南仏夜話 夫(ハズ)は偽者

劇場公開日:

解説

「虹を掴む男」「ヒット・パレード」のダニー・ケイが主演する1951年度色彩音楽喜劇で、「暗黒の恐怖」のソル・C・シーゲルが製作を担当する。ルドルフ・ルーターとハンス・アドラーの舞台劇から「日曜は鶏料理」のヴァレンタイン・デイヴィースとフーブおよびヘンリー・エフロンが協同脚色、「一ダースなら安くなる」のウォルター・ラングが監督した。撮影は「潜航決戦隊」のレオン・シャムロイ、音楽監督は「イヴの総て」のアルフレッド・ニューマン。ダニー・ケイは2役を演じ、相手役は「呪われた城」のジーン・ティアニーと、「欲望の砂漠」のコリンヌ・カルヴェ。他に「海の牙」のマルセル・ダリオ、「悲恋」のジャン・ミュラ、「アニーよ銃をとれ」のクリントン・サンドバーグ、アンリ・レトンダル、シグ・ルーマン、ジョイス・マッケンジー、モニク・シャンタルらが出演。

1951年製作/89分/アメリカ
原題:On the Riviera
配給:20世紀フォックス極東支社
劇場公開日:1952年3月7日

ストーリー

モンテカルロ。アメリカ芸人ジャク・マーティン(ダニー・ケイ)は恋人コレット(コリンヌ・カルヴェ)とナイトクラブに出演していたが、ある夜テレヴィジョンで世界1周飛行家アンリ・デュラン(ダニー・ケイ2役)を見て、自分にそっくりなので驚いた。演し物に困っていた彼は早速アンリに扮して舞台に立ち大喝采を拍した。アンリは飛行機設計の資金に悩み、調達にロンドンへ飛ぶこととなったが、内懐を商売敵のペトリン(ジャン・ミュラー)に見破られることを恐れたアンリのパートナーたちは、ジャクをアンリに仕立ててレセプションに出席させることになった。その夜、アンリの妻リリ(ジーン・ティアニー)に首ったけのジャクはみごとに夫役を演じ、ペリトンはアンリの情勢が好転したものと思い込んでしまった。何も知らずに帰っていたアンリは夜更けて妻を訪れたが、最初ジャクだと思っていたこの男が実の夫と判ると、彼女は大層濃やかな愛情を示した。アンリは驚き且つ怪しみ、翌朝彼女に、昨夜寝室を訪れたのは自分ではないと嘘の電話をかけた。びっくりした彼女は折りから訪れたジャクを詰問したが、彼はすべてはアンリの疑心だと釈明して、更に帰宅したアンリに、リリは夫の彼をこそ愛しているのだと説得して、すべてはまるく収まった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第24回 アカデミー賞(1952年)

ノミネート

作曲賞(ミュージカル) アルフレッド・ニューマン
美術賞(カラー)  

第9回 ゴールデングローブ賞(1952年)

受賞

最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ダニー・ケイ
詳細情報を表示

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る

他のユーザーは「南仏夜話 夫(ハズ)は偽者」以外にこんな作品をCheck-inしています。