ポネット
劇場公開日 2020年6月27日
解説
フランスの名匠ジャック・ドワイヨンが、死んだ母の帰りを待ち続ける幼い少女のひたむきな姿を描き、主役ポネットを演じたビクトワール・ティビゾルが、4歳という史上最年少の年齢でベネチア国際映画祭主演女優賞を受賞したヒューマンドラマ。交通事故で母を亡くした4歳の少女ポネットは、突然の出来事にその事実を受け入れることができない。叔母の家に預けられ新たな生活が始まる中、ひたすら母の帰りを信じて祈り続ける。周囲の大人たちはそんなポネットに「死」の概念を教えようとするが、彼女はますます自分の世界に閉じこもっていく。1996年に製作され、日本では97年に初公開。Bunkamuraル・シネマで32週にわたってロングラン上映されるなど、ミニシアター映画として大ヒットを記録した。ポネットの母を「主婦マリーがしたこと」のマリー・トランティニャン、父を監督としても活躍するグザビエ・ボーボワが演じた。2020年6月、往年の名作を劇場公開する企画「the アートシアター Vol.3」でリバイバル公開。
1996年製作/97分/フランス
原題:Ponette
配給:アイ・ヴィー・シー
日本初公開:1997年11月15日
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2022年3月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
事故死した母親が戻ってくると信じ続けるポネットの姿に熱いものがこみ上げてきた。
最後にかなりリアルな姿の母親の霊が現れた時は、なんだこりゃと思ったが、あの展開でないとポネットが前を向くのは時間がかかっただろう。
2022年1月1日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ポネットの演技につきる。
ストーリー自体は感動するほどでは無いと思うがポネットの自然なありのままの演技に吸い寄せられる。
ママの死をどう言ったら理解してもらえるのか、こちらがかまってやりたくなってしまう。
ぐずったり奔放な行動に参ってしまうがかわいすぎるので許してしまい抱きしめてあげたくなる。
最近の映画と思ったらもう25年も前の映画。
今、ポネットはどんな人間になっているのだろう。
ポネットも4歳で演じたビクトワール・ティビゾルも・・・
幸せであって欲しい
2021年10月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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母の死、死ぬことの意味を理解できない4歳の少女
ポネットと、子供たちなりの死生観
4歳とは思えない子役ヴィクトワールの演技が凄い
この年頃の、キリスト教下の子供たちの
宗教がらみの考え方や感性が興味深かった
ラストは結局そうなるのね~(母親出さずに
どう「死」という観念をわからせるのか
知りたかったけれど)と思った
幽霊の母親が、半透明とかでない、
ファンタジーしていないあたりが
フランス映画らしい
(生身のおばさんが画面の端からそそくさと
出てきたのにはちょっと笑った)
女の子たちの「独身」をめぐる会話とか
恋愛ごっこ遊びとか、ませていると同時に
少し残酷な感じも子供らしいリアリティーが
あった
ポネットが頑ななのと、子供の世界の話が
大半なので後半少し飽きたけれど
子役は演技が上手いし、フランスらしさが
よく出ていて面白い映画だと思いました
2021年10月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
4歳のポネットは交通事故で母を失い、恋しくてたまらない。
父や周りの人は「死」をわからせようと苦労するのだが・・・。
これだけの演技をよくぞ引き出したものだ。
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