』(お薦め)の続編である『Reliquary』(お薦め)なんて殆どマンハッタン地下が舞台だし、上述の「The Strain」もマンハッタンの地下が物語の主要な舞台の一つであった。Gillelumo del Toroは本作の脚本に参加し演出した知見を「The Strain」に反映したのでは、と勘繰りたくなるくらい。②Gillelumo del Toroの演出は近年のよくな洗練味はまだないが、最後までだれさせない。③事件が何故か限られた期間・限られた場所て突然起きて解決してしまうのはB級映画のお約束だか、良くできたB級映画というべきか。でも襲われたはずのスーザンとチュートとなが何故生かされていたのかの合理的な説明もないし、チューイの役割も中途半端。④脇役も無駄に豪華。
ミラ・ソルヴィーノ主演でミラマックス制作
思いっきりワインスタイン案件ですね。
それはさて置きギルレモ祭その1。
オープニングは「『セブン』?!」と思ったらやはりカイル・クーパー。
モンスターそのままはっきり見せない方向で通した方が良かった気がするが…。
デル=トロ監督ということで、ちょっと期待しすぎたかも。
巨大虫版エイリアン2
ユダが作られる切っ掛けとなった伝染病とゴキブリ退治の流れは面白いと思ったが、タイトルにも成っているミミック(擬態)が、作品内で、あまり活かされていないのは残念。
主人公夫婦の子作りについても、物語に深く関わってくるものだと思っていたが、特に何もなく終わってしまった。大量繁殖した虫との対比位?
自閉症気味のチューイ君もエイリアンを身籠ったリプリーの様に虫に攻撃されない何らかの要素を持っていて事態解決のキーマンに成るものだと観ていたが、行動が意味不明で単なる御荷物キャラと成っている。妊娠できない主人公に母性を出させる為に準備されたキャラなのかな?ラストでは、生還を喜び抱き合う主人公夫婦に、チャッカリくっついていて笑った。
物語に深みを持たせる為の設定が中途半端で、無かった方がマシだったと思わせる作品。
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