ニュー・ジャック・シティ

劇場公開日:

解説

暴力とドラッグに支配された街の荒廃を生々しく描き、全米で社会的現象にまでなった作品。製作はダグ・マクヘンリーとジョージ・ジャクソン、監督は「ハイスクール・コップ」(89・ビデオ)のマリオ・ヴァン・ピーブルズ、トーマス・リー・ライトがライトの原案を基に、バリー・マイケル・クーパーと共同で脚本を執筆、撮影をフランシス・ケニー、音楽をミシェル・コロンビエが担当。出演はウェズリー・スナイプス、アイス・Tほか。

1991年製作/アメリカ
原題または英題:New Jack City
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1991年6月8日

ストーリー

ニュー・ジャック・シテイはドラッグを足がかりに裸一貫のし上がった若きドン、ニーノ・ブラウン(ウェズリー・スナイプス)によって牛耳られていた。そんなニーノを倒そうと執念を燃やす黒人捜査官、スコッディ・アップルトン(アイス・T)と白人警官、ニック・ベレッティ(ジャド・ネルソン)。スコッティは母親を麻薬患者に殺され、ニックは自らが元中毒者という経歴をもっていた。ある日、スコッティのスパイとなって潜入していたプーキー(クリス・ロック)が殺されたことを契機に、スコッティは自らおとりとなってニーノのふところに飛び込むことを決意する。そして、組織の内部ではニーノの幼なじみであるジー・マネー(アレン・ペイン)が反旗を翻し、抗争が始まった。スコッティは正体を知られ、追いつめられるが、逆に反撃に出てニーノを撃とうとする。しかし同僚のストーン刑事(マリオ・ヴァン・ピープルズ)に止められ、ニーノは逮捕、裁判になる。量刑は思いがけず軽かった。しかし裁判所を出たところでニーノは見知らぬ男に撃たれ、息絶えるのだった。

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映画レビュー

2.5アクションなのか?ドラマなのか?

2024年11月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

麻薬戦争に乗り出した、アフリカ系ギャングの興亡を描く物語。

ウェズリー・スナイプスが、珍しく悪役を演じた映画ですね。
ただの悪役ではなく、平然と人を殺し、老若問わずに麻薬をまき散らす極悪非道なボスを熱演。
主人公がまだ若くイケイケの勃興期から、マフィアや警察組織との攻防で疲弊していく様を上手に描いていきます。

ただ、アクション俳優を起用していることもあるのでしょう。中途半端にアクションを入れてしまい、ドラマ部分の重さが薄らいでいきます。
「ゴッドファーザー」との対比ともなりますが、銃撃戦やクライマックスのアクションを軽くし、逆に神父等のキャラに重きを置いた方が映画としての完成度は上がったように思います。

私的評価はやや厳しめです。

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よし

3.0音楽がいい♪

2021年3月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 失業問題、貧富の格差、麻薬犯罪。社会派映画の一面を覗かせ、麻薬王をやっつける。まぁまぁのブラックムービー。しかし、最後に問題提起だけ残して、諸悪の根源を深く追求していない。ちょっとしたドキュメンタリーという感じで観るには丁度いいかも。

 黒人スコッティの肌が白く、白人ニックが色黒であるのは何か意味があるのかな?

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kossy

2.0"Vシネマ"

2020年12月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

興奮

ウェズリー・スナイプスが全然怖くない、組織の長として貫禄が足りず、場の空気が緩む存在感。

当時の黒人カルチャーとして演出描写は正解なのか、対立するのはマフィアと警官、黒人同士のギャング的な抗争は皆無で「スカーフェイス」ってより「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」って感じ!?

結局は潜入捜査官、そこまでが長ったらしい、哀れな位にボッコボコ、最終的には爺さんに責任転嫁で、役に立たない刑事二人のバディ感も薄らと。

ギャング物としては疎かな展開が続く、ハリウッド版のVシネマな如く単純明快で雑な雰囲気満載。

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万年 東一

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