ブロードウェイ・バウンド

劇場公開日:

解説

1948年のアメリカ、ブライトン・ビーチを舞台に、作家としてブロードウェイでのデビューを夢見る兄弟と、その家族の姿を描く人間ドラマ。ブロードウェイのヒットメイカーで、アメリカの国民的コメディ作家、「あなたに恋のリフレイン」のニール・サイモンの半自伝的同名戯曲の映画化。監督は「トーチソング・トリロジー」のポール・ボガート、製作はテリー・ネルソン、エグゼクティヴ・プロデューサーはブロードウェイの舞台プロデューサーとして著名な「ローゼンクランツとギルテンスターンは死んだ」のマイケル・ブランドマンとエマニュエル・アゼンバーグ、脚本はサイモン自身が執筆、撮影はイシドア・マンコフスキー、音楽はデイヴィッド・シャイアーが担当。主演は、「トーチソング・トリロジー」のアン・バンクロフト、「コクーン」のヒューム・クローニン、「ブルースが聞こえる」のコリー・パーカー、「ウディ・アレンの重罪と軽罪」のジェリー・オーバック、「君がいた夏」のジョナサン・シルヴァーマン。

1991年製作/アメリカ
原題または英題:Broadway Bound
配給:東京テアトル
劇場公開日:1993年2月6日

ストーリー

1948年、ニューヨーク、ブルックリンのブライトンビーチ。ユジーン(コリー・パーカー)と兄のスタンリー(ジョナサン・シルヴァーマン)は、ブロードウェイに出て、コメディ作家になることを夢見ていた。母ケイト(アン・バンクロフト)と父ジャック(ジェリー・オーバック)と祖父ベン(ヒューム・クローニン)と家族5人で小さな家で暮らしているが、両親の仲は冷え、共産主義者の祖父と、母の妹で金持ちと結婚したブランチ(ミシェル・リー)は仲が悪い。そんな家族をヒントにしたコントがCBSラジオで流れることになり、観客に非常に受けていたにもかかわらず、家族の反応はいまひとつで、中でも父は、「一家の恥さらしだ」と激怒した。しばらくして父が家を出て、兄弟も作家としての仕事を手に入れ、ニューヨークへ出発することになった。ばらばらになった家族の、それぞれの新しい人生が始まろうとしていた。

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