バロン

劇場公開日:

解説

18世紀の伝説的人物バロン・ミュンヒハウゼンの活躍を描くファンタジー・アドヴェンチャー。エグゼキュティヴ・プロデューサーはジェイク・エバーツ、製作はトーマス・シューリー、監督・脚本は「未来世紀ブラジル」のテリー・ギリアム、共同脚本はチャールズ・マッケオン、撮影はジュゼッペ・ロトゥンノ、音楽は「ダイ・ハード」のマイケル・ケイメンが担当。出演はジョン・ネヴィル、エリック・アイドルほか。

1989年製作/イギリス
原題または英題:The Adventures of Baron Munchausen
配給:コロムビア
劇場公開日:1989年6月24日

ストーリー

18世紀、トルコ軍占領下にあるドイツの海岸沿いの町。貧困と飢えに苦しむ人々であふれた崩れかけた城壁の中の廃墟と化した小さな町のロイヤル劇場の舞台に、バロン・ミュンヒハウゼン(ジョン・ネヴィル)は突然姿を現わした。彼は、トルコ軍は自分を探していると語り、なぜトルコ軍に追われるはめになったかを話し始めるが、あまりにも荒唐無稽で、誰にも相手にされない。落胆するバロンであったが、空想好きの10才の少女サリー(サラ・ポリー)に励まされ、トルコ軍をやっつける約束をする。そこで彼はまず最初に、かつて一緒に戦った不思議な力を持つ四人の仲間達を集めるために、絹の下着で作った巨大気球に乗ってサリーと共に旅を始めるのだった。頭と胴体が別の意志を持つ月の王のもとで世界一の足の速いバート・ホールド(エリック・アイドル)を、地底の神ヴァルカン(オリヴァー・リード)が支配する火山の国で怪力の持ち主アルブレヒト(ウィンストン・デニス)を、巨大魚の中で鉄砲の名手アドルファス(チャールズ・マッケオン)と、どんな遠くのどんな小さな音も聞こえ、すごい肺活量の持ち主グスタヴァス(ジャック・パーヴィス)をそれぞれ助け出すが、四人ともすっかり老け込んで昔の力を失っていた。またバロンの背後にも死神の影が常につきまとうようになっていた。六人は何とか町の海岸にたどりつくが、トルコ軍の攻撃は一層激しくなってきており、バロンは意を決し、トルコ国王に会見を求め、事の決着をつけようと試みるが、実は……。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第62回 アカデミー賞(1990年)

ノミネート

衣装デザイン賞 ガブリエラ・ペスクッチ
美術賞  
視覚効果賞  
メイクアップ賞  
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映画レビュー

5.0バロン

2024年10月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

興奮

幸せ

面白かったです。

バロンの大冒険。

アルフレビトが船で敵をやっつけるシーンはめちゃくちゃ爽快な気分でした。

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Y&M

5.0セルロイドの英雄

2024年1月31日
PCから投稿

風向き次第で若返ったり年老いたり。思い通りにいかないとすぐフテ腐れ、観客が一人でもいればノリノリで語り出す。自分の「死」すらもネタにして。
これこそスタア!
彼こそがスタア!

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雨丘もびり

4.0荒唐無稽

2022年12月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

バロンを主人公とした舞台を上演中、「私がバロンだ」という人物が飛び込んでくる。
そして舞台上で勝手に自分の身の上話を始める。
監督がテリー・ギリアムなので、軽妙とは言い難いが、少女(サラ・ポーリー)を中心に据えたことで、見やすくなった。
イマジネーションの奔流はとても楽しい。

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いやよセブン

4.0不思議な不思議な?

2022年3月17日
PCから投稿

ナンセンス作品と思いきや、意味がありました(笑)。
頭だけのロビン・ウィリアムズが出てきた時は、儲かった感(笑)。
ぶっ飛んだ映画なんだけど、なぜかラストまで突き合わされた不思議な不思議な物語。

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共感した! 2件)
miharyi