ミーティング・ヴィーナス
劇場公開日:1991年10月19日
解説
パリのオペラ座を舞台に、指揮者と歌手の恋と、オペラ「タンホイザー」が上演されるまでの舞台裏を描いたドラマ。製作は「メンフィス・ベル」のデイヴィッド・パトナム、監督・脚本は「ハヌッセン」のイシュトヴァーン・サボー、共同脚本にマイケル・ハースト、撮影はラヨシュ・コルタイ、音楽はリヒャルト・ワグナー。出演は「運命の逆転」のグレン・クロース、ニエル・アレストラップほか。クロースのオペラの吹き替えはキリ・テ・カナワが担当。
1991年製作/イギリス
原題または英題:Meeting Venus
配給:ワーナー・ブラザース
劇場公開日:1991年10月19日
ストーリー
無名のハンガリー人指揮者ゾルタン・サントー(ニエル・アレストラップ)は、オペラ座で上演されるワグナーの「タンホイザー」を指揮するチャンスをつかみ、パリにやってきた。初の国際的な大舞台に、サントーは自分のすべてを賭けようとするが、肝心の製作者達は権力争い、ダンサーの組合はストライキに突入、各国から集めらた出演者達の間ではいさかいが絶えない。スウェーデンから招かれた世界的に有名な歌手カーリン・アンダーソン(グレン・クロース)も到着するが、東側の国から来た無名の指揮者になど全く相手にしようともしない。あまりのまとまりのなさにサントーはうんざりし、妻子の待つブダペストへ郷愁を募らせていく。そんなある日、パーティの席でついに彼の怒りが爆発する。人々のやる気のなさをなじり、自分の音楽に対する真剣な気持ちを訴える。はじめはそっけない態度をとっていたカーリンもサントーの音楽に対するひたむきさに打たれ、彼と共にオペラを成功させることに情熱を燃やすようになり、いつしか二人は思いもかけなかった恋におちるのだった。ばらばらだった出演者達の心も次第にひとつになってくる。27ヶ国に衛星放送された「タンホイザー」は大成功をおさめ、サントーも名声を得た。しかしサントーとカーリンは、またそれぞれの生活へと別々に戻っていくのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- イシュトバン・サボー
- 脚本
- イシュトバン・サボー
- マイケル・ハースト
- 製作
- デビッド・パットナム
- 撮影
- ラホス・コルタイ
- 音楽
- リヒャルト・ワグナー
- 編集
- ジム・クラーク
- 字幕
- 松浦美奈
-
Karin Andersonグレン・クローズ
-
Zoltan Szantoニエル・アレストリュプ
-
Jorge Picabiaエルランド・ヨセフソン
-
Jean GaborMoscu Alcalay
-
Miss Malikoffマーシャ・メリル
-
Monique Adgeloヨハンナ・テア・シュテーゲ