ベガス・バケーション
劇場公開日:1997年6月14日
解説
“家族の絆”を確認するための旅行でラスベガスを訪れた一家が巻き起こす騒動を描いたコメディ。アメリカのパロディ雑誌『ナショナル・ランプーン』が製作した映画の1本で、「ホリデーロード4000キロ」(83)、『ナショナル・ランプーンズ ヨーロピアン・ヴァケーション』(85、V)、「ナショナル・ランプーン クリスマス・バケーション」(89)に続いてグリスウォルド一家を主人公にしたシリーズ第4作。監督は短編『Birch Street Gym』でアカデミー賞にノミネートされた、本作が長編デビュー作となるスティーヴン・ケスラー。エリサ・ベルとボブ・ダグセイの原案を、ベルが脚色。製作は「スペシャリスト」のジェリー・ワイントローブ、製作総指揮は『ナショナル・ランプーン』の映画全作に携わるマッティ・シモンズと彼のパートナーのスーザン・イーキンス。撮影は「DNA」のウィリアム・A・フレイカー、音楽は「フリッパー」のジョエル・マクニーリー、美術は「デモリションマン」のデイヴィッド・N・スナイダー、編集は「黒豹のバラード」のセス・フローム、衣裳は「スペシャリスト」のキャロル・ブラウン=ジェームズ、スタント・コーディネーターは「ザ・エージェント」のアラン・グラフ。主演は前3作に続いて出演する「絶叫屋敷へいらっしゃい!」のチェヴィ・チェイスと「パシフィック・ハイツ」のベヴァリー・ダンジェロ。共演は「すべてをあなたに」のイーサン・エンブリー、これが映画初出演のマリソル・ニコルズ、第1作、第3作に続く出演となる「インデペンデンス・デイ」のランディ・クエイド、エンターティナーのウェイン・ニュートン(「ワンダーアーム・ストーリー」)ほか。
1997年製作/94分/アメリカ
原題または英題:Vegas Vacation
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1997年6月14日
ストーリー
家族旅行はグリスウォルド一家にとって一大イベント。完璧なマイホーム・パパを自認する一家の柱、クラーク(チェヴィ・チェイス)は常にありったけの情熱をバケーションの計画に傾ける。今回、彼が選んだのはラスベガス。限りなく夫を愛する妻エレン(ベバリー・ダンジェロ)は乗り気だが、娘のオードリー(マリソル・ニコルズ)と息子のラスティ(イーサン・エンブリー)は「今さら家族旅行なんて……」という気分。ともあれ4人を乗せた飛行機は、一家の住むボストンからネバダ州ラスベガスへ飛び立つ。豪華なショー、巨大なフーバー・ダム見学、スロットマシーン……数々のレジャーを体験するうち、4人はそれぞれ別の誘惑に出遭う。エレンはセクシーな歌声で女たちを虜にする歌手のウェイン・ニュートン(本人)に口説かれ、プロポーズされてしまう。シャイな性格のオードリーは、ダンサーとして働く親戚の娘ヴィッキー(シェイ・ドリン)から積極的に人生を楽しむことを教わり、自らもセクシーな衣裳で腰を振り、怪しげなクラブ踊ってお金を稼ぐ。ラスティは偽造したIDカードでチャレンジしたカジノで大儲け。そして、クラークは情無用のカード・ディーラーにさんざん負けて、おまけにラスベガス郊外に住む従兄弟のエディ(ランディ・クエイド)に疫病神のように付きまとわれ、運は逃げていく一方。4人はすんでのところで危機を脱出。全員、既に文無しだったが、ラスティがギャンブルで当たったおかげで1人1台ずつ、豪華な車をプレゼントされ、意気揚々と家路を目指した。
スタッフ・キャスト
- 監督
- スティーブン・ケスラー
- 脚本
- エリザ・ベル
- 原案
- エリザ・ベル
- ボブ・ダクセイ
- エグゼクティブプロデューサー
- マッティ・シモンズ
- スーザン・イーキンス
- 製作
- ジェリー・ワイントローブ
- 撮影
- ウィリアム・A・フレイカー
- 美術
- デイヴィッド・エヌ・スナイダー
- 音楽
- ジョエル・マクニーリイ
- 編集
- セス・フラウム
- 字幕
- 杉山緑