トレインスポッティングのレビュー・感想・評価
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スコットランド訛り恐るべし
40点 ( ストーリー:50点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:点 ) 将来の展望など何も持たずにその日その日を快楽を追及して過ごす典型的な自堕落な若者達の姿を描く。こういう社会の底辺のどうしようもないダメダメな人たちっているんだろうし、そのような生活を描くことに良さもあるのだろう。登場人物たちのくだらなさには、彼らの演技と人生観も含めてちょっとした見世物的な面白さはあった。しかし自分はこのような世界や人々が好きではないし何も共感もすることなく終わった。そのとき一緒に見ていたアメリカ人の友人も同じような意見だった。 ところが違う部分で印象に残ったところがある。そのアメリカ人の友人が「何を言っているか理解できるか?」と私に聞いてくる。早口で俗語の飛び交う若者の会話が私の乏しい英語能力で聞き取れるわけもなく最初から字幕を追いかけていたので「いや、わかんない」と答えると、その友人も「俺もわからないんだ」と答えてきた。訛りが強くてアメリカ人でも聞き取れないらしい。恐るべし、スコットランド訛り! かなり前に見てどんな内容だったか詳細は覚えていないし、音楽もどんなのだったか覚えていないので、音楽の評価はなし。
90年代っぽすぎて最高だ
こんな世界ほんとにあんのかなぁ? ドラッグ、死ぬまでに一度は体験してみたいけど この映画にある体感は果たしてリアルなものなのでしょうか? 終わり方がよかった。クスリときた! ドラッグだけに… スパッドみたいな友達、いいよね
ふぁっきんすこてぃっしゅ
選ぶことさえくそな世の中に スコットランド訛りってドイツ語みたいに聞こえますね。 ヘロインの薬物作用に興味があった+ユアンマクレガー出演だったため鑑賞。 う~ん、どうなんだろう。 10年前の作品ですから、少し今の若者文化と違う風に感じられるのは仕方がないとして、 若者独特の平和に飽きた閉鎖感+怠惰感+安易な快楽という点はすごく表現されているのだと思います。 ちゃんとドラックミュージックもBGMで流れていますし。 ハイになってやることやって、なんてすごく馬鹿な若者っぽいですね。 青春映画とは馬鹿っぽいのでしょうけど、これは青春映画とも違う感じで、不思議。 アンチドラッグ映画かなー。 大した悩みも持っていない(というような描写)のになんで薬に走るかというと・・・ 大した理由もない。あえて言うなら社会に出るのが嫌なだけ、みたいな。 社会が自分の中に無いから、詐欺だってなんだってできる。という投げやりさ。うーん、若者。 現実の生活につながることなんてどんなものだって選びたくない厭世観=ヘロインやるぜヒャッハー につながるところが非常に欧州的ですね。 お気に入りシーンは ユアンが車に手をついて悪そうにHAHAと笑う所。これは劇中に何回も見れます。 まあ、ストーリは好き好きですよね。 英国映画らしい皮肉にあふれていますし、最近は英国映画もきちんとした起承転結のある映画が多くなってきたと思うので、この成長も達成も曖昧で見ていてもよく分からない構成が懐かしくもあるのですが・・・ ちょっと突飛すぎるかな。 ドラッグやってる若者が取る行動としてはありきたりなものなのでしょうか。 ナレーションで進行映画。
逃げるが勝ち
のっぴきからイギーポップの曲で始まり、最後のアンダーワールドまで、UKポップスの集大成を体験できる一石二鳥な作品。そして、これは麻薬問題が深刻なイギリスの若者のために作った青春映画でもあります。 ドラックと犯罪づけの日々を送る主人公が、そこから抜け出すまでの過程をサイケデリックな映像で描いており、公開当時はそのあまりにも斬新な表現手法で、本国のみならず他諸国、そして日本でもちょっとした社会現象になったものです。展開はコミカルだが、ドラッグというものを客観的に描いている所が印象的。というのも、先にも書いたけど、これはドラッグつけの若者に向けて作られた映画なのです。ジャンキーな音楽を並べたりと、どこまでも、そんな若者への優しいまなざしが感じられる作品です。 個人的にはやはり最後の終わり方が爽快。性善説では発想できない心憎いラストとなっております。また、「お金」というものに対して見方を変えるきっかけになった作品でもあります。子供は見ちゃだめよ。
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