ハンナとその姉妹

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劇場公開日:

解説

ウッディ・アレンが監督・脚本を手がけ、ニューヨークに暮らす3姉妹と彼女たちを取り巻く男たちの人間模様を軽妙なタッチでつづったコメディドラマ。3姉妹の長女ハンナは舞台女優で、夫エリオットとマンハッタンで平穏な毎日を送っている。エリオットは家庭的なハンナに満足しながらも三女リーに惹かれ、彼女と一線を越えてしまう。リーは画家のフレデリックと同棲中だが、エリオットの強引なアタックに揺れ動く。一方、売れない女優の次女ホリーは仕事も恋愛も中途半端で、ハンナに心配ばかりかけている。そんなある日、ハンナの家に元夫ミッキーが訪ねてきて……。長女ハンナをミア・ファロー、元夫ミッキーをアレンが自ら演じた。1987年・第59回アカデミー賞で脚本賞、助演男優賞(マイケル・ケイン)、助演女優賞(ダイアン・ウィースト)を受賞。

1986年製作/107分/アメリカ
原題または英題:Hannah and Her Sisters
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1987年2月14日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第11回 日本アカデミー賞(1988年)

ノミネート

外国作品賞  

第59回 アカデミー賞(1987年)

受賞

助演男優賞 マイケル・ケイン
助演女優賞 ダイアン・ウィースト
脚本賞 ウッディ・アレン

ノミネート

作品賞  
監督賞 ウッディ・アレン
編集賞 スーザン・E・モース
美術賞  

第44回 ゴールデングローブ賞(1987年)

受賞

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  

ノミネート

最優秀助演男優賞 マイケル・ケイン
最優秀助演女優賞 ダイアン・ウィースト
最優秀監督賞 ウッディ・アレン
最優秀脚本賞 ウッディ・アレン
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映画レビュー

4.0慈しむこと

2024年1月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

名誉や死の恐怖や道徳や、私たちを揺さぶるものはいろいろあるが、私たちが自分で確かにできることは誰かを慈しむこと。/三姉妹はそれぞれ親の欲望を体現しているが、そういった軛からどう解放されるかという話。

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ouosou

3.0向田邦子。

2023年5月1日
iPhoneアプリから投稿

楽しんだ。
ウディ・アレンは向田邦子に通ずるのだな。
「阿修羅のごとく」など。
存命のウディ・アレン、次作は「あ、うん」を。

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共感した! 5件)
きねまっきい

3.0なんだか

Mさん
2022年10月2日
Androidアプリから投稿

しょうもないことを、うまく映画にしているもんだなあ。
最後はなんかいい話にしているが、エリオットは最低!

コメントする 3件)
共感した! 4件)
M

4.0【姉妹二人に惚れた男の憂鬱と煩悶。ミア・ファロー、ダイアン・ウィースト、バーバラ・ハーニー、マイケル・ケインの姿とウディ・アレンのシニカルでユーモラスな脚本と演技を楽しみたい作品。】

2022年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

笑える

知的

幸せ

ー 夫のエリオット(マイケル・ケイン)と幸せに暮らす三姉妹の成功した女優長女・ハンナ(ミア・ファロー:当時のウディ・アレンのミューズですね。)。次女・ホリー(ダイアン・ウィースト:今でも素敵な女優さんである。)は女優志望だが、ヘロインを愛飲。
  末妹のリー(バーバラ・ハーニー)は年上の画家と同棲している。
  年に1度、感謝祭の夜は両親の家に家族が集う決まりだが、楽しいパーティの裏で、ハンナの周囲には小さな波紋が広がりつつあった。ー

◆感想

 ・エリオットは何の瑕疵もない妻、ハンナについ、言ってしまう。
 ”君はしっかりし過ぎていて、鬱陶しい・・。”

 ・そして、エリオットはハンナの妹のリーに惹かれていく・・。
 - ここら辺のエリオットを演じるマイケルケインの独白を含めた演技が絶妙である。-

 ■今作が、重くなりがちなテーマを扱いながらも、コミカルになっているのは、明らかにハンナの元夫ミッキー(ウディ・アレン)の描かれ方であろう。
 サブタイトルで出る”病気恐怖症”
         ”絶望の淵”
         ”大きな飛躍”の後に描かれるミッキーの可笑しき姿である。

 ・ミッキーはホリーと一度目のデートでは,巧く噛み合わなかったが、二度目お互いの魅力に気が付いて・・。

<シンプルなスト―リーながら、物語に引きこまれるのはウディ・アレンのシニカルでユーモラスな脚本の魅力を十二分に引き出した、ミア・ファローとダイアン・ウィースト、バーバラ・ハーニーである。
 そして何より、マイケル・ケインの煩悶しつつも二股を懸ける姿と、ウディ・アレンの病的に心配性な男を演じた姿である事には間違いない、と久方振りに鑑賞して思った次第である。>

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NOBU