ミザリー

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説・あらすじ

スティーブン・キングの同名小説を「スタンド・バイ・ミー」のロブ・ライナー監督が映画化した傑作サイコスリラー。ベストセラー小説「ミザリー」シリーズの人気作家ポール・シェルダンは、雪道で事故に遭い瀕死に陥ったところを、近くに住む元看護師の中年女性アニーに救われる。「ミザリー」シリーズの熱狂的な愛読者である彼女は、両足を骨折したポールを献身的に介護するが、新作でヒロインが死んだことを知ると逆上して態度を一変。命の危険を感じたポールは脱出を試みるが……。狂気を暴走させる愛読者をキャシー・ベイツが怪演し、第63回アカデミー賞で主演女優賞に輝いた。ポール役に「ゴッドファーザー」シリーズのジェームズ・カーン。

1990年製作/108分/アメリカ
原題または英題:Misery
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1991年2月16日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

4.0異常者は自分を客観視できない

2025年3月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 ロブ・ライナー監督の作品では『ゴースト・オブ・ミシシッピー』『スタンド・バイ・ミー』が好きだ。今作はそれらと違ってサイコスリラーだが、終始緊迫感のある面白い映画だった。例えばペンギンの置物の向きが伏線として効いているところなど、よくできている。彼の監督としての力量の高さが感じられる。

 キャシー・ベイツ演じるアニーには2つの特徴がある。(1)性格が独り善がり(2)現実と空想の境界が曖昧。これらの特徴は『キング・オブ・コメディ』のパプキンなどと共通している。要するに、周りが見えておらず、自分が全てで、自分の世界の中だけで生きている感じがする。言い換えると、自分を客観視する力が欠如している。そういった点では『ナイトクローラー』のルイスにも共通している。

 だが、欲を言えばアニーが異常者になる背景をもっと描いて欲しかった。彼女は明らかに正常な精神状態ではない。そのため両親の教育が異常だったとか、幼少期に強いショックを受けたとか、異常になる何かしらの出来事があったはずだ。そこが分かれば人物設定により深みが出たと思う。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
根岸 圭一

4.5いろんなコワイがぎっしり詰まってた

2025年2月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

母親に勧められ視聴。
いや母さん、夜中に勧めるのはやめてよ。お化けが出ることはないが何するかわからない核地雷ババアは新しすぎるよ。
試聴した方はわかるかもしれないが、これ見た後歩きにくさを感じる。
風邪引いた時に見たくない映画1位が今回決まりました。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
冬タコ

4.5狂信的おばちゃんのために書き下ろし

2025年1月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

雪道で事故った小説家がファンに助けられるけど、狂信的すぎて殺されそうになる話。

おばちゃんのヒステリックが怖すぎる。地雷を踏まないように言葉を気をつけないといけない緊張感が胃痛い。
こんな人、絶対に関わりたくない。観てるだけでイライラするし、逃げ出したくなるし、もう最高。
ヒスったときの目の開きが本物。女性のヒステリックを100%に凝縮させた怪物なのか。
終わり方もゾクゾクした。ワンシチュエーションスリラーとして最強の一本。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
パンダマン

3.5この作品初めて観た当時、私はまだ子供でしたがとにかく怖くて、でも面...

2024年11月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

この作品初めて観た当時、私はまだ子供でしたがとにかく怖くて、でも面白くてずーーーっと記憶に残ってました。キャシーベイツもそこで好きになって今でも大好きな女優さんです。
数十年ぶりに再見しましたがやっぱり面白い!!
今のホラー作品と比べたらかなり優しめだけどストーリー展開は最高です!
キャシーベイツもお若いこと!特別美人さんでは無いけどチャーミングなんですよね〜、可愛い表情が見れてそれだけでも嬉しかったです!
裏の顔も怖かったなー、あの目つき!ゾッとしますよね。

かなり古い作品ですがホントおすすめの一本!
キャシーベイツの魅力がたっぷり詰まってます。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
コチョ