ピンクパンサー5 クルーゾーは二度死ぬ

劇場公開日:

解説

シリーズの主人公、クルーゾー警部を演じたピーター・セラーズの死後に製作された、失踪したクルーゾー警部を探し出そうとするニューヨークのヘボ警官の珍騒動を描くシリーズ第八作。製作はブレイク・エドワーズとトニー・アダムス、エグゼキュティヴ・プロデューサーはジョナサン・D・クレイン。監督は「ビクター/ビクトリア」ブレイク・エドワーズ。脚本はブレイク・エドワーズとジョフリー・エドワーズ。撮影はディック・ブッシュ、音楽はヘンリー・マンシーニが担当している。出演はテッド・ワス、デイヴィッド・ニーヴン、ロバート・ワグナー、ハーバート・ロム、キャプシーヌなど。それにクレジットはされてないが、ロジャー・ムーアも出ている。日本版字幕は菊池浩司。パナビジョンで撮影。

1983年製作/110分/イギリス
原題または英題:Curse of the Pink Panther
配給:MGM=UA=CIC
劇場公開日:1983年12月17日

ストーリー

中近東のルガシュで有名な宝石“ピンクの豹”が盗まれた。その頃、ドレフュス警部(ハーバート・ロム)は大統領から、失踪中のクルーゾー警部を探し出せという特命を受けた。クルーゾーに散々煮え湯を飲まされてきたドレフュスは、クルーゾーの行方がわからぬ方が良かったのだが、大統領命令とあらば仕方ない。インターポルのコンピューター、ハクスレー600で最優秀の警官を選抜してクルーゾー探索にあたらせることになった。ドレフュスは一計を案じ、コンピューターに細工して世界一間抜けな警官を選び出させた。選ばれたのは、ニューヨーク市警のクリフトン・スレイ刑事(テッド・ワス)。クルーゾーが再び姿を現わせば商売あがったりのマフィアのボス、ブルーノ(ロバート・ロギア)は殺し屋をさし向けた。しかし、スレイのドジのおかげでことごとく失敗する。ドレフュスを尋ねたスレイは机にぶつかり、そのはずみにドレフュスは窓から飛び出して下の池に落ち、重傷を負う。その夜、ドレフュス博物館に忍び込んだスレイを、クルーゾーの召使いケイトー(バート・クウォーク)が襲う。ケイトーから、クルーゾーを最後に見たのは、変装道具屋のボールス教授(H・コーマン)だと聞いたスレイは教授の所へ。手掛りは得られず若い女と犬の空気人形を買わされる。スレイは南仏のホテル・デュ・キャップに向かった。ここで、スレイはクルーゾーと縁の深いチャールズ卿(デイヴィッド・ニーヴン)、かつてはクルーゾーの妻だったチャールズ卿夫人(キャプシーヌ)、卿の甥のジョージ(ロバート・ワグナー)に会い、クルーゾーがスぺインのバレンシアに行ったらしいと聞き出す。彼の生命をマフィアとルガッシュの秘密情報員が狙う。ルガッシュは宝石の保険金をすでに使ってしまったので、今さらクルーゾーに出馬されて宝石を取りもどされては困るのだ。若い女の空気人形のおかげで生命拾いをしたスレイは、バレンシアに。ここでも殺し屋に狙撃される。彼の危機を救った若い美女ジュレタ(レスリー・アッシュ)と熱い一時を過ごそうとしたら、何者かによって彼女は催眠銃で倒される。バレンシア警察に逮捕されたスレイを双眼鏡で覗いていたのは、入院中のはずのドレフュスだった。隙をみて逃げだしたスレイを、ジョージが救いリットン卿のヨットに連れて行く。ジュレタは、本当はチャンドラ伯爵夫人(ジョアナ・ラムリー)の秘書だと聞いたスレイは、空とぶレジャー用の快速パラシュートで、イビザ島にあるチャンドラ伯爵夫人の城館ヘ。そのスレイに向かって、ドレフュスがバズーカ砲を射つ。だが、弾ははずれ、ドレフュスはバズーカ砲の反動で海に落下。スレイはチャンドラに歓迎される。彼女が紹介した人物が、実はクルーゾーだったのだが、整形手術しているので、スレイにはわからなかった。その人物は映画スターのロジャー・ムーアそっくりだったが、ムーアにしてはやる事なす事ドジばかし。スレイは彼のサインをもらって去って行く。チャンドラが盗んだ“ピンクの豹”を見に行くと、宝石は消えていた。その頃、ヨットではチャールズ卿らが“ピンクの豹”に見入っていた。パリにもどったスレイは、再び机にぶつかり、ドレフュスは窓から下の池に落ちてしまう。

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