ハンキー・パンキー

劇場公開日:

解説

平凡な建築家がふとしたことから殺し屋に生命を狙われることになるというサスペンス喜劇。製作はマーティン・ランソホフ、製作指揮はメルビル・タッカー、監督は「スター・クレイジー」のシドニー・ポワチエ。脚本はヘンリー・ローゼンバウムとデイビッド・テイラー、撮影はアーサー・J・オーニッツ、音楽はトム・スコットが担当。出演はジーン・ワイルダー、ギルダ・ラドナー、キャスリーン・クィンラン、リチャード・ウィドマークほか。

1982年製作/アメリカ
原題または英題:Hanky Panky
配給:コロムビア映画
劇場公開日:1982年11月13日

ストーリー

1981年春。田舎の家で男が目覚めた。部屋の壁には意味ありげな絵が描かれている。男は納屋にいくとロープで首を締めて死んでしまう。同年夏のニューヨーク。ヴァンダービルト・クラブで、情報局のハイラム・コールダーは、面会にきたジャネット・ダン(キャスリーン・クィンラン)という女性にあう。ジャネットが何か重要なことを告げようとした瞬間、コールダーは倒れてしまう。危険を感じたジャネットは、とっさに逃げ出す。後を追う2人の男。タクシーに乗り込んだ彼女は、その車内で建築家のマイケル・ジョーダン(ジーン・ワイルダー)と出会う。マイクルは早速、彼女を口説くが、彼女はそれどころではない。マイケルは彼女が手にしていた小包をポストに投函してやる。ジャネットと別れたマイケルは2人組につかまり、ペン・ステーションの地下に連れこまれ、国際的な陰謀団の首領ランサム(リチャード・ウィドマーク)に「どこの組織のものだ」と追求され、小包の宛先を薬でしゃべらされてしまう。その後、あやうく危機を逃れたマイケルはジャネットのとまっているホテルに行く。彼女はマイケルの問いに答えず、彼を部屋から追い出す。と、銃声がして、彼女が廊下に倒れた。彼女の死体を抱きおこそうとするマイケル。だが、ホテルの宿泊客は彼が犯人だと感違いして騒ぎ立てる。あわててアパートに逃げ帰ってきたマイケル。そこヘケイト・ヘルマン(ギルダ・ラドナー)という奇妙な女が出現。新聞記者と自称する彼女と逃走し、冒頭で男が死んだ家へ行く。男はケイトの兄で、彼女は兄の自殺の原因を調べているのだと打ち合けた。壁の絵を見て、マイケルはそれがどこかの地形を表わしていることを発見。小包の宛て先へゆき、巧妙な手段で小包を奪うと、中身のコンピューターテープをケイトと親しいウォルフ博士のところのコンピューターにかけてみる。壁の地形図とそっくりだった。マイケルはそこがグランド・キャニオンであることに気付いた。一方、ウォルフ博士は病床のコールダーに連絡。実は2人はともにグランド・キャニオンを舞台にした軍最高機密に関与しており、そのテープは門外不出のはずだったのだ。マイケルとケイトはグランド・キャニオンに向かった。テープをねらうランサムは、ケイトを誘拐。マイケルは野原のド真ん中まで、ケイト救出に駆けつける。そして、ヘリコプターで襲いかかるランサムを石油タンク車を爆発させてやっつけるのだった。

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