ナッツ

劇場公開日:

解説

過失致死を犯した1人の女性が周囲から精神異常者として片付けられようとする事に対して戦う姿を描く。「愛のイエントル」のバーブラ・ストライサンドが製作・主演・音楽を担当。トム・トーパーの同名戯曲を彼自身とダリル・ポニクサン、アルヴィン・サージェントが共同で脚色、監督は「ノーマ・レイ」のマーティン・リット、撮影は「キングの報酬」のアンジェイ・バートコウィアクが担当。出演はほかに「張り込み」のリチャード・ドレイファス、「心みだれて」のモーリン・スティプルトン、「ポセイドン・アドベンチャー2」のカール・マルデンなど。

1987年製作/116分/アメリカ
原題または英題:Nuts
配給:ワーナー映画
劇場公開日:1988年5月21日

ストーリー

クローディア・ドレイバー(バーブラ・ストライサンド)は良家の出だが、今は高級コールガールに身を落としている。ある夜、変態志向の客アレン・グリーンの暴力に耐えかね抵抗し、誤って殺してしまった。過失致死の罪に問われた彼女に対して、父親アーサー(カール・マルデン)も母ローズ(モーリン・スティプルトン)も、弁護士や検事までもが精神異常者として片づけ病院に閉じ込めようとした。「自分はナッツ(精神異常者)ではない」と主張するクローディアだったが、担当の精神科医モリソン(イーライ・ウォラック)も精神異常を主張し、ついに法廷で審議の最中に怒りが爆発し弁護士を蹴り倒してしまう。だが、新しい弁護士としてついた官選弁護士レヴィンスキー(リチャード・ドレイファス)は、初めこそ彼女の反抗的な態度に乗り気ではなかったが、やがて彼女が正常であることを確信した。検事のマクミラン(ロバート・ウェバー)との間の言葉による激しい攻防戦の中で、アーサーが義父である事に触れられた時にクローディアが見せた奇行から彼女の幼年時代に秘密がある事を察し、レヴィンスキーはかつてクローディアと義父との間に起きた忌わしい事件をつきとめた。それが彼女を現在の境遇におとしめた原因だった。レヴィンスキーはクローディアを説得して法廷で真実を告白させ、ついに彼女が正常であるという判決を勝ちとった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第45回 ゴールデングローブ賞(1988年)

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀主演女優賞(ドラマ) バーブラ・ストライサンド
最優秀助演男優賞 リチャード・ドレイファス
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映画レビュー

3.0予審

2021年2月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kossy