ベンジー(1975)

劇場公開日:

解説

誇り高い野良犬ベンジーと仲良し兄妹の心あたたまる交流を描く。製作・監督・脚本はジョー・キャンプ、撮影はドン・レディ、調教師はフランク・イン、音楽はユーエル・ボックスが各々担当。出演はシンシア・スミス、アレン・フィザット、ピーター・ブレック、パッシー・ギャレットなど。

1975年製作/アメリカ
原題:Benji
配給:日本ヘラルド
劇場公開日:1976年7月10日

ストーリー

野良犬ベンジーは、街はずれの荒れ放題の空き家に住みつき、独り気ままな生活を送っていた。彼の日常は規則正しい日課で終始していた。まず、街の中を抜けて遠路はるばるチャプマン家にいき、幼い兄妹のポール(アレン・フィザット)とシンディ(シンシア・スミス)、やさしい家政婦のメアリー(パッシー・ギャレット)に朝食をごちそうになる。次はチャプマン家の隣家の白ネコをからかう。それから公園の方へ向かうといつも黒人の警官タトルがポップコーンを手に持って待っていた。次によるのは、ビルというおじいさんが経営するコーヒーショップだ。彼は開店するまでの間いつも表に椅子を出してうたたねしている。そこへベンジーがやってきて彼を起こしてやるのだ。そうすると、ビルはほうびとして骨をくれる。そんなある日、ベンジーがいつものように公園にいくとそこには先客がいた。マルチーズの可愛いメス犬で、たちまち2匹は仲良くなりベンジーと同居するようになった。メアリーやポール、シンディに彼女を紹介すると、メアリーはティファニーと名付けてくれた。楽しい日々が続いたが、ある日突然大事件に巻き込まれた。日頃からベンジーのことを可愛がってくれるあのポールとシンディが誘拐されたのだ。しかも誘拐犯はベンジーの空き家に2人を監禁したのだ。ベンジーはこのことを知らせようとチャプマン家に走った。チャプマン家では既に警察も馳けつけて、みんなが頭をかかえていた。ベンジーは奥の部屋まで入ってさかんにアピールするのだが、誰一人としてベンジーの気持を理解してくれようとはしなかった。仕方なく警察にいってタトルを捜すが会えず、ビルおじいさんも駄目だった。ふっとベンジーの頭に名案がひらめいた。部屋に捨ててあった書きかけの脅迫状を盗んでチャプマン(ピーター・ブレック)に見せればいいのだ。今度はうまくいった。チャプマン家につめていた刑事やメアリー、チャプマン氏がベンジーのあとを追った。こうして事件は無事落着、かねてからのシンディやポールの希望通り、ベンジーとティファニーはチャプマン家にかわれることになった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第47回 アカデミー賞(1975年)

ノミネート

主題歌賞
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