「不良少女モニカ」を配信している動画配信サービス(VOD)
「不良少女モニカ」の動画配信サービス(VOD)・視聴方法をまとめてチェック!

自宅で、旅先で、移動中に…、
見放題やレンタルなどサブスクで「不良少女モニカ」を楽しむ方法をまとめて紹介します!
「不良少女モニカ」の配信サービス一覧
配信サービス | 配信状況 | 料金 | |
---|---|---|---|
| 見放題 | 月額600円(税込)~ | 今すぐ見る |
「不良少女モニカ」の配信サービス詳細
おすすめポイント
Prime Videoで幅広い種類の映画、TV番組、ライブTV、スポーツを今すぐ視聴。いつでも、どのデバイスでも、高品質なコンテンツをストリーミング再生。
配信形態
見放題 / レンタル / 購入
無料期間
30日間
月額料金
月額プラン600円(税込)/年間プラン5,900円(税込)※広告フリー月額390円
ダウンロード可否
可能
複数端末同時視聴
可能
※会員特典対象動画を同時に3本までストリーミング再生可能/同じ動画は一度に2台までの端末でストリーミング再生可能
特典
(ポイント付与等)
Prime会員となり、無料のお急ぎ便で購入したり、100万曲以上の音楽が揃っているPrime Musicへのアクセス、容量無制限のAmazon Photosも利用できる
支払い方法
クレジットカード(Visa/Mastercard/JCB/American Express/Diners)、携帯決済(docomo/au/SoftBank)、あと払い (ペイディ)、PayPay(ペイペイ)、Amazonギフトカード、パートナーポイントプログラム(JCBのOki Dokiポイント)
映画作品数
20,300本以上
ドラマ作品数
3,200本以上
アニメ作品数
1,200本以上
※2025年5月時点の情報です。最新情報は各社サイトにてご確認ください。
作品紹介

解説
「愛欲の港」のイングマール・ベルイマンが脚色・監督にあたったスウェーデンの青春映画一九五三年作品。原作はペル・アンデルス・フォゲルストレームの小説で、撮影はグンナール・フィッシャー(「愛欲の港」)、作曲はエリク・ノルドグレン。主演は新人のハリエット・アンデルソンとラルス・エクボルイで、ジョン・ハリソン、ダグマー・エベッセン、オーケ・フリーデルが助演。
あらすじ
春のストックホルム。下町の瀬戸物店で配達係をしている青年ハリイ(ラルス・エクボルイ)は、モニカ(ハリエット・アンデルソン)という十七歳の少女と知り合った。彼女は家庭的にめぐまれず、いつか不良の世界に足をつっこんで、奔放な生活をおくっていた。しかし彼女も少女らしい青春の夢を抱いており、純真なハリイのような男こそ、その夢をみたしてくれるものと信じた。一方、ハリイは父と二人暮しで、瀬戸物店では同僚の大人たちに冷く扱われ、弧独な日々をおくっていた。だからモニカとの仲は急速に接近して行った。モニカはある夜、酔って帰った父と口論して家をとび出し、ハリイの許に走った。ハリイは自分も家をとび出し、彼女と二人きりで父の持つモーターボートの中で暮そうと決心した。二人は、狭い船室で恋の喜びに身をまかせた。翌朝、ハリイは寝すごしたために店をクビになったが、これで彼を束縛するものはなくなった。二人は、初夏の多島海へ向ってモーターボートを駆った。かれらは島から島へと奔放な生活をつづけ青春の喜びに浸った。そのうちモニカは妊娠し、未来の幸福な結婚を夢みた。ある日、以前モニカとつきあっていたレッレという不良が、二人のモーターボートをおそい、かえって、ハリイにうちのめされてしまった。やがて二人は食糧不足に苦しむようになり、モニカはある別荘に食べ物をぬすみに行った。このときハリイが臆病な態度をとったことから、二人の仲は気まずいものになった。ハリイの内気な性格とモニカの奔放な性格とは結局相容れぬものだった。ストックホルムに帰った二人は、ハリイの伯母の世話で結婚し、モニカは女の子を生んだ。ハリイは工場に職を得て真面目に働きはじめた。しかしモニカは終日赤ん坊と暮す貧乏な生活には堪えられず、ふたたび以前の不良とつきあいはじめた。ハリイは彼女と離婚し、子供をひきとって自分で育てようと決心した。
レビュー

因果さん
投稿日:2025-02-14
イングマール・ベルイマンは作家性の根本に神学があり、それゆえ私のように凡庸で不勉強な極東人からするとどうにも懸隔を感じてしまう映画作家だ。
しかし本作はベルイマンのフィルモグラフィーの中では比較的そうした傾向が薄いので気軽に楽しめた。
不良少女というタイトルが端的に示す通り、本作は不良少女モニカとその伴侶ハリーが辿る顛末についてのネオレアリズモ的悲劇だ。
共に家庭環境の悪いモニカとハリーは電撃的に恋に落ち、家を飛び出す。ボートで逃げ延びた先の辺境で二人はしばしのハネムーン的生活に耽るものの、モニカの妊娠を機にハリーは元の生活への帰還を決意する。
しかし子供ができたことで二人の間には大きな溝ができてしまう。子供のために身を粉にして働くハリーに、モニカは不満を露わにする。「子供ができてからあなたは私に服さえ買ってくれない」。未来を見据えるハリーと、現在を生きるモニカ。二人の生活はモニカの浮気という形で破綻を迎える。
何とも救いようのない話だが、ネオレアリズモに慣れ親しんだ身からすると特段面白味はない。本作をハリーの受難と捉えれば、キリスト教における数々の理不尽な説話と重なる部分があり、そこにベルイマンの作家性をなんとなく看取することはできるが、だったら『第七の封印』とかでいいじゃん…とは思ってしまう。
しかしショットの作り込みは面白い。特にモニカ一家のある一晩を捉えた長回しワンショットは秀逸だった。
部屋の中でモニカの母親が作業をしているところにへべれけで帰宅した父親。「今日は結婚25周年の記念日だ!」と騒ぎ立てた拍子に電気が消える。ほどなく「うるさいな」とフレーム外から声が聞こえる。そこでようやくカメラが動き出し、モニカの姿を捉える。モニカと父親が口論になり、父親がモニカを殴りつける。モニカは家を飛び出す。気まずい沈黙だけが部屋の中に残る。
長回しの緊張感もさることながら、喜劇から悲劇への急転直下ぶりも素晴らしかった。
しかし本作はベルイマンのフィルモグラフィーの中では比較的そうした傾向が薄いので気軽に楽しめた。
不良少女というタイトルが端的に示す通り、本作は不良少女モニカとその伴侶ハリーが辿る顛末についてのネオレアリズモ的悲劇だ。
共に家庭環境の悪いモニカとハリーは電撃的に恋に落ち、家を飛び出す。ボートで逃げ延びた先の辺境で二人はしばしのハネムーン的生活に耽るものの、モニカの妊娠を機にハリーは元の生活への帰還を決意する。
しかし子供ができたことで二人の間には大きな溝ができてしまう。子供のために身を粉にして働くハリーに、モニカは不満を露わにする。「子供ができてからあなたは私に服さえ買ってくれない」。未来を見据えるハリーと、現在を生きるモニカ。二人の生活はモニカの浮気という形で破綻を迎える。
何とも救いようのない話だが、ネオレアリズモに慣れ親しんだ身からすると特段面白味はない。本作をハリーの受難と捉えれば、キリスト教における数々の理不尽な説話と重なる部分があり、そこにベルイマンの作家性をなんとなく看取することはできるが、だったら『第七の封印』とかでいいじゃん…とは思ってしまう。
しかしショットの作り込みは面白い。特にモニカ一家のある一晩を捉えた長回しワンショットは秀逸だった。
部屋の中でモニカの母親が作業をしているところにへべれけで帰宅した父親。「今日は結婚25周年の記念日だ!」と騒ぎ立てた拍子に電気が消える。ほどなく「うるさいな」とフレーム外から声が聞こえる。そこでようやくカメラが動き出し、モニカの姿を捉える。モニカと父親が口論になり、父親がモニカを殴りつける。モニカは家を飛び出す。気まずい沈黙だけが部屋の中に残る。
長回しの緊張感もさることながら、喜劇から悲劇への急転直下ぶりも素晴らしかった。
鑑賞日:2025年2月14日 で鑑賞
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