ひまわり(1970)のレビュー・感想・評価
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戦争が裂いた愛
テレビ大阪での放送を鑑賞。
最近行われていたリバイバル上映に足を運ぶことが叶わなかったので、今回の放送はめちゃくちゃ嬉しかったです。
戦争が引き裂いた愛が切ない。戦争さえ無かったら、ふたりは今も仲睦まじく暮らしていたはずだろうになぁ…
別れのシーンはあまりにもツラい。アントニオを乗せた列車を見送るジョバンナが流した涙にグッと来ました。
相手への想いを胸に仕舞い込んで、それぞれの生活へ戻っていく。ふたりとも、せめてそちらでは幸せであれ。
何はともあれ、悲劇しか生まない戦争は忌避し続けるべきだし、現実、本作の印象的なひまわり畑のある国が蹂躙されている今、改めて考えるべきことだと思いました。
※修正(2023/05/23)
【ヘンリー・マンシーニによる切ないメインテーマが心に響く。現況のウクライナ紛争を見ても、ロシアを統べる男は歴史から何も学んでいない。戦争により引き裂かれた男女の哀切なる物語である。】
■ナポリの海岸で出会い、恋に落ちたジョバンナ(ソフィア・ローレン)とアントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)。
結婚するふたりだったが、第二次世界大戦が激しさを増して狂言で免れようとするも、アントニオはソ連戦線へと出征することに。
やがてジョバンナのもとに夫が行方不明なったとの報せが。
それを信じられぬジョバンナは単独、ソ連へ向かう。
◆感想
・序盤の、ジョバンナとアントニオが、恋に陥るシーンは、如何にもイタリア映画らしい。
ー 卵、24個を使ってアントニオがオムレツを作るシをーンなどは、クスリと笑える。だが、卵は多くの映画で暗喩されているとおり、命の象徴である。それを、食べきれずに捨ててしまう二人のその後の運命が暗示されているシーンである。-
・アントニオが、狂言をしつつ、ソ連への徴兵を忌避しようとするシーン。だが、あっさりとそれは見破られ、彼はソ連に兵士として送られる。
ー この辺りの事情は、第二次世界大戦の実情が知識としてあれば、何ら問題ない。-
■今作が、世の評価を得たのは、後半の展開である事は間違いない。
ソ連に出征しながらも、生死が分からなくなった、アントニオの姿を追い求めるジョバンナの姿。
更に凄いのは、ジョバンナが自ら、ソ連に夫を探しに乗り込んでいくシーンである。
数ある戦争映画で、自らが愛した男を戦地に赴き、探す映画は稀少である。
・そこで、ジョバンナが目にした、アントニオがソ連で幸せな家庭を送っている事を目の当たりにしたシーン。
ー ここも、雪の中、斃れている兵士の中、アントニオを必死に連れ帰るウクライナ人と思われるマーシャの姿が、キチンと描かれている事で、観る側はアントニオを責める気持ちにはなれないのである。-
<当たり前であるが、戦争は不幸しか齎さないと言う事を今から50年以上前に、描き出した作品。ソフィア・ローレンの深い哀しみに対して、凛とした姿を保つ姿が心に響く作品である。
現況下、ロシアを統べる男に正座して、100回程今作を観させたいと思うのは、私だけであろうか。>
<2022年7月22日 刈谷日劇にてHDレストア版にて鑑賞>
ひまわりの景色きれいでした。 戦争が愛し合うふたりを引き裂き、 運...
ひまわりの景色きれいでした。
戦争が愛し合うふたりを引き裂き、
運命の歯車を狂わす。
時が経ち、
二人が再会することはできるのか。
再会する時に、
かつて愛し合った二人のままでいられるのか。
今のご時世だからこそ、
戦争が人の運命を狂わす悲しさを感じる。
大人の恋愛映画でした。
早くウクライナの戦争終わりますように。
あの旋律の切なさがまだ耳に残っている
ウクライナ侵攻に思いを馳せ収益の一部を寄付するということでHDレストア版を公開ってことで名画を映画館で観ることができたけど、やはり複雑な心境。
ひまわりの咲き乱れるウクライナが今もまだ戦乱の地として現在進行系で踏みにじられていることについては、なかなか気持ちの整理をつけることができないでいる。
夥しいひまわりと、夥しい墓標。
なんて哀しい大地なんだろう。
哀しい大地が早く平穏を取り戻せるよう、心から願っています。
鑑賞前は悲恋の認識はあったものの戦争で引き裂かれる悲しい恋の物語ってくらいの知識だったので、よよと泣き崩れる哀れな女性かなくらいに思ってたらなんのなんの。強いイタリア女性ここにありとばかりの、情熱的で激しいソフィア・ローレンが素晴らしい。彼女とアントニオは情熱的に恋をしてそして戦争によって隔たれてしまう。ジョバンナは泣き崩れるままではなく必死で探し回り、そしてアントニオの真実を知る…
歴史と運命が、情熱的な絆を引き裂いたとき、何が人を癒してくれるんだろうか。
過去の、情熱的な恋の記憶?
新しい恋?
癒してくれるのは甘く切ないあの旋律だけなのかもしれない。
再会後の心理描写は秀逸
期待度が高かったのですが、前半2人の出逢いそして結び育むを端折ってる感じなので感情移入はしづらい。
そして2人の関係が戦争という時代の流れにより引き裂かれるのだけど、もう少し映像内に時間の流れをしっかり表現して欲しかった。
後半、彼の家を見つけた所から最後の列車の別れのシーンまでの心理描写はとても良いのだが。
美しいが死を連想させる「ひまわり」が印象深い一作。
表題ともなっているひまわりが一面に咲き誇る場面が非常に印象的な作品。デ・シーカ監督は明らかにひまわりを、「死」の象徴として描いていて、それは作中でも、ひまわり畑とほぼ同じ構図で映し出される無数の墓標によって強調されています。第二次世界大戦後の旧ソ連(ウクライナ)、イタリアを舞台とした本作は、単に撮影場所の一つがウクライナだった、というだけでなく、戦争によって運命を大きく狂わされた人々を描いているという点でも、今観られるべき作品となっています(収益の一部はウクライナ支援に使われるとのこと)。
2020年に製作50周年を記念してHDレストア版が制作、公開されているため、画面はひときわ美しくなっています。マルチェロ・マストロヤンニは前半部では快活で軽薄な若者を、後半部では人生の陰を引きずり、疲労しきった男性を演じ分けています。一方ソフィア・ローレンもまた、行方不明の夫を探して奔走する女性を演じており、夫の行方を知りたいがあまり激情してしまう場面も少なくありませんが、それでもまさに正真正銘の「名優」としての存在感は全く揺らぎません。むしろ演技の面ではマストロヤンニの印象を奪ってしまっているのでは、と思うほどです。
ヘンリー・マンシーニが手がけたテーマ曲は、映画音楽を代表する名作として知られていますが、作中でも繰り返し流れるため、映像とともに脳裏に焼き付きます。
世界で最も知られた名作の一つなのに、上映時間は約100分と、現代の基準から観たら非常にコンパクトな作り。しかし旧ソ連とイタリアを舞台にした物語は、上映時間からは想像もできないような広がりを見せています。
本作を映画館で観ることができる機会が訪れるとは想像もしていませんでしたが、上映の背景にウクライナ問題があることを思うと少し複雑な気分になります。少しでも早くウクライナの戦争が終結することを願ってやみません。
いい映画なのに…
ヘンリー・マンシーニの音楽が美しい。ウクライナに実在する広大なひまわり畑が美しい。ソフィア・ローレンが美しい。そして、戦争に巻き込まれた男女の悲劇…「なんで…こんなことになったのだろう」男の言葉が全てを語っている。しかし…いろんな意味で「雑さ」が目立った作品でした。場面展開も強引で、演出も??というのもあり、日本では人気の作品ですが、ヨーロッパでは評価が低いというのもなんとなく理解できます。
確かに切ない
アントニオを救ってくれたロシア人の奥さんが可愛らしい
こんな可愛らしい人に命を救われたら心変わりもするか〜って思ったけど、奥さんに会いに行っちゃうんだな。
戦争のせいとはいえ、なんとも切ない後味の悪い映画だったな。
キネ旬シアターに行ってみた
はい。よく私のやんちゃレビューを覗きに来て頂きました。ありがとうございます。
さてこの映画ですが古い作品です。私はリバイバル上映で2回、テレビ放送で1回観ています。だから全て記憶しています。しかしながら・・・
久々過ぎて記憶漏れ多数。新鮮な気分で観れました。お礼を言いたい。
サンキュー、私の海馬‼️
なんか色々なメディアで取り上げられています。どうやら千葉県の柏で上映しているらしい。柏市の木は柏、柏市の花はひまわり。
もう凄く遠いんですよ。まずは船橋駅に行きます。あのね船橋ヘルスセンターがない今時ですよ。行かないでしょ。我々(え?誰?)地下鉄東西線沿線の住民にとっては西船橋が最果ての駅。そして千葉県の玄関口。例えばららぽーとやマリンスタジアムや中山競馬場に行く時は必須の駅。
だからね駅名に船橋の入った駅って沢山あるけど不動の一位は西船橋駅。二位は南船橋駅。ららぽーとの映画館は昔散々通ったからね。野鳥観察が趣味の私は谷津干潟にも行くしね。
この2トップは揺るがない。あとの駅はいらない。(失礼極まりない) 東船橋駅って何?いらなくない?(重ね重ね失礼) 船橋法典駅は中山競馬場があるんで必要。
閑話休題、船橋駅から東武アーバン パークラインに乗って柏駅に向かいます。なんだ?その小洒落た名前は?小田急スカイライナー的な。そしたらね・・・フツーの電車でやがんの!最初の停車駅は新船橋駅。初耳だわ!まじでいらなくね?船橋駅軍団の最弱駅だわ。雑魚キャラだよ。ドラクエだとスライムクラス。(失礼過ぎるわ!)
ただね、船橋在住の知人に聞いた所、船橋駅軍団のラスボスはやっぱり船橋駅なんだって。なるほどね。理由は察しがつく。おうおうJR東日本さんよーー
西船橋駅に総武快速を止めやがれ‼️
市川駅は通過でいいからよー(失礼)津田沼駅も通過でいいからよー(さらに失礼) YO〜YO〜
お前は!やからか‼️あるいは・・・
ネット・カジノで4600万使っちゃうクソか‼️
それで東武アーバンパークラインに乗って柏駅に行くんですが、車窓からの景色がね、まじで・・・
クソ田舎だわ!(ごめんなさいね) なんにも無いんだよ!駅前に。東武ストアしかねえ!おいおい・・・
どこがアーバンなんじゃあ!
やっとの思いで柏駅に到着しました。私のHPは大きく削られました。千葉県的には大都会感が有り。都内で言うと北千住駅ぼい。
東武アーバンパークラインは昔の東武野田線らしい。物凄くどうでもいいわ!
さてと・・・柏って生まれて初めて来た。柏レイソルファン以外の人は行かないでしょ。
はい。枕は終わります。なんか千葉県のローカルな話しが多くてごめんなさい。関係者の皆様、ボロクソに言ってごめんなさい。さてと・・・要らないのは承知ですが、簡単にストーリーを。
ジョバンナ(ソフィア・ローレン)は海岸でアントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)と知り合い恋に落ちます。時代は第二次世界大戦中。アントニオはアフリカ戦線に行く予定です。
結婚をすると12日間の休暇が貰えるので、即結婚します。二人は朝となく夜となく睦み合うのですが、楽しい時間は恐ろしい速さで過ぎ去ります。
戦争には行きたくない!ジョバンナと一緒に居たい!そこで一計を案じ精神障害のふりをするんですが、あえなく露見。
一番苛酷なロシア戦線送りになります。やがて・・・戦争は終わり、スターリンも死去しました。でも・・・
アントニオは帰ってこない・・・ジョバンナは来る日も来る日もミラノ駅に通い詰めます。手掛かりを探すために。
そして約5年の月日が流れ、微かな手掛かりを元にソ連に向かいます。ソ連は戦勝国です。
そして大使館員と一緒に戦地のウクライナへ・・・
一面のひまわり畑。地の果てまで。現地の婦人が語ります。
「このひまわり畑の下にはロシア兵と捕虜だったイタリア兵が眠っています」
ここです!キービジュアルもここ!ストーリーも大事。でも映像はもっと大事。ヴィトリオ・デ・シーカ監督もがんばった。なにしろ公開当時は東西の冷戦下。ウクライナの独立は1991年、割と最近じゃん。
ジョバンナは足を棒にして探し回り、ついに!ついにアントニオを知っていると言う人に出逢います。家を案内されました。洗濯物を干す若い女性。意を決して訪ねます。いやな予感。
いやな予感は的中。4歳の女児が出迎えて一言言いました。
ボンジョルノ。
何故ソ連の女児がイタリア語?はい。伏線回収しました。時系列を戻します。ジョバンニはモスクワで気になる人物に会うんです。多分、いや絶対にイタリア人。伊達男。はい正解でした。今はロシア人として生きている。
閑話休題、女児は初対面のジョバンナがイタリア人と分かったんですね。そして家に招かれます。若妻(リュドミラ・サベリーエワ)にアントニオの写真を渡します。若妻は返す時に、手が震えています。
気まずい二人。気まずい時間。言葉も通じない。
しかしお互いに全てを察します。そして・・・
この映画の白眉。あるいはイタリア映画史上の屈指の名場面。
駅のシーン。工場から帰るアントニオ。説明する若妻。目が会う二人。
言葉を交わす事なくジョバンナは汽車に飛び乗ります。そして感情が爆発。待ったのに。苦労したのに。泣きたいのに。怒りたいのに。
うーん、せつない。たまらない。どうしよう?微妙な機微がたまらない。それぞれの事情があってもね・・・
当初はこの場面をエンディングにする案もあったらしい、だが製作のカルロ・ポンティ(ソフィア・ローレンのパートナー)が異議を唱えてこの先が撮影されました。
で、やっぱり、ひまわりだよね。冒頭、中盤、エンディング。全部印象的だね。眩しいくらいに。そして今現在のウクライナ情勢を思うとたまらない。
どうかウクライナに平和を・・・
ところで苦労して柏まで行った訳だが、この映画を観たらホイミを貰った。やっぱり良い映画は時代や国境を越えるよね。
キネ旬シアターもマニアックな映画館だけど良心的な映画館。また来るよ。多分。小旅行で大変だったけど観て良かった。そして・・・
今も私の耳の奥でヘンリー・マンシーニの哀愁のメロディが鳴っている。
あっ!しまった!一週間後に近所の映画館でやるわ!
まあいいか。
こんな長文にお付き合い頂きありがとうございました。
やっぱソフィア・ローレン良かったなぁ💕
不朽の名作、公開50周年レストア版ひまわり🌻
映画館内は、自分より年上、60〜70代のカップルがいっぱいでビックリ❗
やっぱソフィア・ローレン良かったなぁ💕
あの広大なひまわり畑がウクライナで撮影されたっていうのは今日知りました🙏
キズを隠して余りある作品
ヘンリー・マンシーニの音楽、ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニ…それぞれの目の表情、そしてひまわり畑の青空と黄色の花…。
これだけを見れば、この映画から感じることはたくさんあるだろう。
本来戦後10年くらい1950年代半ばかせいぜい60年くらいの時代設定だろうに、映る場面は1968-69年くらいの旧ソ連のウクライナである。2020年代から見れば、50年以上前の当地の様子でも時代遅れ感はあるだろうが、西側の映画撮影隊がソ連で現地ロケするという困難さに対して、映像面で結構妥協したような印象をいくつか受けた。それが見る途中にも引っ掛かり、「戦争で割かれた1組の男女」という大きなテーマが、ぼくには霞んでしまう面もあった。
それでも、そんな傷をも、演者の目の演技とドラマチックすぎるようなメロディー、映像が十二分にカバーしている。
50年以上たってはいるが、やはり見ておくべき1本ということに異論はない。
東京から小一時間かけて千葉・柏まで行ったが、さすがにリバイバル公開から2カ月近くたっておりガラガラであった。
ひまわりと青空はウクライナの象徴
昨今のご時世に影響を受けて鑑賞。
ひまわり畑のシーンは感動。
たくさんの兵士が眠っていた所に、今は。。。
涙。
ソフィアローレンの美しさに感動。
ゆっくり発車する汽車に飛び乗り、言葉の通じない人々の中で号泣。こっちも涙。
昔は名シーンの材料が多い。
反戦を願う。
もしくは、ウクライナの反撃を。
あれ?
その昔友達に誘われて学校帰りにこれを観た。確か有楽町で立ち見だった。前情報が全くなく観たら号泣もので、ハンカチを忘れた私は帰りの電車はひたすら俯きながら帰る羽目になった。鼻声になってしまったのを悟られたくなくてぶっきらぼうに返答してたら友人に怒ってる?と聞かれた。(笑)
泣くのを堪えて観ていたので、今回は心ゆくまで堪能しようと劇場に臨んだ。
しかし。その1
あれ?1970年てあたし中学生だよ?あの子とその時期仲良かったっけ?
←この子とは中1と高1、クラスが同じである。
ま。いっか。
しかし。その2
やー。泣くには泣けたんですけどね。(笑)だめだー。おばちゃんは世間の垢に塗れてしまったらしい。
50年前はひたすら戦争に引き裂かれた恋人たちに泣けましたが、余計なことが気になる、気になる。
まず。
ただ待ってるだけならともかく現地に出向いてまで探す行動力がちょっと怖い。二人が結構歳いって見えるのがそれに拍車。ねっちょり見える。(笑)
そして。男、身勝手な気がする。帰らなかったし、また会いたいとか言うし。あっちもこっちも救われないじゃん。
シンプルだけど濃密な名作
今まで観る機会がありませんでしたが、映画館で観ることが出来ました。
第二次大戦中のイタリア、ジョバンナと結婚して短い結婚生活ののち、ソ連へ送られたアントニオ。戦後、生死の分からない夫を探しにソ連までやって来た妻が知った現実は、過酷なものでした。
本作は美しいラブストーリーですが、文化の違いや時代の変化についても興味深かったです。
北部のミラノ近郊出身のアントニオとナポリ出身のジョバンナ。イタリア北部はオリーブが作れず、酪農は盛んだったので、アンティはバターを使います。
ちなみにミラノの名物料理はビーフカツレツ(トンカツの原型)やチーズリゾットで、ミラノ風ドリアではありません。
一方南部はオリーブやトマトの生産が盛んなのでパスタ料理が発達しました。ジョバンナはオリーブオイルを使います。
イタリアのシーンでは女性のパンプスの靴音がやたらうるさかったですが、ソ連の田舎の町(ロケ地はウクライナのハリソン)は戦後も道が舗装されてなくてぬかるんでます。でも若い妻はおしゃれな白い靴を履いていて、水たまりにはまって汚してしまいました。駅の向こう側には火力発電所があります。
そういえば、未だにウクライナは道路が舗装されていない所が多く、ロシア軍は泥道に苦戦したとニュースで言ってたっけ・・・
数年後、ソ連も集合住宅が出来て引っ越しラッシュ。日本のニュータウンみたいです。
仕立屋をやっていたジョバンナはマネキン工場で働いています。庶民が安い既製服を沢山買うようになったからでしょうか。そして・・・
ジョバンナは美しい瞳の奥に感情を押し殺します。
明るいひまわり畑の下には悲しい歴史が眠っています。
歴史の過ちは繰り返してはいけません。
久しぶりに見て良かった
まだ10代頃かかなぁ〜訳も分からず見てましたが、あらためて見て感動としか言えませんが、良くあの頃撮れたのが不思議、まだソ連時代ソ連崩壊前苦労したんでは無いかな、今回アナログフイルムで音が生々しい音でこのあらゆる音が何とも良いね今じゃ無い音とあの頃のソ連がよく分かる記事ような作品ですね。ウクライナ首都キーウ南のヘルソン洲ひまわり畠、農業大国、ひまわり油が高く成り値上げ状態とんでも無い事になって居る様でますね、早く戦争終わってもらいたいものですね。、
単純なストーリーの中に
複雑な男女の想いが詰まってたね。
戦争という生死を別つ特殊な環境で、残酷な出会いと別れがあって。。。
でも、2人ともよく逢いに行ったね。。。
イタリアとロシアだから列車での別れなのだろう。。。日本では国際列車はないし、
くすんだ灰色の車体で別れの哀しみと共に、気持ちが落ち込む。
70年のイタリア、ロシアの風景、車、家、服、子供、バイク。。。どれも美しい。
全116件中、41~60件目を表示