プロムナイト(1980)

劇場公開日:

解説

年に一度の学園の祭典の日“プロム”の夜が、一転して連続殺人の恐怖のうずにまき込まれるという恐怖映画。製作はピーター・シンプソン、監督は“Blood and Guts”(78)のポール・リンチ、脚本は「チェンジリング」のウィリアム・グレイ、撮影はロバート・ニュウ、音楽はカール・ジトレーとポール・ザザが各々担当。出演はジェイミー・リー・カーティス、レスリー・ニールセン、ケイシー・スティーヴンス、エディ・ベントン、マイケル・タフ、メリーベス・ルービンズ、ジョイ・トンプソンなど。

1980年製作/カナダ
原題または英題:Prom Night
配給:松竹=富士映画
劇場公開日:1981年10月17日

ストーリー

アメリカ、ウェスト・コーストのとある町。サンダー・ハミルトン・ハイスクールでは、今夜、年に一度の祭り“プロム”が開催される。ひとつの学年が終わり休みに入る前に催されるこのダンスパーティでは、学校一の人気カップルが“プロムのキングとクィーン”として選出され、表彰式が行なわれる。今年は、学園長ハモンド(レスリー・ニールセン)の娘キム(ジャイミー・リー・カーティス)とボーイフレンドのニック(ケイシー・スティーヴンス)が、すでに今年の“キングとクィーン”として表彰されることになっていた。キムにはアレックス(マイケル・タフ)という弟がいたが、実はアレックスとは双子にあたるロビンという妹がいた。彼女は6年前、古い学校の跡で惨殺死体となって発見されたのだった。この事件は精神異常者による犯行として落着していた。ハミルトン・ハイスクールの生徒たちは、皆今夜のことで頭がいっぱいで、美貌に自信のあるウェンディ(エディ・ベントン)などは、ニックをとられたことであからさまにキムに嫉妬の目を何けた。昼休みにキムと海岸を散歩していたニックは、彼女にあることを打ち明けようとしていた。それは6年前のロビンの事件の真相だ。あの時、廃校舎でニックとウェンディとケリー(メリーベス・ルービンズ)とジュード(ジョイ・トンプソン)は、“殺人鬼ごっこ”をしており、そこに来た年下のロビンを脅し、逃げそこなったロビンは誤って、三階の壊れた窓から転落してしまったのだ。そのことを4人は協力しあって秘密にしていた……。その頃、学校では、無気味な出来事が生じていた。化粧室の鏡が割れ、ケリーのロッカーからは不可解な写真が発見された。日が暮れ、いよいよ“プロム”の夜が近づいた。体育館は美しく装飾され、ディスコ・ミュージックが鳴り響いていた。その頃、まず更衣室にいたケリーが何者かに殺された。そしていよいよ表彰式を告げるファンファーレとともに照明がついた時、舞台上には、恐しい光景があらわにされた。キングの王冠をかぶった生首が転がり出たのだ。犯人は実はロビンと双児のアレックだった。ロビンを死に追いやった四人の生徒たちに復讐の牙を向けて、次々に殺人を実行していたのだった。

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映画レビュー

3.5ジェイミー・リー・カーティス

2023年1月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

80sスラッシャーです。 2008年のリメイク作は『X エックス』のブリタニー・スノウ主演ですが、 コッチのオリジナル版は『ハロウィン』のジェイミー・リー・カーティス主演。 高校が舞台で、プロムの話で、すごく『キャリー』っぽさを感じた。 アメリカ文化が好きで、アメリカの高校生活に憧れもあり、けっこう楽しめました。 シリーズが4作あるそうですが、つながっていないそう。 この1しか観ておりません。 でも、アメリカの高校生にとってプロムって重要なのね(笑)

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RAIN DOG

3.0当時の世相を感じさせるサスペンスホラー!

2021年1月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

’80年代の世相を感じさせるようなサスペンスタッチのホラー! 当時のSFX(?)を駆使しては終盤に見られる首チョンパのシーンが斬新であったのであろうが・・・・・!? 現代のホラー映画のような視覚的嫌悪感を感じさせるようなシーンは少なく、むしろサスペンスに近い作品に思われる。2008年にリメイクされているようなので、そちらの作品については未見であるが、このテーストだと結構楽しめるのではないかなと!? ジェイミー・リー・カーチスのどうにも老けた感の強い高校生役も意外と作品の中では嵌っていると思うのだが・・・・・・

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ナオック

3.0絶叫クイーンのジェイミー・リー・カーティス!ジャネット・リーのDNAを受け継いだ真のクイーンだ!

2020年10月27日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 最も怖いのが序盤、廃校でシリアル・キラーごっこをする子どもたちであろう。言ってみれば単なる“かくれんぼ”だったのだが、一人の子を集中的に「キラーが来る!」と怖がらせるイジメみたいなものだった。ついかくれんぼに遭遇してしまったロビン・ハモンドは、怯えて後ずさりしながら窓から落ちて死んでしまうのだ。いじめていたウェンディ、ジュード、ケリー、ニックの4人はこの事件に関わってないことにして、彼らだけの秘密にしていたが・・・  6年後、彼らは高校3年生となっていて、プロムのキング&クイーンにはニック、そして亡きロビンの姉キム(カーティス)が選ばた。ニックだけはロビンのことを打ち明けようとしていたが、他の3人の女の子たちはすっかり忘れてしまったようだった。プロムに男の子と参加するためにウキウキ気分。  高校の校長はレスリー・ニールセンが演じている。彼はロビンの父親でもあり、末っ子アレックスも高校に通っている。ニールセンはどうしても『裸の銃を持つ男』のイメージが強くて、6年前の被害者の父親、校長でもあるのに、コメディを予感してしまう。が、何も起きない。  『スクリーム』('96)でも取り上げられた今作。生き残るためには「セックスはするな」「酒・ドラッグは厳禁」といった教訓をことごとく破って、ケリー、ジュード、ウェンディその他が殺されていく。ウェンディなんて横恋慕はするし、わざわざひと気のない方向へ逃げていってるし、この映画によってホラーの王道が作られた感じもする。  どちらかというとホラー映画というより、サスペンスといった雰囲気で、犯人当てクイズみたいな趣きもあった。わけわからなくする登場人物として、6年前の事件後に犯人と目されていた男が全身やけどを負い精神病院に入院中だったのに逃亡して、看護師一人を殺している。それがその廃校で起こったためか、刑事(ニックの父親)が「高校を中心に捜査しろ」などとバカなことを言う。まぁ、彼の直感は当たってたけど・・・ミスリードがちょっと弱い。  ホラー、スプラッター感が出てきたのは最後に殺された人のシーンのみ!それまでは殺人の直接描写もなく、まじで推理モノだった。黒覆面の男。復讐するにしても犯人は二人に絞られてくるし、ちょっとラストは可哀そうにも思える。犯人を知りたい方、『スクリーム』の元ネタを知りたい方はどうぞ、ご鑑賞ください。

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kossy

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