マダムと泥棒

劇場公開日:2026年1月9日

解説・あらすじ

アレクサンダー・マッケンドリック監督によるイギリスの名作コメディ。

オウムと暮らす老婦人が営む下宿に、楽団員の5人組が練習のため部屋を借りたいと訪ねてくる。しかし彼らの正体は、現金輸送車を狙う強盗団だった。5人は陽気でお節介な老婦人に翻弄されながらも、綿密な計画のもと現金輸送車襲撃を実行するが……。

「スター・ウォーズ」のオビ=ワン・ケノービ役で知られるアレック・ギネスが強盗団のリーダーを演じ、「ピンク・パンサー」シリーズのピーター・セラーズが強盗団のメンバー役で共演。「招かれざる客」のウィリアム・ローズが脚本を手がけ、アカデミー脚本賞にノミネートされた。2004年にはジョエル&イーサン・コーエン兄弟が「レディ・キラーズ」としてリメイクした。「未体験ゾーンの映画たち2026」(26年1月9日~、ヒューマントラストシネマ渋谷)にて、4Kレストア版でリバイバル上映。

1956年製作/97分/イギリス
原題または英題:The Lady Killers
配給:フィールドワークス
劇場公開日:2026年1月9日

その他の公開日:1957年12月24日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

3.5 面白かったです

2025年11月18日
PCから投稿

最初、うっとうしい婆にしか見えなかったんだけど。最後にはそうじゃなくなっていた。不思議なものだ。

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KIDOLOHKEN

4.5 大傑作犯罪コメディ

2025年6月17日
iPhoneアプリから投稿

文句のつけようがない大傑作犯罪コメディ。

お節介でお人好しの未亡人マダムの家に「教授とその友人」を騙る強盗集団が住み着いてしまうという単純な筋立てだが、とにかく映像が凄い。

素朴な部屋に注意深く配置される人物とオブジェクト。そして思いがけぬ位置からゆったりと動き出すカメラ。視覚的な動性と混じり合うことで会話劇は演劇を離陸し、映画へと羽ばたいていく。

特にオウムというオブジェクトが素晴らしい。人物の間に挟まって空間の立体性を強調したり、時には物語の前面に躍り出て場を引っ掻き回したり、モノとヒトの間を絶えず往還する放埒さが清々しかった。

終盤に繰り広げられる自滅劇は圧巻だ。リズミカルなカッティングと音響効果によってどうしようもない惨劇をあくまで喜劇的に描き出す。マダムの自宅の後ろにある線路を用いた一連の活劇も最高だ。画面に漲る緊張が機関車の煙によって一時的に弛緩し、それが消えた瞬間にまた緊張が走る。この繰り返しこそが活劇のキモだろう。

アレクサンダー・マッケンドリックという監督はあまりにも埋もれすぎなんじゃないかと思う。もっと他の作品を観てみたい。

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因果

4.0 映画黄金時代の犯罪コメディ

2023年7月29日
PCから投稿

いかにも映画全盛期の王道犯罪コメディです。
日曜洋画劇場にピッタリでしょう。

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越後屋

4.5 善良なおばあちゃんの破壊力

2023年2月7日
Androidアプリから投稿

1955年の英ブラックコメディ映画で
原題は The Ladykillers
この Ladykillers こと強盗団のメンツが面白い
ピーター・セラーズがまだ若く、可愛く見える

ケイティ・ジョンソンが演じている大家さんも
全く、そこらを歩いている普通のおばあちゃんに見える

この強盗団とおばあちゃんのかみ合わなさが かみ合って(?)
計画がグダグダになってゆく処が見どころ
彼女の突破力を利用した
強盗団の頭脳(アレック・ギネス)も壊れ始める…

オウムの使い方なども含めて
コメディ映画の手本みたいな映画でした

各々の俳優が個性的!

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jarinkochie