ならず者部隊
劇場公開日:1956年12月29日
解説
フランシス・グワルトニイの小説“世紀が終った日”の映画化。脚色は「あの日あのとき」のハリー・ブラウン、監督は「叛逆者の群れ」のリチャード・フライシャー、撮影は「スカートをはいた中尉さん」のレオ・トーヴァー、音楽は「雨のランチプール」のヒューゴー・フリードホーファーが各々担当。主演は「山」のロバート・ワグナー、「足ながおじさん」のテリー・ムーア、「必殺の一弾」のブロデリック・クロフォード、他にバディー・エブセン、ロバート・キースなど。デイヴィッド・ワイスバート製作。
1956年製作/アメリカ
原題または英題:Between Heaven and Hell
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1956年12月29日
ストーリー
サム・ギフォード(ロバート・ワグナー)はヴァージニアの大地主だったが、小作人を人間扱いしないので、妻のジェニイ(テリー・ムーア)はいつも彼を責めていた。太平洋戦争がはじまり妻の父コズンス大佐の部下として出征したサムは、自分の農場の小作人たちと生死をともにして、彼らに対する感情を改めるようになった。間もなく大佐は戦死。サムは臆病ゆえに過って部下を殺した上官を殴ったため、降等され、罪を犯した兵隊で組織されている通称ならず者部隊に転属された。この部隊長ウェイコ(プロデリック・クロフォード)も臆病だった。ある日サムは小作人出身のウイリイと偵察に行ったが、隊長がサムの報告を信用しないため、部下の1人が敵の砲弾の犠牲となった。やがてサムたち7名は最前哨線に出発、その夜敵の襲撃で電池を破壊された。サムが代替品を取りに部隊に戻ると転任で出発しようとしていた隊長が狙撃にあって即死した。前哨戦へ帰った夜の襲撃では、負傷したウイリイと2人だけになってしまった。危険を冒して急を告げに戻ったサムの働きで、ウイリイも無事救われ、ここに地主サムと小作人ウイリイの心は固く結ばれた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- リチャード・フライシャー
- 脚色
- ハリー・ブラウン
- 原作
- フランシス・グワルトニイ
- 製作
- デビッド・ワイスバート
- 撮影
- レオ・トーバー
- 音楽
- ヒューゴ・フリードホーファー
受賞歴
第29回 アカデミー賞(1957年)
ノミネート
作曲賞(ドラマ/コメディ) | ヒューゴ・フリードホーファー |
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