プロジェクトAのレビュー・感想・評価
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受ける側の脇役キャストのリアクション、やられっぶりが素晴らしいですね。
新文芸坐さんでの「祝!誕生70年・主演50周年ジャッキー・チェン メモリアル映画祭」
企画上映(2024年10月26日(土)~30日(水))で『プロジェクトA』(1983)を久々にスクリーンで鑑賞。
『プロジェクトA』(1983)
様々なジャッキー・チェン出演映画ランキングで1位に輝く代表作。
公開当時もジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウの豪華揃い踏みの特別感もありましたが、ジャッキー・チェンが歌う主題歌「東方的威風」の世間的認知度も大きいでしょう。歌詞の内容は全くわかりませんが、当日の小学生はなんとなく真似て歌っておりました。改めて音楽って大事ですね。
アクションコメディとして路地裏の自転車バトル、時計台からの落下などの代表的なキレのあるアクション、今までのカンフー映画になかったスケール感、センスと間が良いコメディシーンなど抜群なんですが、この歳になって見直すと、プロレス同様、主役の攻めのアクションだけなく、それを受ける側の脇役キャストのリアクション、やられっぶりが素晴らしいですね。
本作でも主役3人の攻撃をたった1人で受けきった海賊のボス(演:ディック・ウェイ)は白眉。
まさにチームワークの賜物、総合芸術ですね。
『エクスペンダブルズ』シリーズにジャッキー・チェンも出演して欲しいと夢想してましたが、ジャッキーのアクションにきちんと受けれる敵役をキャスティングしないとジャッキーの魅力は半減でしたね。
因みに、本日は本編終了後、マギー・チャン、カリーナ・ラウほか数々の香港映画ヒロインの声を演じた佐々木るん氏、ジャッキーちゃん氏のトークショーがありましたが、石丸博也氏のアフレコ現場でのお話や、キャスティングの際に顎のラインや頬骨の形が本人に似ているかなど貴重な話もうかがえて満足でした。
カンフー映画の傑作
コメディタッチのカンフーアクションが面白い。スタントを使わないジャッキー・チェンの演技も素晴らしかった。あと、いろいろなアクションシーン、特に個人的には狭い路地裏を自転車で逃げ回るところが気に入った。
楽しかったです
陸警と海警の対立はどうなったとか私は気にしません。 いじめられた事のわだかまりはどうなったとかそんなことは同でもいいです。 「あれ、 こいつ誰だったっけ?」 さえも大目にみましょう。とにかくどのシーンもが面白くて 最後まで楽しかった。 ラーメン屋の2階で ジャッキーとユン ピョンが協力して戦うシーンが アクションの連携が決まっていて 特に見事だと思った。それは短いシーンだったけどね。
みんなが ポリスストーリーが一番いいって言ってるから私も書く。 一番好きなのは レッドブロンクスで次がポリスストーリー。で、スパルタン X 、酔拳、 酔拳2、 これっ・・・て感じかな
今は懐かしい香港映画
主人公(ジャッキー・チェン)は海上警察だが、陸上警察とは仲が悪かった。
海賊が暴れまわり、手がつけられなくなる。
路地のアクションや掲揚ポールと時計台など、信じられないアクションを展開、ラストのメイキングも含めて、ジャッキーの定番となった。
A計劃
私の小学校の頃の憧れはジャッキー・チェンでした‼️「ポリスストーリー3」までの作品はすべて何度も繰り返し繰り返し観ました。以前ジャッキーはインタビューで、まずアクションシーンから映画を考えると言っていました。そのせいか、大人になってからジャッキーの作品を見返してみると、アクションは凄いんだけどストーリーがお粗末、みたいな作品がほとんど。でもその中でこの「プロジェクトA」と「ポリス・ストーリー/香港国際警察」の2本だけは、アクションの凄まじさが全てを超越している傑作なのです。酒場での大乱闘、クラブでの大捕物、自転車チェイス、時計台からの落下、海賊のアジトでの決戦まで、サモハン、ユンピョウを加えたゴールデントリオによる素晴らしいアクションシーンの数々。常に外国映画を勉強している監督ジャッキーによるテンポの良い演出。全編にわたってジャッキーの笑顔があふれ、有名な主題歌が流れる‼️言う事ありません‼️
ジャッキー・チェン映画の最高傑作!
俺はジャッキー・チェン映画初体験が本作でした。
俺の友達がジャッキー・チェンの大ファンで、付き合いで
今は無き日比谷の有楽座という巨大映画館に、初日に観た。
え?こんなに面白いの!?なんで今まで観て来なかったのだろう!
と、後悔する程ハマってしまったのだった!
とにかく最初から最後まで飽きさせない、
徹底したエンターティーメント!
そして身体を張ったアクション・シーンの数々!
俺の心を鷲掴みにした!
その日に続けて2回観ました!
それから頭の中はジャッキー・チェンでいっぱい!
「プロジェクトA」のビデオを30分600円の違法ダビング
(そういう店が結構あった)をして、毎日鑑賞!出演作品全て鑑賞!
勿論、俺の中ではジャッキー・チェン映画のNo.1ですが、
ジャッキー・チェン自身は「ポリス・ストーリー/香港国際警察」
が一番のお気に入りだそうです。意外!
えっ!『プロA』が製作香港のオールタイムベスト!?
何故、此処迄評価が高いのか理解に苦しむ!?
『モンキーシリーズ』のカンフーモノから観て居た当方に取っては、映画館離れの切っ掛けとなった作品!アクション主体より、ストーリー主体となった転期作!?
目玉扱いされている「時計台落ち」も・・・、同じ落下アクションなら自ら跳ぶ「ポリス・ストーリー」の方がムネアツ!
ジャッキーがゴールデンハーベスト社に移籍になって仕方なく嘉禾三寶で撮ったが、先輩サモ・ハンが出しゃばって、実は半分以上はサモの演出!
実は最新で届いたのが、英「EUREKA」盤の『A/AⅡ』のセットなので、じっくり再検証したい!
何回も何回も見た。何回見ても凄い。
何回も何回も見た。何回見ても凄い。ただし、でかい画面で見た事が無い。ちょうど、レンタルビデオが流行りだした頃だったので、借りて見ていた。80年代はほぼ全て香港映画と言っても過言ではない。ブルース・リーの暗さの反動があったのだと思う。ブルース・リーの好きな今は亡き従兄弟が、ジャッキー・チェンをよくディスっていた。
【ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウのゴールデントライアングルカンフー映画。俳優達が身体を張って何度もアクションに臨むシーンを見ると、敬服せざるを得ない作品でもある。】
- 従来のカンフー映画を洗練した形にし、大ヒットに結び付けた、レイモンド・チョウの手腕。
時計台からの落下や自転車チェイスなど、ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウと言う、当時の三大スターの、渾身のスタントがめじろ押しの作品。
特に、ジャッキー・チェンの時計台落下の命懸けのアクションには、度肝を抜かれた作品。
爆薬の量も”大丈夫かい?”と思う程の迫力である。ー
◆感想
・今作で常に語られるのは、ジャッキ―・チェンの時計台からの落下アクションであるが、(今、観ても凄い。)コミカル要素を基調にした破綻なき、ストーリー展開が今作の面白さを支えている。
・海上警察のリーダーである、ドラゴン(ジャッキ―・チェン)と陸上警察のリーダーであるジャガー(ユン・ピョウ)-役名と本名の関係性、ソノママジャナイ!-との、確執を越えて、英国人を人質にした海賊との対決シーン。
・そこに、泥棒であるフェイ(サモ・ハン・キンポー)が加わる事で、今作の面白さは倍加する。
<40歳以上の、カンフー映画好きであれば、殆どの方が数回は鑑賞されたと思う作品であるので、細かくは書かないが、今作「プロジェクトA」は、香港カンフー映画を(当時)国際的に、認知させヒットを記録した記念碑的作品である。
エンドロールで流れるNG集でも描かれているが、俳優さん達が、身体を張って(ジャッキー・チェンの場合、正に命懸けである。)何度も何度もアクションに臨むシーンを見ると、敬服せざるを得ない作品なのである。>
お気楽なアクション映画のはずだった しかし、ひさびさに観ると色々考えこんでしまう映画になってしまっていた
アクション映画の金字塔
こんな映像は、もはや香港でも撮れないだろう
超絶的なアクションシーンの連続だ
コロナ禍の鬱屈もいつ果てるともなく続いている
東京オリンピック開催に向けての騒動のグダグダが毎日連続してもう本当に嫌気がさしてしまう
そんな中、本作を観ればその間だけでもスカっとすること間違いなし!
そんなお気楽な気分でこの香港産の世界的名作アクション映画を観るはずだった
しかし、ひさびさに観ると色々考えこんでしまう映画になってしまっていたのだ
本作は1983年の年末に香港公開
日本では翌1984年2月の公開
その1984年の12月に香港返還は決まったのだ
本作公開のちょうど1年後のことだったのだ
香港は1842年の第1次阿片戦争で英国に割譲され、1898年にはその領域が拡大され99年間の租借が決まった
だから返還決定はその99年が過ぎようとしていたのだから当然のことだ
本作の時代は1900年頃のようだ
だから香港が割譲されて60年がすぎ、さらに拡大された領域も99年間の英国の租借が始まってしばらくした頃が本作の設定年代になる
だからその辺りの海賊退治が物語になるわけだ
本作には英国領香港の英国人総督が登場する
陸上の警察も海上警察も英国風の制服で司令官はこの英国人総督の配下になる
中国の視点で観ればどうか?
もちろん面白い訳がない
自国の領土が他国に掠めとられて、他国の人間に現地警察が忠誠を誓っている物語なのだ
だから中国からすれば、香港の返還は当然のことだ
本作を観れば香港の「回収」は急がねばならない、やり遂げなければならないことだと考えてしまう映画なのだろう
本作公開から14年後の1997年7月
香港は約束通り中国に返還された
しかし守られず反古にされた約束もあったのだ
それは何か?
返還にあたっての交渉において、中国は2047年までの50年間は一国二制度を維持すると約束していたのだ
つまり香港の民主的な自治制度は2021年の時点でも、あと26年は維持されるはずだった
その約束が今年破られてしまったのだ
香港返還から24年
本作の公開からならば38年
2021年、香港で何があったのか
そのことは報道で世界中の誰もが知ることだ
もともとは一つの国、自国民のことだ
中国からすればそんな約束など守る必要など無いと言うことだろう
現によその国があれこれ偉そうなことを言うなという主張をしている
しかし香港の住民達がなぜあのように必死で自由と民主主義の維持を求めていたのか?
なぜ中国は執拗に香港の自由と民主主義を消し去ろうとしていたのか?
そこを考えてしまうのだ
東洋の盟主と自ら認ずる誇り高い中国が、自国の領土と国民を西洋人の支配下に180年も置かれ続けたその屈辱は彼らからすれば耐え難いものだったことは日本人でも容易に想像できる
しかし自由と民主主義は別の話だ
本当は大陸全土の中国人民14億人が求めているものなのではないのか?
1989年6月4日のあの日、天安門に集まった数千人の人々はそれを真剣に求めていたではないか
それが人類の文明の進歩の自然な姿ではないのか?
中国もまた然り
50年もすれば共産主義の中国でも自由と民主主義の国に変わっていると英国も香港の人々も、世界中が勝手にそう思い込んでいたのだ
自明のことだと信じ込んでいたのだ
しかし中国が香港にしたことは、自由と民主主義を否定して旧来の中国の価値観に引き戻して塗りつぶそうとしていることだ
天安門では自由と民主主義を求めた数千人の人々は、中国共産党の指令で虐殺されてしまったのだ
いま香港に起こっていることはそれだ
血が流れていないだけで、自国と民主主義は虐殺されているのだ
それでは中国も香港も本作の劇中の海賊のアジトになってしまう
あの海賊の島の牢獄は香港の民主主義活動家が閉じ込められていた監獄となにも変わらない
だから香港の人々はあれほど抵抗したのだ
しかしもはや遅い
香港は「回収」されてしまったのだ
もはや、こんなお気楽なアクション映画も撮られる事もないだろう
単にジャッキー・チェン達のようなアクションの天才達の後継者がいるいないとかの話ではない
自由な精神がなければ、文化も芸術も娯楽も生気を失ってしまうのだ
こんな自由な映画はもう香港では撮れないのだ
香港へのプロジェクトAは間に合わなかったのだ
コミカルな演技が可愛い作品
ジャッキーチェンといえばコレな作品。有名作だけど初見でした。ストーリーは単純でそれほど面白いと思わないのですが、コミカルな動きと台詞回しが可愛かったです。ですがエンディングテーマと共に流れるビハインドシーンからアクションの壮絶さが伝わって、現代ほど安全管理も徹底していなさそうだし、よく生きてこれたな、、と尊敬します。
香港アクションの金字塔
いざという時に頼りになる男に弱いんだよな〜フェイ
アクションがもう本当に見応えあって、何度でも見れる
しかもアクションに苦戦してるように全く見えないのが凄い
話はどさくさでなんかよく分からんかったけど、みんながアチョアチョやってるの見てるだけで時間が風のように過ぎ去っていったからこの映画は本当に傑作だと思う
観てて楽しい気持ちになる映画に出会えると嬉しくなる
最高傑作(≧▽≦) 私の目覚まし映画・テーマソング。
「あきらめなければ方法は見つかるはず」
最強の海賊相手に、ないない尽くしの海賊討伐。
ドラゴン・大口達と、ジャガー・チー司令官と、フェイと、悪人の掛け合いで、話がどこへ行っちゃうのかと心配しつつも、最後の着地は王道の勧善懲悪物語。
とにかく、ラスボスが、ああいう形で決着つけるほど、とにかく強い、ほとんど怪獣退治レベルに見えてきて…。(怪獣なら何やってもいいわけじゃないけれど)
落ち込んだ時に、よっしゃぁと立ち上がる時に、心の中を駆け巡るのはこのテーマソング。
『ミッションインポッシブル』のテーマも心を駆け巡るけど、『MI』は緊急事態発生!!頑張れ自分!!!って感じだけど、『プロジェクトA』のテーマは、さあやるぞって感じかな?
コントのようなアクション・かけあい。その間合いの取り方。すべてが素晴らしい。
有名な時計塔からの落下はもちろん、それ以外のアクションだって、一歩間違えれば死ぬか、寝たきりになってしまってもおかしくないようなアクションが続く。
私には斬新だった自転車でのアクションにも目を奪われる。
だのに、どの場面もガハハハッと大笑い。
ラスボスは、ラスボスとはこうでなくちゃというほど、威厳があり、強い。
なのに、その彼でさえ、会話の中に取り込まれてコメディタッチを出してくる。
なんて脚本・演出。
当時盗作天国だった香港で、「A計画(プロジェクトA)」と暗号で呼ばれて制作されていた作品。その暗号がそのまま映画の題名になっちゃった映画。
そんな映画なので、現場でアイディア出しながら作っていったと聞く。
それなのに、このテンポ。このまとまり!この息の合わせ方!!!音楽の使い方も、今やったらべたなんだけれど、この映画ではウキウキさせてくれる。
ジャッキー氏の童顔+セーラー服。
ユン・ピョウ氏のニキビ面。
サモ・ハン・キンポー氏の身のこなし。
ディック・ウェイ氏の怪鳥のようなファイト(ジャッキー氏等がウェイ氏の胸を借りているよう)。
そんなところもツボです。
(初見は1984年3月映画館にて)
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