ホリデーロード4000キロ

劇場公開日:

解説

アメリカの中産階級のある一家が車でシカゴからカリフォルニアへと大陸を横断する間の騒動を描く。製作はマッティ・シモンズ、監督はハロルド・レイミス。78年にナショナル・ランプーン誌に掲載されたジョン・ヒューズのショートストーリー「ヴァケイション58」を基にヒューズ自身が脚色。撮影はヴィクター・J・ケンパー、音楽はラルフ・バーンズ、編集はペンブローク・J・ヘリングが担当。出演はチェヴィ・チェイス、ビヴァリー・ダンジェロ、イモゲン・コカ、ランディ・クエイド、アンソニー・マイケル・ホール、ダナ・バロン、エディ・ブラッケン、ブライアン・ドイル=マーレーなど。日本版字幕は岡枝慎二。テクニカラー、パナビジョン。1983年作品。

1983年製作/アメリカ
原題:National Lampoon's Vacation
配給:ワーナー映画
劇場公開日:1984年6月23日

ストーリー

イリノイ州シカゴ。クラーク(チェビー・チェイス)を長とするグリズウォルド一家では、夏のヴァカンスで、以前から子供たちが願望していたスゴい計画を、実行しようとしていた。何とカリフォルニアまでの4000キロの道のりをワゴン車で走破しようというものだ。まず、クラークは息子のラスティ(アンソニー・マイケル・ホール)を連れだってワゴンの新車を買入れ、それからガンリンを満タンにし、いざカリフォルニアへと向かう順準を整えた。そして、いよいよ出発。最初の宿はミズーリ州セントルイス。そこでは、ちょっとした間にホイル・キャップやバンパーが盗まれる始末。そんな事のあった後でも妻のエレン(ビヴァリー・ダンジェロ)はクラークにラヴ・モーションをかける。翌朝、カンサス州ダッジシティへ。そこには10年以上も会っていない従弟のエディ(ランディ・クエイド)一家が意地悪婆さんのエドナ(イモゲン・コカ)と住んでいるのだ。エドナおばさんの意地悪ぶりに驚くラスティと妹のオードリー(ダナ・バロン)。しかも、またこの家の子供たちが、悪ガキの極致。エディ一家での休日も終えて、いよいよ再び出発という時、あのエドナおばさんがペットの犬といっしょに同乗したいと申し出た。仕方なくOKするクラーク。疲れが出はじめたクラークの何よりの元気づけは、カンサス州に入ったあたりから時々姿を見せた赤いフェラーリに乗った1人旅の美女の笑みを見る事。コロラド州サウスフォークルンルン・キャンプ場。そこでは事件続発。エドナおばさんの犬が行方不明になった上に、エドナおばさんがショック死し、フェニックスにある親せきに葬式をあげてもらおうと立ち寄った。さて、いよいよロサンゼルスに明日着くという日、クラークがブラリと入ったホテルのバーに例のフェラーリの美女がいた。酔いにまかせて、彼女の跡を追ってプールに飛び込み、その光景に家族ばかりかホテル中の人たちが怪訝な顔。一夜あけて、爽快なカリフォルニアの風を浴びながら一家は最終目的地である遊園地ウァリー・ワールドヘ。4000キロの旅をしてたどり着いた一家を祝福するように、遊園地のゲートは輝いていた。待ちきれず駆け込んだクラークとラスティはその瞬間愕然となった。何と遊園地は休みだったのだ。(ワーナー映画配給*一時間三八分)

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