マルセイユ特急

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解説

ヨーロッパの社交場ともいわれる南仏のリゾート・ゾーン、マルセイユを舞台に暗黒組織に挑む二人の男の友情と冒険を描くアクション映画。製作・脚本はジャド・バーナード、監督はロバート・パリッシュ、共同製作はパトリシア・ケーシー、撮影はダグラス・スローカム、音楽はロイ・バッド、編集はウィリー・ケンプレンが各々担当。出演はマイケル・ケイン、アンソニー・クイン、ジェームズ・メイソン、モーリス・ロネ、モーリーン・カーウィン、カトリーヌ・ルーヴェル、アレクサンドラ・スチュワルト、マルセル・ボズフィ、など。

1974年製作/イギリス・フランス合作
原題:The Marseille Contract
配給:ワーナー・ブラザース

ストーリー

今日もまたアメリカ大使館の麻薬取締官が殺された。これで被害者は三人目だった。相次ぐ部下の死に、スチーブ・ベンチュラ(A・クイン)の心は痛んだ。すべてマルセイユの巨大な麻薬組織のボスと見られるフランス財界の大物ブリザール(J・メイスン)の身辺調査を命じていた者ばかりである。しかし、当のブリザールは一向に尻尾を出さないばかりか、逆に政府に圧力をかけ、ベンチュラの動きを封じにかかった。当然アメリカ大使館側ではベンチュラに捜査の行き過ぎのないよう命じると共に、彼の行動にも非協力的になってきた。怒りに燃えるベンチュラは、殺された部下の妻(A・スチュワルト)にその死を報告するとともに、たとえどんな手を使おうと、ヨーロッパはもとよりアメリカにまで麻薬を流している元凶ブリザールを抹殺する決意を固めていた。そんな彼の心を知ってかパリ警察のブリアク警部(M・ロネ)は、もちろん違法だがどうしても尻尾を掴ませない悪党なら個人的に殺し屋をやとって消してしまっては、ともちかけた。パリ警察でもどうしても証拠を掴めず手を焼いている天才的な殺しのプロがいるという。ベンチュラは早速その男に個人的に会うことにした。意外にも約束の場所に現われた殺し屋はベンチュラの古い友人でもう長いこと会っていなかったドレー(M・ケイン)だった。驚くベンチュラに微笑みながら、ドレーはクールに仕事の話を進め、結局十万ドルで仕事を引き受けることに決まった。前金の五万ドルと偽造のパスポートを受けとると、ドレーは早速マルセイユに飛んだ。彼はブリザールに近づく手段として、まず娘のルシエンヌ(M・カーウィン)に接近し、彼女のボーイ・フレンドということでブリザールのふところ深く潜入することに成功した。一方、パリではブリザールがトルコから大量の麻薬を密輸するという情報をキャッチしたベンチュラが、その現場を押さえれば事はすべてうまくいくと考え、ドレーに殺人をおかさせまいとしてマルセイユに飛んだ。その頃、娘のボーイ・フレンドがただものではないとにらんでいたブリザールは、ドレーを陥るために罠を張った。ベンチュラがマルセイユ警察にドレーを銀行強盗でも殺人犯でもいいから“指命手配中の男”として早急に逮捕してくれと頼み込んだいきさつもあり、大事な仕事の前に自分の回りに“指命手配中の男”がいては邪魔だと感じてのことだった。だが、見事に罠を脱出したドレーは取り引きの場所をつきとめ、連絡のとれたベンチュラと共に取り引き現場へと向かった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

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