ハムレット(1997)

劇場公開日:

解説

17世紀の文豪ウィリアム・シェイクスピアの言わずと知れた古典『ハムレット』を、舞台を中世から19世紀に移し、絢爛豪華なタッチで映画化。監督・脚本・主演は、「世にも憂鬱なハムレットたち」の英国演劇界の俊英ケネス・ブラナーで、オールスター・キャストで4時間の大作に挑んだ。製作はブラナーと「フランケンシュタイン」以降コンビを組むデイヴィッド・バロン。撮影は「アラビアのロレンス」「スカーレット・レター」のヴェテラン、アレックス・トムソン。音楽は「フェイク」のパトリック・ドイルで、主題歌『IN PEACE』をオペラ界の最高のテナー歌手プラシド・ドミンゴが歌う。美術はブラナーとは「ヘンリー5世」以降全作品で組む「オセロ」のティム・ハーヴェイ。編集は「世にも憂鬱なハムレットたち」のニール・ファレル。衣裳は『待ち焦がれて』(V)のアレックス・バーン。共演は「タイタニック」のケイト・ウィンスレット、「ドラゴンハート」のジュリー・クリスティ、「彼と彼女の第二章」のビリー・クリスタル、「ショート・カッツ」のジャック・レモン、「トゥルーライズ」のチャールトン・ヘストン、「ジャック」のロビン・ウィリアムス、「俺たちは天使だ」のジェラール・ドパルデューなど映画界のスターに加え、「世にも憂鬱なハムレットたち」のリチャード・ブライアーズ、マイケル・マロニー、ニコラス・ファレル、「シャイン」のジョン・ギールグッド、「愛と死の間で」のデレク・ジャコビ、「ロストワールド ジュラシック・パーク」のリチャード・アッテンボロー、「秘密と嘘」のティモシー・スポールほか豪華な顔触れ。

1997年製作/242分/イギリス
原題または英題:Hamlet
配給:東宝東和
劇場公開日:1998年1月24日

ストーリー

19世紀のデンマーク王国、急死した国王の亡霊から、王位を狙う弟クローディアス(デレク・ジャコビ)に毒殺されたことを聞かされた王子ハムレット(ケネス・ブラナー)は、愛人のクローディアスの忠臣の娘オフィーリア(ケイト・ウィンスレット)と別離し、復讐を誓う。悲しみにくれるオフィーリアは命を落とす。クローディアスは不審な行動をとるハムレットを英国に追放、その上で暗殺が指示する。しかし、オフィーリアの葬儀の最中、死んだと思われたハムレットが現れた。驚いたクローディアスはオフィーリアの兄レアティーズ(マイケル・マロニー)と決闘させる。ハムレットは毒の剣に傷つきながらもクローディアスを殺し、自らも息絶えた。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第69回 アカデミー賞(1997年)

ノミネート

脚色賞 ケネス・ブラナー
作曲賞(ドラマ) パトリック・ドイル
衣装デザイン賞 アレクサンドラ・ビルヌ
美術賞  
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映画レビュー

5.0舞台を映画にする。 すごい迫力。 ハムレットは色々な形で何回か見て...

2024年9月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

1.5教科書的ハムレット

2024年2月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

時代のせいか演出のせいか脚本のせいか、退屈。

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300

3.5原作を読むよりは手軽かと

2023年7月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

 4時間あるが、それでも原作の台詞を最大限カットしないで演じられているので、おそらく活字で読むよりは手軽かと思う。
 ケネス・ブラナー恐るべし。
 オフィーリア役のケイト・ウィンスレットも素晴らしかった。
 が、やはりこれだけの死生観、人生観を描いた作品を1601年、日本では関ヶ原の戦いの終わった頃に、大衆演劇として上演したシェイクスピアは凄いなと思った。
 To be, or not to be.
 生きるも地獄、死ぬも地獄。(と私は解釈したw)
 ハムレットは初期の仮面ライダーさながら、絶対悪いヤツの叔父に手を下すことができず葛藤する。オフィーリアは自分のない、ただの良い子ちゃんなのでルリ子ではない。「弱き者」である母も然り。絶対的な孤独の中、臆病者だとなじるのは自分自身である。さらに、宗教上の事情もあるので大変だ。そんな心の内を考察するさま、やがて死を恐れなくなるまでの心理描写が白眉だと思った。

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SpicaM

4.0とにかく長い、と思うか否か。 問われます。

2023年3月19日
iPhoneアプリから投稿

とにかく長い、と思うか否か。
問われます。

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tina