僕と一緒に幾日か
劇場公開日:1989年11月3日
解説
ある男女の愛の行方をめぐる人々の心模様を描く。ジャン・フランソワ・ジョスランの同名小説の映画化で、エグゼキュティヴ・プロデューサーはジェラール・ゴルティエ、製作はマルク・ヴァドゥとエリック・ユベール、監督・脚本は「ギャルソン」のクロード・ソーテ、共同脚本はジェーローム・トネールとジャック・フィスキ、撮影はジャン・フランソワ・ロバン、音楽はフィリップ・サルドが担当。出演はダニエル・オートゥイユ、サンドリーヌ・ボネールほか。
1988年製作/フランス
原題または英題:Quelques Jours Avec Moi
配給:アルシネテラン
劇場公開日:1989年11月3日
ストーリー
マルシャル(ダニエル・オートゥイユ)は、療養所を退院するが、相変らず全てに無関心、無感動で、母(ダニエル・ダリュー)の経営するフランス有数のスーパー・マーケット・チェーンの仕事にも興味がなく、妻リューシー(エリザ・セリヴィエ)と愛人ポール(グザヴィエ・サンマカリー)の関係は公認の秘密になっていた。とりあえず彼は社会復帰として、5都市のチェーン支店を回って帳簿視察の出張に出ることになった。しかし最初の街リモージェの支店長フォンフラン(ジャン・ピエール・マリエル)の不審な行動が気になった彼は一計をめぐらせ、町の名士、知事官房長マイヨット夫妻(フィリップ・ローデンバック、タニヤ・ロペール)を招いたパーティーを開いているフォンフラン家を訪れ、一同を戸惑わせるが、マルシャルは学生時代の同級生でもあるフォンフラン夫人(ドミニク・ラヴァナン)の妹レジーヌ(テレーズ・リオタール)の勧めで一夜の宿を得、同時に当家の給士フランシーヌ(サンドリーヌ・ボネール)に心魅かれていた。そして翌朝同市にアパートを借り、スーパー経営の陣頭指揮をとるようになったマルシャルは、次第にフランシーヌとの愛も育んでゆく。しかしフォンフランに対する信頼を回復し、パリに戻ったマルシャルは、次第にフランシーヌと疎遠になってゆき、次にリモージュを訪ねた時、彼女は時の乱暴者ロッキー(ジェラール・イスマエル)の恋人になっていた。そして、彼はフランシーヌをめぐって、ロッキーと彼女の昔の恋人フェルナン(ヴァンサン・ランドン)の恋のさやあてに巻き込まれる。独善的なロッキーに次第に嫌気を募らせるフランシーヌは、つにいある夜ロッキーともみあい、その現場に居あわせたフェルナンが彼を刺殺してしまう。事の次第を知ったマルシャルは、自ら犯人としてフェルナンの身代わりになることを決意する。そしてそれはフランシーヌとの新たな愛の第一歩でもあった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- クロード・ソーテ
- 脚本
- クロード・ソーテ
- ジェローム・トネール
- ジャック・フィスキ
- 原作
- ジャン=フランソワ・ジョスラン
- 製作総指揮
- ジェラール・ゴルティエ
- 製作
- マルク・バドゥ
- エリック・ユベール
- 撮影
- ジャン=フランソワ・ロバン
- 音楽
- フィリップ・サルド
- 編集
- ジャクリーヌ・ティエド
- 字幕
- 関美冬