フールズ・ファイア

劇場公開日:

解説

エドガー・アラン・ポーの短編集『Hopfrog』をもとに、ジャイアントサイズのパペット(人形)と小人(人間)たちによる中世を舞台にした幻想的なファンタジー・ドラマ。35ミリフィルムとハイビジョンを使い分け、特殊効果や合成を多用している。監督・脚本は、舞台、オペラの演出家として知られ、本作では仮面、人形などのキャラクター・デザインも兼ねるジュリー・テイマー。製作はテイマーと「運命の逆転」のケリー・オレント、エグゼクティヴ・プロデューサーはリンゼイ・ロウとバリー・レボとトミオ・タキ。撮影は「アンナ」のボビー・ブコウスキー、音楽は「エイリアン3」のエリオット・B・ゴールデンタールが担当。主演は「ツイン・ピークス ローラ・パーマー最後の七日間」のマイケル・アンダーソン。

1992年製作/アメリカ
原題または英題:Fool's Fire
配給:コロンビア トライスター映画
劇場公開日:1993年3月6日

ストーリー

時は中世。ホップ・フロッグ(跳び蛙)と、その容姿から呼ばれる小人(マイケル・アンダーソン)は、病的に肥満した王とその7人の大臣たちの宮廷道化師である。王は彼を非人間的に扱うが、一方では彼の才能に信頼を寄せていた。ある日、王が宮廷仮装舞踏会を催すことになり、変装についての意見をホップ・フロッグに求める。しかしホップ・フロッグが愛する小人の踊り子トリペッタ(ミレーユ・モス)に王が醜い仕打ちをするのを見てしまった彼は、王の要望を満たしつつ完璧な一計を案じて復讐を決意した。そして仮装舞踏会当日、王に対する究極の報復行為に走るホップ・フロッグとトリペッタは、動きにくく燃えやすい服に身を包んだ王たちに火を放ち、王宮は炎に包まれた。そしてホップ・フロッグとトリッペッタは自由の身になったのだった。

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