ビッグ(1988)

劇場公開日:

解説

早く大人になりたいという夢を持つ12歳の少年が、突然35歳の大人に変身して巻き起こる騒動を描く。製作はジェームズ・L・ブルックスとロバート・グリーンハット、監督は「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」のペニー・マーシャル、脚本はアン・スピルバーグ、撮影は「ブラッド・シンプル」のバリー・ソネンフェルド、音楽は「消えたセクシー・ショット」のハワード・ショアが担当。出演は「ドラグネット 正義一直線」のトム・ハンクス、「きのうの夜は…」のエリザベス・パーキンス、「サンタリア 魔界怨霊」のロバート・ロッジアほか。

1988年製作/104分/アメリカ
原題または英題:Big
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1988年7月30日

ストーリー

ジョッシュ・バスキン(デイヴィッド・モスコウ)はニュージャージーに住む12歳の少年。ビリー(ジャレッド・ラッシュトン)という仲良しの少年がいて、野球とコンピユータ・ゲームが好きな普通の男の子だが、早く大人になりたいといつも思っていた。ところが年に1度のカーニヴァルの日、どんな願い事もかなえる“ゾルダー”という機械に硬貨を入れ「ぼくを大人にして」と願ったところ、翌朝何と35歳の大人になってしまってびっくり。変身したジョッシュ(トム・ハンクス)はビリーに事情を話し何とか納得させ、ニューヨークヘ出て行き“ゾルダー”の行方が分かるまで待ちつつ、とりあえず求人広告で捜してマクミラン玩具会社にコンピュータ技師として就職する。最初は馴れない生活だったが好きなオモチャが仕事の対象なのだから、遊びながらどんどん新製品のアイディアを出したりして、すっかり社長のマクミラン(ロバート・ロッジア)に気に入られる。第1副社長のポール・ダヴェンポート(ジョン・ハード)からはにらまれるが、美人でやり手の重役スーザン(エリザベス・パーキンス)には興味を持たれ、徐々にジョッシュとスーザンは真剣に愛し合うようになる。大人の生活にもすっかり馴れたジョッシュだったが、スーザンを騙し続けることに耐えられず、全てを告白するが、スーザンが信じるわけはなかった。その頃、ビリーが苦労して捜し求めていた“ゾルダー”の行方が分かった。ジョッシュはもとに戻して下さいと願うべきかどうか迷っていたが、重役会でのプレゼンテーションの日、新開発の“電子マンガ絵本”の発表を置きみやげに会議室を出ていき、“ゾルダー”があるシーポート・パークヘ向かった。彼を追ったスーザンは「私をおいていかないで!」と涙声で訴えたが、既にジョッシュが“ゾルダー”に願いをかけた後であった。2人は別れを惜しみながらしっかりと抱き合う。懐かしい我が家に返って行ぐジョッシュが、服がだぶだぶになりもとの12歳にもどっていくのを、スーザンはいつまでも見守っていた。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第46回 ゴールデングローブ賞(1989年)

受賞

最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) トム・ハンクス

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

映画レビュー

3.50267 ブレイク前のトムハンクス

2024年11月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

1988年公開
メルヘンタッチのトムハンクス
マイケルジJフォックスといい
どうして唐突に現れた奴に
カワイイ女の子や会社の重役は惚れるのだ?
本作はドラグネットで共演した
彼女の大好きダンエイクロイドが出演するものと
ワタシが勘違いし
あれー出てこなかったね。ゴメン
いや、面白かったよということで
好きな作品です。
70点
初鑑賞 1988年9月21日
パンフ購入 ¥350
配給 20世紀FOX

コメントする (0件)
共感した! 1件)
NWFchamp1973

4.0パンツ一丁

2024年10月25日
PCから投稿

ハンクス先輩初期のコメディで、それほど有名ではありませんが、トマトで98% 82%の高評価らしい傑作でした。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
越後屋

4.0童心を忘れずに。

2024年7月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

とても面白かった。
13歳が大人になったら…漫画みたいな設定を最後まで面白く観れたのは、紛れもなくトム・ハンクスの演技だと
思う。

大人になっても心は13歳をそのまま体現していて
可愛く可笑しかった。
パフェのチェリーを欲しがり、キャビアを吐き
おもちゃで目一杯遊ぶ。
そして共に夜を過ごした翌日の朝のハイテンション。
子どもの頃の自分を思い出しました。

ラストの素晴らしさはスーザンの事を思っての事だと
思う。彼女の事を思うと切なくてならない。
10年後のジョッシュとスーザンの事を想像してしまうが
今のように上手くはいかないよな、
お互い違う人生を歩むんだろうか?と想像してしまう。

ジョッシュが子どもから大人になり、
また子どもに戻って来るが主軸なので、
大人パートは問題を投げっぱなしにしてたり、
もっとジョッシュはどこへ行った?
大人ジョッシュは一体誰なんだ?
正体がバレてしまいそうになる
みたいなドキドキパートがなかったのは、見終わってから
気になったけど、それでも最高に楽しい映画でした。

何度でも観たい名作だと思います。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
奥嶋ひろまさ

5.0ファンタジーの傑作

2024年2月20日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

泣ける

萌える

大人になりたい…
背伸びする少年ジョッシュが好きなこの前で恥をかく。大人になりたい願望を「ゾルダー」に依頼すると、翌朝身体が大人になっていた。
子どもの純粋な遊び心でおもちゃを作りヒットさせるが…
純粋な子供の心が次第に大人の思考になっていくと、誰もが同じように大切なものを忘れてしまう。
同時に信じて疑わなかった魔法など存在しないと決めつける。
しかし、その信じられない出来事が恋人のスーザンの目の前で起きたとき、彼女はすべてを理解する。そこが切なさになったとき、自然に涙が溢れてくる。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
R41