マニトウ

劇場公開日:

解説

ある女性の背中より400年前の霊魂が、再び世に生まれ出てくる姿を描く。製作総指揮はメルビン・G・ゴーディ、製作・監督は「アニマル大戦争」のウィリアム・ガードラー、脚本はウィリアム・ガードラーと卜ーマス・ポープ、原作はグラハム・マスタートン(日本ヘラルド映画出版局刊)、撮影はミシェル・ユーゴー、音楽はラロ・シフリン、特殊効果はジーン・グリッグ、オプチカルはデイル・テイトが各々担当。出演はスーザン・ストラスバーグ、トニー・カーチス、マイケル・アンサラ、ステラ・スティーブンス、ジョン・セダー、アン・サザーン、バージェス・メレディスなど。日本語版監修は明日香欽一。ドルビー・サウンド・システム。CFIカラー、パナビジョン。1978年作品。

1978年製作/103分/アメリカ
原題:The Manitou
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1978年4月15日

ストーリー

サンスランシスコの近代的な病院イエルサレムに、28歳のカレン(スーザン・ストラスバーグ)という不思議な患者がやってきた。なぜ不思議かというと、彼女の首のうしろの小さな腫瘍が時々動くのである。不安な彼女は昔のボーイフレンドのハリー(トニー・カーティス)に意見を求めた。今、ハリーは心霊研究家として自宅が占いをしていた。ひさしぶりの再会に一夜を共にする2人。その夜、カレンは、「パナ、ウィチィ・サリトウ」とつぶやく。今こそハリーにははっきりした。カレンは何物かにとりつかれている--。早速カレンの腫瘍の切開手術が行なわれようとした。しかしヒューズ医師(ジョン・セダー)がメスをにぎったとたん、彼の右手は何物かにあやつられるように左手を切り込んだ。今こそ、カレンの背中に移った腫瘍が、この手術をさまたげようとしていることは、はっきりした。ハリーはそこで、すでに引退している祈祷師アメリア(ステラ・スティーブンス)をたずねる。彼女の力でカレンにとりついている悪霊を払おうとしたのだ。テーブルを囲んで降神が始まる。と、突然テーブルに恐形相のインディアンの首が浮び上がり、強風が吹いて部屋の内はメタメタになった。一体、何物が……?ハリー達は、呪術の権威ドクター・スノウ(バージェス・メレディス)をたずねる。ドクターによれば、カレンにとりついている霊魂は、400年前のある祈祷師のものだというのだ。しかも、それを呼びもどし、対話するには同じインディアンの祈祷師しかいないと……。ハリーは早速、祈祷師探しに出かける。あらゆるところでことわられた彼も、ようやくジョン(マイケル・アンサラ)という祈祷師をくどきおとし、サンスランシスコへつれてきた。その頃、カレンの切開手術を再び行なおうとして、失敗し、彼女は今、ベッドにしばりつけられている。到着したジョンは、早速、カレンのベッドの周囲に、動物の首を砕いてつくった粉をまいた。こうして輪をつくっておけば、悪霊はこの外には出てこられない。やがて外は嵐となり、カレンに陣痛が始まった。「ミスカマカス」という名を吐く、カレン。今、彼女の背中より、悪霊が誕生する。ジョンはその名を聞いて唖然とした。なんとその名は、悪霊の中でも最も邪悪のものではないか--!カレンの背中から、やがて、手が、そして--。今、悪魔の申し子ミスカマカスがその醜悪な姿を世に現わした。やがて病院はパニック状態と化す。そのフロアは総て凍りつき、ジョンが大地の霊、天の、水の、火の霊等をもっても、ミスカマカスはビクともしなかった。こうなった以上、ミスカマカスの前に屈服しなくてはならないのか。だがハリーは諦めなかった。ミスカマカスを破るには、現代科学のテクノロジーの霊があるのではないかと。今、そして病院のコンピューターのエネルギーを集中させる。すると、電子のエネルギーが、カレンの肉体に入り、病室は果てしない宇宙へと変わった。そして星のかなたにミスカマカスがおり、カレンはベッドの上にすわってエネルギーを発射したのだ。それはハリーのカレンへの愛の力でもあった。その力が、マニトウの中で最も崇高な愛のマニトウを呼んだのだ。奇跡が起こった。今、大宇宙の中で、カレンとミスカマカスの戦いが始まる。そしてミスカマカスはやがて力つき、ほろんでしまう。再び、世界に平和がもどった。しかし、ミスカマカスは、本当に滅んだのであろうか--?

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映画レビュー

3.0監督が次回作のロケハン中に死亡するという事実。おそろしい

2020年9月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、TV地上波

 最初は悪性腫瘍と診断された背中のこぶ。しかし、外科手術しようとすると医師の手が意識せずに自傷してしまう。恋人ハリーと再会して寝言で不気味な呪文「パナ ウィッチ サリトー」を唱えるカレン。そのタロット占い師のハリーの老婆の客も死神のカードを見て死んでしまうのだ。

 インディアンに頼むことになったが、白人との確執のためなかなか承知しないが、インディアン協会に10万ドルの寄付と、呪術師ジョンにはタバコを少々で引き受けてもらった。数百年前の呪術師の霊ミスカマカス。色んな悪霊を呼んで人間と対峙する。対決するジョンも草原の霊や北風の霊を呼ぶがなかなか退治できない。最終的には病院にある機械の霊を集中させるのだが、機械は白人が作ったものなのでうまくいかない。そこでハリーが呪術師になったつもりで戦うのだ。

 クライマックスではカレンに乗り移った機械の霊がミスカマカスに攻撃をしかけるのだが、当時としてはかなり凝った映像。『スターウォーズ』の特殊効果みたい。オカルトものが好きな方にしかおすすめできません・・・

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kossy

2.5それなりに気持ち悪かった。基本的にはこういうB級テイストの映画は好き。

2020年1月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

それなりに気持ち悪かった。基本的にはこういうB級テイストの映画は好き。

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もーさん

1.0とんでもない映画

2016年10月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

怖い

笑える

むかし、地上波で見たがマニトウの意味が解ったらコケる(笑)
マニトウ=精霊みたいなもの
女の首に種瘤が出来てその中に胎児がいると言う。
しかも昔のインディアンの呪術師が復活すると言う(笑)
外科手術では取れず、今度は呪術には呪術で対抗して呪術師を雇う。
コケるのはこのラストでマニトウの宿るものを操って攻撃するのだが、何せ相手は古の強大な呪術師。
まともに勝負しても敵わない。
やけくそで投げつけた機械製品にダメージを受けた呪術師に対して、機械のマニトウをぶつけよう…と。
機械にマニトウ宿ってるんだ(笑)

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うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)
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