微笑みをもう一度

劇場公開日:

解説

幸せ一杯の日々から突如夫の浮気という挫折を味わい、故郷で人生を見つめ直すヒロインの姿を描くハートフル・ロマン。「あなたが寝てる間に…」「スピード2」のサンドラ・ブロックが製作総指揮をつとめ、スティーヴ・ロジャースのオリジナル脚本を監督に「ため息つかせて」のフォレスト・ウィテイカーを迎えて映画化。製作は「素晴らしき日」のリンダ・オブストで、共同製作総指揮も同作のメリー・マクラグレン。撮影は「あなたに降る夢」のカレブ・デシャネル。音楽は「狼たちの街」のデイヴ・グルーシン。美術は「フォーリング・ダウン」のラリー・フルトン。編集は「ため息つかせて」のリチャード・チュウ。衣裳は「素晴らしき日」のスージー・デサント。共演は「コピーキャット」のハリー・コニック・Jr.、「ミルドレッド」のジーナ・ローランズ、「素晴らしき日」のメイ・ホイットマン、「復讐の処刑コップ」『バッド・ムーン』(V)のマイケル・パレほか。「ライアー」のロザンナ・アークェットが特別出演。

1998年製作/112分/アメリカ
原題または英題:Hope Floats
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:1999年3月13日

ストーリー

バーディ(サンドラ・ブロック)はテレビの視聴者参加番組で親友のコニー(ロザンナ・アークェット)から夫ビル(マイケル・パレ)との不倫を告白され大ショック。高校時代は“学園の女王”、ハンサムなクォーターバックだったビルと結婚し、ひとり娘のバニース(メイ・ホイットマン)にも恵まれた幸せ一杯の日々は崩壊した。バニースを連れて故郷テキサスの小さな田舎町スミスヴィルに戻ったバーディだが、毛皮狂の母親ラモーナ(ジーナ・ローランズ)ともしっくりいかず、里帰りした元“学園の女王”に向ける好奇の目も耐えがたく、娘も父親に会いたいとすねたりと散々で、落ち込むばかり。ラモーナが気をきかせて呼んだ同級生ジャスティン(ハリー・コニック・Jr.)もうっとうしかったが、かつての憧れの人への一途な思いを隠さない彼に気持ちがほだされていく。そんな矢先、ラモーナは発作を起こして世を去る。葬式にやってきたビルは離婚を切り出し、バニースも置いて去ってしまう。抱きあってなぐさめあう母と娘。翌朝。ラモーナが飼っていた鴨に餌をやるバーディを見つめるジャスティン。ジャスティンはバーディを抱き上げ、彼女はようやく新生活へと踏み出すのだった。

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映画レビュー

4.5サンドラ・ブロックが惚れ込んだ脚本と説得力のある演技を堪能

2024年9月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

Disney+にて
オリジナル音声&字幕
に設定して視聴しました。

夫のビル(マイケル・バレ)に裏切られたバーディ(サンドラ・ブロック)は、娘バニース(メイ・ホイットマン)を連れてシカゴから故郷へ、母ラモーナ(ジーナ・ローランズ)と甥トラヴィス(キャメロン・フィンレイ)が住むテキサスの小さな町スミスヴィルに戻ってきます。

高いところから落ちるとダメージは大きいものです。
娘バニースの学校でのイジメのエピソードも目が離せません。
素朴で奥手なジャスティン(ハリー・コニック・ジュニア)とのロマンティックなシーンも印象的です。

今作で初めて母親役を演じたサンドラ・ブロックが、長編としては初めての製作総指揮も務めています。
俳優でもあるフォレスト・ウィティカー監督により、脇役も含めキャストの魅力が引き出されていて良かったです。

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Don-chan

4.0To Make You Feel My Love

2022年8月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

サンドラ・ブロック主演の
ハートフルロマン

共演は、「インデペンデンス・デイ」
「イルカと少年」のハリー・コニック・Jr

テレビ番組で
夫ビル(マイケル・パレ)と
親友の浮気を聞かされ
傷ついたバーディ(サンドラ)は
幼い娘のバニースを連れて
テキサスの実家に戻る

母親ラモーナや、父親
そして、
高校の同級生だった
ジャスティン(ハリー)に再会し
徐々に 自分を取り戻してゆく

それにしても、
海外のリアリティ番組が
あまりにも酷すぎて、ないわ・・(;・∀・)

故郷に戻るが
田舎町に住む友人達から
何かと 騒がれ 噂話されたり
娘は学校の友達から
嫌がらせ受けたりと
切なくなるシーンも・・・。

おばあちゃんが亡くなり
教会で パパを見つけたバニース
喜んだのもつかの間
ビルが、バーディに別れを告げて
出て行こうとする

その、パパと一緒に行くと
小さな荷物を持って
車に乗ろうとするバニースに
「一緒には住めない」と
泣き叫ぶ娘を残して
去ってしまうビルに

「サイテー」と
パンチを浴びせたい
気持ちになりました。

自信を失くし
落ち込むバーディを
いつでも、そっと見守っている
カウボーイハットの
ジャスティンが優しくて
ハッピーエンドで良かったです。

ラストで、バーディが
母親のラモーナから聞いた言葉を
言うのですが

”いつでも本当の自分を見失わないで
希望を持ち続ける事”

それが、幸せの秘訣だと・・
母親の愛はパワーですね。

カントリーな
映画音楽もステキで
特に、ボブ・ディランの名曲

“Make You Feel My Love”を

Trevor LoughreyのCoverで

”To Make You Feel My Love”
聴けて良かったです。

この曲は、アデルや
ビリー・ジョエルのCoverも人気ですね。
そして、
池井戸潤原作映画
『七つの会議」の主題歌でもあります。

元気ハツラツな役処が多い
サンドラが傷心して
大泣きしたりする姿を
見ると 胸が痛くなりました。

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LaLa

4.0親子愛より郷土愛

2018年12月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 娘バニースが面白い。いや、母親も甥トラヴィスも旧友たちも面白い。しかし、何故か失意のどん底にあるはずのバーディに感情移入できない。不思議と彼女を立ち直らせようとする回りの人間に感情移入してしまうのだ。下手にバーディに感情移入してしまうと、全く笑えない映画となってしまって低評価になることでしょう。

 メインは親子愛というよりも郷土愛を感じてしまいました。まだ憧れの女性を想い続けるジャスティンの存在も良かった。この映画に対する評価が低い人は、冒頭の最低番組にムカついた人のようですが、番組と夫と親友を徹底的にひどい存在として扱ってるからこそストーリーが生きてくるのだと思いますよ。

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kossy