ナビゲイター

劇場公開日:

ナビゲイター

解説

8年間行方不明だった少年をめぐって展開するSFファンタジー。製作はロバート・ウォルドとディミトリー・ヴィラード。エグゼクティヴ・プロデューサーはジョナサン・サンガー、マーク・デーモン、ジヨン・ハイド。監督は「青い恋人たち」(82)のランダル・クレイザー。マーク・H・ベイカーの原案に基づいてマイケル・バートンとマック・マクマヌスが脚色。撮影はジェームズ・グレノン、音楽はアラン・シルヴェストリ、特殊視覚効果はピーター・ドーネンが担当。出演はジョーイ・クレイマーほか。

1986年製作/アメリカ
原題または英題:Flight of the Navigator
配給:東宝東和
劇場公開日:1986年12月20日

ストーリー

78年7月4日、フロリダ州フォート・ローダーデール。12歳のデイヴィッド・フリーマン(ジョーイ・クレイマー)は母のヘレン(ヴェロニカ・カートライト)に命じられて、8歳の弟ジェフ(アルビー・ウィッテイカー)を迎えに行く。森で足を踏みはずして穴に落下。起きあがって家へもどると、そこには知らない人が住んでいた。彼は警察へ連れていかれる。そのころUFOが鉄塔を破壊して地上2~3mの所で停止しているのが発見され、NASAに運ばれる。ファラディ博士(ハワード・ヘスマン)がチーフになって調べるが、どこにも入口が見つからない。一方、デイヴィッドは一家に再会するが、父ビル(クリフ・デ・ヤング)も母も年をとり、ジェフ(マット・アドラー)も彼より大きくなっていた。あれから8年たっていたのだ。脳波を調べたら、UFOの映像がスクリーンにうかんだ。ファラディ博士がそれを知り、48時間だけNASA基地で彼を調べさせてくれという。彼の脳から誰も知らない言語や星図がモニターに投影された。彼の世話をするキャロリン(サラ・ジェシカ・パーカー)から、48時間がすぎても調べられると聞いて、デイヴィッドは脱出。UFOからのテレパシー通信を受けて、格納庫内のUFOへ。中のロボット・コマンダーから、彼らがいろんな星の生物を採集して研究し、再びもとの星へもどしていることを聞いた。彼はデイヴィッドの脳がほんの一部しか使ってないので、あいている所へ星図などをインプットしたという。ところが鉄塔にぶつかって宇宙船の星図がこわれたので、彼を乗せ、その間に彼の脳から星図情報を取り出そうというのだ。NASAの警備陣がUFOを包囲したので、デイヴィッドはUFOをスタートさせ、操縦法を会得したりして、ロボット・コマンダーと仲良くなる。やがて、UFOでフリーマン家へもどった。しかし、このままでは一生人間モルモットにされてしまうと、再びUFOに乗り込む。人間のようにちょっと高級な生物が時間を逆行するのは危険がともなうと言われたが、賭けてみることにした。森の穴で気がついたデイヴィッドが家へもどると、若い両親、弟が彼を迎えてくれた。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5ビデオ全盛の時代。パッケージに負けた

2023年3月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

お話は割とかっちりとしたSF映画で、主人公が小学生だけに深刻にならない。でも、自分の弟が先に成長してしまい、UFOの冒険から帰還した時には彼は高校生に。まさに「双子のパラドックス」を解りやすく映画にしたようなお話に、知的好奇心をくすぐられたのでした。

SFXも結構頑張っていたように思う。のちに「アビス」とか、「ターミネーター2」などで使われる液体のエフェクトを、この時点で上手に見せていた気がする。発見されたUFOの出口がどこにも見当たらず、いざ乗り込もうとしたら、ボディが変形してハッチに代わるという視覚効果。

そしてUFOの飛翔シーンは爽快で、とても気持ち良かった。

UFO自体が意思を持ち、ナビゲイターとして少年とコミュニケーションをとるという発想もユニークで、異星人のクリーチャーを登場させないで済み、それによる興ざめもなかった。少年との掛け合いも軽妙で、話が明るく、テンポよく進行する。さすがディズニー映画。

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うそつきカモメ

3.0いい宇宙人なのか?

2021年2月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 UFOだと思わせておいてフリスビー犬の大会へと場面が変わる印象的なオープニング。78年と86年という短い期間でありながら、流行ってる音楽の会話なんかを上手く使って時代をよく表現してあるなぁと感心したぞ。それにしても周りが全て8年経過しているってのも寂しいものだ。氷漬けにされて孫の世代にまで時代が飛んだというコメディドラマもあったけど、これはほんの8年なのだ!弟が自分よりも年上になるなんてのは悲しすぎる。残念なのは好きだった女の子ジェニファーがどうなったのか?犬のブルーザーはどうなったのか?なんて細かなところが描写されてないのが残念。

 デイヴィッドは脳波の検査を受けると、頭の中が勝手にコンピューターの2進法と対話して、そのうち墜落していたUFOの形を描いてしまう。医師はNASAに連絡し、そこでも精密検査を受けるのだ。テストに耐えられなくなったデイヴィッドは逃げ出そうと、世話をしてくれるキャロリン(パーカー)に頼み、それがNASAに保管されていたUFOへと導かれる。8年の間、何をしていたのか?実はUFOに乗ってナビゲーターになっていた・・・なんて、全然わかんね(笑)。彼の頭に植え付けられた星図をコピーして、なんとか帰れるようになったマックス(目玉のAIみたいなものか?)。最後には時間を遡ってめでたしめでたし・・・なんだけど、説明が足りなさすぎ。

 80年代は『未知との遭遇』や『ET』のおかげで、いい宇宙人の映画が作られたように思う。そしてジュブナイルの映画も。

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kossy

4.0よきかな

2020年6月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

幸せ

ディズニーらしさ溢れ、
大人の鑑賞に堪える、子供達のためのサイエンスファンタジー

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褐色の猪

1.5後半がつまらん

2020年6月2日
PCから投稿

昔の映画らしさが出てた作品。
前半は面白かったが、宇宙船に乗ってからがめちゃくちゃつまらない。
監禁されてる部屋からの脱出方法とか「1000の言語を理解している」とかいうくせに「プライバシー」が分からないだとか「トイレ」が分からないだとか色々杜撰でテキトーなのか見えすける。

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aaaaaaaa