マジック(1979)

劇場公開日:

解説

1人の腹話術師を中心に、彼にまつわる人間の愛欲と欲望、そこから起こる殺人などを描くサスペンス映画。エグゼクティブ・プロデューサーはC・O・エリクスン、製作はジョゼフ・E・レビンとリチャード・P・レヴィン、監督は「遠すぎた橋」のリチャード・アッテンボロー。「大統領の陰謀」のウィリアム・ゴールドマンの原作を彼が自ら脚色。撮影はビクター・J・ケンパー、音楽はジェリー・ゴールドスミス、編集はジョン・ブルーム、製作デザインはテレンス・マーシュ、美術はリチャード・ローレンス、メーキャップはロバート・マクドナルドが各々担当。出演はアンソニー・ホプキンス、アン・マーグレット、バージェス・メレディス、エド・ローター、E・J・アンドレ、ジェリー・ハウザーなど。

1978年製作/アメリカ
原題または英題:Magic
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:1979年3月3日

ストーリー

コーキー(アンソニー・ホプキンス)はカードを扱う手品師だったが、スターダストというナイトクラブでは、客に受けず、やがてやめ、1年のちにファッツと名付けられた人形を操る腹話術師となって再び同じクラブに現われた。これが大受けし、スターとして、ベン・グリーン(バージェス・メレディス)というエージェントがつくまでになる。しかし、ニューヨークに進出したコーキーは、急にベン・グリーンと手を切り、クロッシンジャーという、彼の生まれ故郷に帰ってしまう。彼は湖畔にあるコテージを借り、その持主デューク(エド・ロータ)の妻で初恋の相手でもあったペギー(アン・マーグレット)と再会した。今は夫との愛もさめていたペギーは、コーキーの出現で、久方ぶりの性の歓びを感じた。しかし、縁が切れたと思っていたべン・グリーンは彼の跡を追って、突然姿を現わし、執念深く食いさがってきた。空恐ろしくなったコーキーは遂に人形ファッツの手をかりてベン・グリーンを殺し、さらに、旅行から帰ってきて、嫉妬心に燃えるデュークまでも殺し、自分も自決するのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第36回 ゴールデングローブ賞(1979年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) アンソニー・ホプキンス
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映画レビュー

4.0面白いが後味は良くない

2024年2月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

アン・マーグレットの人妻は素敵だし、アンソニー・ホプキンスの病んだ存在感も素晴らしい。しかしファッツへの依存症(二重人格)から先が見えずどこにも出口がなく自滅していくまでのプロセスが暗澹とした流れで何だか救いがない。面白いと思うが後味は良くない。

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sukiyaki

3.5おもしろかった!

2022年9月25日
iPhoneアプリから投稿

アンソニー・ホプキンスは 永遠に見ていられるなあ…。 それほどにうまい。 あとこれだけの登場人物と シチュエーションでこれだけ 見せられるのも、凄い、

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JYARI

3.0怪演と呼ぶにふさわしい

2020年12月18日
Androidアプリから投稿

とあるマジシャンと彼の心を代弁する腹話術人形。彼らの狂気の演技が凄い。また、ファッツの不気味さがそれを増強してる。 彼は多重人格の類いなのかね?一人二役的な感じ? とりあえず、愛する人に手をかけなくて良かった。終わり方がけっこう好き。

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カミムラ

3.5サイコサスペンス

2010年10月15日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

興奮

主人公コーキーの内面的な葛藤劇。 腹話術人形のファッツを使って目に見えるようにすることで、より迫力のあるものになっています。 でも脚本がいまいちで、飛び飛びなストーリー展開に物足りなさを感じました。

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ozone