ミッドナイト・クロッシング

解説

28年前に南米のある孤島に隠されたという大金をめぐる4人の男女の愛憎を描くサスペンス。製作はマシュー・ハイドン、監督・脚本は本作がデビューになるロジャー・ホルツバーグ、共同脚本はダグ・ワイザー、撮影はヘンリー・ヴァルガスが担当。出演はフェイ・ダナウェイ、キム・キャトラル、ダニエル・Ｊ・トラヴァンティほか。

1987年製作／アメリカ
原題：Midnight Crossing
配給：ベストロン・ビデオ
劇場公開日：1989年3月24日

ストーリー

父親から大型スループ船を受け継いだジェフ・シャッブ（ジョン・ローリン）は、妻レクサ（キム・キャトラル）とマイアミで気ままな生活を楽しんでいたが、ある日彼女が秘書を務めているモーリー（ダニエル・Ｊ・トラヴァンティ）に夕食に誘われ、そこで緑内障で目の不自由な彼の妻ヘレン（フェイ・ダナウェイ）を紹介される。モーリーは妻との結婚記念日にバハマヘ行こうと提案するが、彼は28年前、カリブ海のレイヨ・ヴェルデ島に200万ドルを隠していたのである。が、4人の話を盗み聞きしていた水兵のエリス（ネッド・ビーティ）は、彼らに不吉なことが起きる、と忠告する。しかし船は島に到着し、モーリーとレクサが大金を探している頃、ヘレンはジェフに、2人が愛人同士であることを告げる。そしてかつてジェフの父親ジェイソンの恋人だったヘレンは、大金をモーリーが隠したその背後に、ジェイソンの死が潜んでいることを知る。ジェフはモーリーを殺そうと彼に挑みかかるが、逆に銃で撃たれ海に投げ込まれてしまう。今や天候は、雷鳴轟く嵐の夜と化していた……。