マイアミ・ラプソディー

劇場公開日:

解説

アメリカ南西部はフロリダ半島のリゾートタウン・マイアミを舞台に、結婚を巡るさまざまな悲喜劇が展開する恋愛映画。監督・脚本は『ベイビー・ウォンテッド!』(V)などの脚本を手掛け、本作が監督デビューとなるデイヴィッド・フランケル。製作はフランケルとバリー・ジョッセンの共同、エグゼクティヴ・プロデューサーは「三銃士(1993)」、「D2 マイティ・ダック」のコンビ、ジョン・アヴネットとジョーダン・カーナー。撮影はジャック・ウォールナー、美術はJ・マーク・ハリントンが担当。音楽は「クイズ・ショウ」「ネル」のマーク・アイシャムがスコアを書き、ルイ・アームストロング、ジョージ&アイラ・ガーシュイン、エラ・フィッツジェラルドなどの懐かしいジャズが全編に流れる。主演は「ホーカス・ポーカス」「スリー・リバーズ」のサラ・ジェシカ・パーカー。共演は「ショーシャンクの空に」のギル・ベロウズ、「夫たち、妻たち」のミア・ファロー、「愛よりも非情」のアントニオ・バンデラス、「結婚しない女」などの監督として知られるポール・マザースキーら。「プレタポルテ」にも出演したスーパーモデルのナオミ・キャンベルが、本業そのままの役どころで登場している。

1995年製作/アメリカ
原題または英題:Miami Rhapsody
配給:ブエナ ビスタ インターナショナル ジャパン
劇場公開日:1995年6月24日

ストーリー

コピーライターのグウィン(サラ・ジェシカ・パーカー)は、恋人マット(ギル・ベロウズ)からプロポーズされ、とまどいつつもOKする。結婚に向かって歩き出した彼女の周囲では事件が続発。妹レスリー(カーラ・グジーノ)の結婚式で父ヴィク(ポール・マザースキー)が母ニナ(ミア・ファロー)の浮気を告白し、仰天した彼女は問い詰めるが、母はあっさり白状する。しかも相手は祖母の看護人アントニオ(アントニオ・バンデラス)だった。そして浮気を歓迎しているような父も不倫しているらしい。兄ジョーダン(ケヴィン・ポラック)は妻テリー(バーバラ・ガリック)の妊娠中に同僚の妻でモデルのカイラ(ナオミ・キャンベル)と寝てしまい、夫婦喧嘩の真っ最中。結婚についてますます分からなくなったグウィン。式まで3ヶ月と迫った頃、母はアントニオとの別れを口にし、父も夫婦関係の修復に努力している。結婚するからと仕事を外されたグウィンは祖母に会いに行き、アントニオにも悩みを打ち明けるが、途中で父が愛人ゼルダ(ケリー・ビショップ)と別れ話をしている現場に出くわす。父に言わせれば結婚生活は妥協ばかりみたいで、このまま結婚していいものか迷った彼女はマットと何度も話し合うが、うまく噛み合わない。カイアと同棲していた兄は、彼女とも大喧嘩。さらにグウィンは、新婚の妹が昔のボーイフレンドとベッドインしている現場にも遭遇。一方、アントニオからデートに誘われた彼女は、彼に野性的な魅力を感じる。テレビ局からドラマの脚本家に採用されオーランドへ来てほしいと言われるが、マットは研究のためアフリカに行くと言う。2人は別れ、グウィンはアントニオと新天地へ。だが、結局彼とも別れるはめに。祖母が亡くなり、葬式で一同が会した。両親は仲直りし、妹は再婚、兄夫婦は子供ができてやり直すという。そしてグウィンはセラピーに通い、「結婚もマイアミも似ている。ホットで危険だけど、本当にひどかったらこんなにもてはやされない」と語った。

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