肉の蝋人形(1953)
劇場公開日:1953年6月9日
解説
ナチュラル・ヴィジョンによる立体映画(色彩・ワーナーカラー)で「明日なき男」のブライアン・フォイが1953年に製作した。チャールズ・ベルデンの原作より「夜歩く男」のクレーン・ウィルバーが脚色、「廃墟の守備隊」のアンドレ・ド・トスが監督。撮影は「赤い灯」のバート・グレノンと「地上最大のショウ」(附加撮影)のペヴァレル・マーレー、音楽は「西部の顔役(1942)」のデイヴィッド・バトルフ。出演者は「三銃士(1948)」のヴィンセント・プライス、フランク・ラヴジョイ、「血ぬられし欲情」のフィリス・カーク、キャロリン・ジョーンズなど。
1953年製作/アメリカ
原題または英題:House of Wax
配給:ワーナー・ブラザース日本支社
劇場公開日:1953年6月9日
ストーリー
1900年、ニュウ・ヨーク・蝋人形博物館の経営者バークは製作者ヘンリー・ジャロッド教授(ヴィンセント・プライス)の意見を無視して博物館を化物屋敷式にしようとし2人は口論のあげく、バークが人形に火をつけて博物館は全焼、ジャロッドは焼死したものと思われた。5万ドルの火災保険金を得たバークは浮気女キャシーと放埒な生活をしていたが、実はジャロッドは生きていた。火傷のため醜く精神も異常になった彼は変装してバークとキャシーを殺害した。同宿のスーも危く殺されそうになったが幼なじみのスコットに救われた。博物館が改めて開館され、見物に出かけたスーは殺されたキャシーの人形を陳列場で見、ジャロッドが殺害者ではないかと疑った。ジャロッドの後援者ウォーレスも彼を疑い出してジャロッドに絞殺された。博物館の中でウォーレスの死体を箱詰にするところを見たスーは気絶した。ジャロッドは彼女を蝋づけにして人形を作ろうとし、スーを探しにきたスコットをも殴り倒し、彼女を蝋づけにしようとしたとき、駆けつけた警官と生気回復したスコットに倒され、スーは危く救われた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- アンドレ・ド・トス
- 脚色
- クレイン・ウィルバー
- 原作
- チャールズ・ベルデン
- 製作
- ブライアン・フォイ
- 撮影
- バート・グレノン
- J・ペバレル・マーレイ
- 美術
- スタンリー・フライシャー
- 音楽
- デビッド・バトルフ
- 録音
- チャールズ・ラング
- 編集
- ルーディ・ファー