バタリアンのレビュー・感想・評価
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意外と社会派
ゾンビ映画の中で一番好きな作品です。タールマンやオバンバなどといったゾンビをアイドル化させているのは気にいらないが、全体的に笑えるシーンが多い。「トライオキシン245」という薬品も面白い。基本的にはシリアスなホラーなのだが、「もっと救急隊員を」「もっと警官を」と無線を使うゾンビたち。血圧0、体温21度となったフレディ(マシューズ)とフランク(カレン)に対応する救急隊員。フランス風のコメディ要素が満載だ。
哀愁を帯びているのが、フランクだ。自分がゾンビ化したために自ら火葬釜の中に入っていくシーンでは涙が出そうになった。そして意外な結末。ゾンビ事件を極秘にしてることや、ラストの衝撃的結末では米軍の性質を痛烈に風刺しているとも思われます。
【追記:2020.8】
最近、ゾンビが走るか走らないかという視点で再チェックしてますが、本作ではまじで走ってました!コメディ要素が強いため、つい記憶に残らなかったのかな。『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』は実話だよ・・・なんてロメロが喜びそうなセリフまであるのに・・・
パンキッシュダンシング
昔軍で開発された死体が動けるようにさせるガスを浴びて動き出してしまってゾンビみたいになったのを封印したドラム缶みたいなのが薬品会社の地下倉庫になぜかある。その薬品会社のバイトにパンキッシュな青年が初日で入る。薬品会社には解剖実習用の死体とか、犬を前から半分に切った標本とかが在庫としてある。副社長がそのガスとかの話して、本当に封印されたゾンビみたいなのがあるのを見せる。ちょっと触ったらプシューってガスが漏れる。2りは倒れる。在庫の死体が復活、てんやわんや。そのゾンビ焼く、煙もくもく雨降る、近くの墓地からスリラースリラーナイト!役者のパンキッシュ野郎とかがコメディっぽくてイイ。展開がドタバタすぎてチープな感じだけど逆に作り込まれてないのもいいかも。
だって死なないんだもの?どーすんの?
なんと言うか?コメディホラーだから仕方ないと言うしかないんだけど、行動不能にするのにバラすしかないってのが大変。
焼いたら、感染が拡がるし。
無限に増殖しそう。
おまけに喋るし、知能も残ってるしで、『バタリアン』のゾンビ最強じゃないの?
従ってラストはあれしか浮かばない。
当時は裸体のゾンビがインパクト大で青少年の股間を直撃、ゾンビ映画の虜になった人も多かったのではないか?それほどまでにゾンビ映画を変えた作品。
食べる理由を語るオバンバ(笑)
走る人体模型(笑)
警官を追加注文するゾンビ(笑)
タールマン(笑)
それまでのゾンビ映画になかった個性豊かなゾンビが登場したことは画期的だった。
古典や王道として「ナイトオブリビングデッド」「ゾンビ」や「ドーンオブザデッド」があるとして、「バタリアン」は模倣から始まりある意味本家を越えた。
ゾンビ映画のファンを語るなら観なければならない傑作だと思う。
脳みそをくれーーー!!
私は全然怖くなかったよw
笑いの要素が織り込まれてて、笑える場面もw
これ小さい時に映画館で見たらきっと怖かったのかもww
脳みそをくれーーーーーー!!ww/(・_;\
真っ暗の中9.1chでホームシアターで
鑑賞!!
「あたしオバンバ、あなたの脳味噌食べさせて〜」
元祖コメディ系ゾンビ。
冒頭のこれは全部実話!と言い切るシャレから始まり、「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」を下敷きにした展開、ブラック・ジョークの効いたラストと、単にゾンビとおふざけするだけのクズ・ゾンビコメディとは一線を画した作品。
本作はロメロの「ナイト・オブ〜」の続編的作品なんだけど、ゾンビの基本3原則である、走らない、喋らない、考えない というお約束をあえて守らない事で笑いを生んでいます。
暗黙の了解だったゾンビ・ルールを破った元祖の作品とも言えるでしょう(マイナー系では「ナイトメア・シティ」のゾンビが走りながらマシンガン撃つのもあるが)。
原題は「リターン・オブ・ザ・リビングデッド」で邦題は「バタリアン」なのだが、バタリアンとは軍の大隊を意味し、ゾンビの大群と軍の絡むストーリーにかけたとしたら、なかなか秀逸なセンス!
オバンバ、タールマン、ハーゲンタフなどキャラ・ネーミングは好き嫌い別れそうだが、タールマンは製作側が名付けた名前で、向こうのほうがもっと沢山のゾンビ・キャラにネーミングしていた事を知ると、日本の配給会社がつけたネーミングも全然有りでしょう。
バタリアン・シリーズは全5作あるが、個人的には2は1の焼き直しで3.0、3は初のロマンス系ゾンビで2.5、同時に製作された4&5は脳を破壊しても死なないバタリアン設定を無くした、ただのC級ゾンビ映画で観る価値無しです。
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