ベルリンブルース
劇場公開日:1986年10月4日
解説
ベルリンにあるハンバーガー・ショップ“バーガー・クィーン”に集まる世をはみ出したアメリカ人たちをドキュメンタリー・タッチで捉える。製作・監督・脚本は「タリー・ブラウン、ニューヨーク」のローザ・フォン・ブラウンハイム、撮影はシュテファン・ケスター、音楽はホルガー・ミュンシァーとアレクサンダー・クロート、美術はインゲ・スティボルスキーが担当。出演はアンジー・スターダスト、ジェーン・カウンティなど。16ミリ。
1983年製作/91分/西ドイツ
原題または英題:Stadt der Verlorenen Seelen Berlin Blues
配給:ユーロスペース
劇場公開日:1986年10月4日
ストーリー
ベルリンにある猥雑なハンバーガー・ショップ“バーガー・クィーン”。ニューヨーク・ハーレム出身のダンサーであり、トランスベイター(性転換者)のアンジー・スターダスト(本人)が経営するこの店には、似たように社会をはみ出したアメリカ人たちがいつもたむろしている。ライラ(ジェーン・カウンティ)は売春街に勤めていたが、いまやベルリンでパンク・スターとして成功しており、今日も“バーガー・クィーン・ブルース”を調子よく歌っている。ジュディス(ジュディス・フレックス)と、パートナーのトロン(トロン・フォン・ハリウッド)は、官能的な空中ブランコ・ショーで観客を魅了する。彼らはアンジーの経営する“スターダスト・ペンション”に棲むことになった。黒人ダンサーのゲイリー(ゲイリー・ミラー)は、魔術や妖術に凝り出し、遂には自分の部屋に火をつける始末。トランスベイダーのタラ(タラ・オハラ)は、エネルギッシュなストリッパー。夜ごと違う男を部屋につれ込み、同居人のロレッタ(ロレーヌ・ムトケ)を困らせる。“バーガー・クィーン”の店員ヨアキン(ヨアキン・ラ・ハバナ)は、ショービジネスのスターをめざす両性具有者(アンドロギュヌス)だった。こうしてベルリンの夜の“バーガー・クィーン”は、絶えず狂騒と異様な活気に満ちて様ざまな人間たちが息づくのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ローザ・フォン・ブラウンハイム
- 脚本
- ローザ・フォン・ブラウンハイム
- 製作
- ローザ・フォン・ブラウンハイム
- 撮影
- シュテファン・ケスター
- アシスタント
- ウォルフガング・ピルグリム
- 美術
- インゲ・スティボルスキー
- 音楽
- ホルガー・ミュンシァー
- アレクサンダー・クロート
- 字幕
- 堀越謙三
-
Angieアンジー・スターダスト
-
Lyraジェーン・カウンティ
-
Judithジュディス・フレックス
-
Tronトロン・フォン・ハリウッド
-
Lorettaロレーヌ・ムトケ
-
Garyゲイリー・ミラー
-
Joaquinヨアキン・ラ・ハバナ
-
Taraタラ・オハラ