白昼の暴行魔
劇場公開日:1978年11月18日
解説
三人の男に強姦された神に仕える尼僧と修道院の女性徒が生命を守るために、男たちと闘うという暴力を扱ったサスペンス映画。製作はピノ・ブリッチ、監督は「捜査網せばまる」のフランコ・プロスペリ、脚本はエットーレ・サンゾ、撮影はクリスチアノ・ポガニイ、音楽はロベルト・プレガディオが各々担当。出演は「ザ・ビッグマン」のフロリンダ・ボルカン、「カサンドラ・クロス」のレイモンド・ラヴロック、フラビオ・アンドレイニ、シェリー・ブキャナン、ステファノ・シドラチ、ラウラ・タンジアニなど。
1977年製作/イタリア
原題または英題:Terror
配給:松竹=富士映画
劇場公開日:1978年11月18日
ストーリー
アルド(R・ラブロック)をボスにウォルター、そしてニノの三人組が市内の銀行を襲い、現金を奪い逃走した。出納係と通行人を射殺した彼らは非常警戒の中で逃げ場を失い近くの別荘に侵入する。内では尼僧のクリスチナ(F・ボルカン)が修道院生徒の女子学生たちと演劇の練習に励んでいた。乱入してきたアルドたちに驚いた彼女たちの目の前で逃げようとした女中のティルドがウォルターに惨殺される。彼女たちは恐怖にふるえ、ただおとなしくしているほかなかった。夜になってシャワーを使用していた女子生徒の一人がニノに乱暴され、その反動でニノの足に櫛を突き刺した。この騒ぎはアルドの冷静さでおさまる。クリスチナには一つの計算があった。二日後にバスが迎えにくる予定なのだ。しかし、ニュースで知る警察の動きには期待はできず予定のバスも遅れるという電報が入る。そしてクリスチナが救いを求めた郵便局員は殺されてしまう。その間に、動物の欲望をむき出しにした彼らがクリスチナをはじめ次々に女生徒たちを強姦していた。殺さなければ殺される--恐怖と不安の中で、クリスチナは自分の置かれた立場を理解し決断を下す。三人の野獣に血みどろの闘いをしかけたのだ。鍬や棒きれを持った女たちが狂暴さを爆発させ、神の教えに背くかのように男たちに挑んでいった。静けさがもどった時、そこには無残な男たちの死体が横たわっていた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- フランコ・プロスペリ
- 脚本
- エットーレ・サンゾ
- 製作
- ピノ・ブリッチ
- 撮影
- クリスチアノ・ポガニイ
- 音楽
- ロベルト・プレガディオ
- 字幕監修
- 野中重雄