トレインスポッティングのレビュー・感想・評価
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タイトルなし
ヤク中ってこんな感じなのかな?
ヤク中の見てる視界の表現が面白かった。本当にあんな風に見えてるんだろうか?ヘロインの症状が、床に沈む感覚っていうらしいんだけど、言葉をそのまま表現したらしい。(聞きかじり)
曲が面白かった。深刻な、重い、暗い画に、軽い音楽が乗ってて新鮮?
トイレのシーンが良かった。見るからに最悪な汚いトイレ、ぼっとん便所のがマシなくらい、便器の外側もウンコまみれ。用を足した後の便器に、薬入りの座薬がもったいないと手を突っ込んで探す。主人公がえずいてるのを見て、こっちまで吐きそうになっていると、不意に便器の中に入って行く。どういうこと?!あぁ、ヤク中の症状か・・・。こういう、フィクションラインを飛び越える表現が気持ちいい。パルプフィクションの、地下室で、ホモの親父に捕まるシーンで、それまで保っていたリアリティが、超えちゃいけないラインを超えて、嘘じゃん!ってなる感覚。全てが馬鹿らしくなる感覚が気持ちいい。でも、この作品では、薬物の症状として書いているから、また別の話か。
最後の笑顔
理解できない
傑作中の傑作。定期的に観たくなる不思議な映画。
魂の叫びのような映画
これでもかというほど、主人公の悲惨な状況が描かれる。
イギリスという国は歴史もあって王室もあってすごく洗練されているイメージが強いが、洗練されているかこそ、階級社会であり閉鎖的な側面もあるのだろう。
とてつもなく貧困というわけでは無いのだが、主人公と関わりのある人間がみんなダメ人間で、左を向いてもクソ、右を向いてもクソ、主人公自身も特別な才能があるわけでもなく、立ち直るキッカケが完全に失われている状態。
現実に、これと似た境遇にいる人は結構いると思う。だからこそ、この映画は多くの人の支持を得ているのだと思う。
この閉塞感が、とてつもなくリアルで重い。だからこそ、ラストはすごい爽快感がある。
ドラッグなハマる若者の悲惨な現実が描かれるが、映画はコメディ色が強いので、笑って観られる。過酷な現実を笑い飛ばす。
だからこそ、ドラッグにハマってる人間と我々は対して違いはないのだなと思わされる。
我々の多くは、特別な才能も無く、強運でも無く、周りの友達は皆平凡で、そんなにお金に困っているわけでも無く、死も身近に無く、何をやってもうまくいかず、自分の価値を見出せず、人生に退屈している。
それを埋め合わせるためにこの映画の主人公はドラッグをやっているに過ぎない。果たしてドラッグをやる人間は特別非難されるべき存在なのだろうか?
我々も同じではないか。
退屈を埋め合わせるために、YouTubeにハマったり、スマホゲーにハマったり、アルコールにハマったり、ギャンブルにハマったり、FXにハマったり、仕事にハマったり、映画にハマったり、金儲けにハマったり、・・・。
同じじゃん。
この映画を観てると、映画の中のキャラクター1人1人の物語がとても他人事とは思えない。
退屈な人生。我々はどう生きるべきか?この映画では、その答えもちゃんと示される。
一言で言うと、子供が大人になっていく「卒業」が描かれる。
ただのスタイリッシュでクールな若者向け映画ではない。
どこか懐かしく、平凡な我々の人生を静かに祝福してくれる。
誰でも経験するでしょ?途中下車して、そこから中々先に進めない状態。
そんな状態の人は、この映画を観てみると良いかもしれない。
何かのキッカケにはなるはずである。
17年19本目。 ドラッグ映画が好きなのに、名前だけ知っていて何故...
3.3
ムーランルージュからのトレインスポッティング
やっぱバカな主人公って良いもんですね〜w
最新作に興味を持ったので、全く予備知識なしで観賞。アウトローではあるんだけど、しっかり青春もしているというwドラッグ、セックス、暴力の連続なのに全く不快じゃないのです。むしろ見ていて爽快なのです。
作品全体としては、バカで不健全だけど、他の健全な作品よりも何倍も正直だったな、と感じました。
ドラッグの恐ろしさだけじゃなく、最高な面も描いているのがより作品の世界観をリアルに近づけていると感じました。(まず日本じゃ絶対こんな表現は許されないでしょうねwPTAとBPOが黙っちゃいない)。"わかっちゃいるけどやめやれない"が似合うレントンに続いて他のメンバーもハズレ者なんだけれども、すごく現実味のある(あくまでたまに、ですよ!)落ちぶれ方をしてるもんだから見ている人に嫌な現実をポップに皮肉って見せつけるんです。特に皮肉ってるな〜、と思ったのはマトモなリア充、トミーの末路です。あいつに限ってなんであんなことに....涙。
シックボーイも好きなキャラクターです。本編ではズバズバと存命の俳優やアーティストを批評するところとか、これも今の邦画にはそういう人っていませんよね。
結局ラストは"あんな"風にはなりましたが、結局懲りもせず何事もなかったかのように再会する姿が目に映りました(まあ、続編でホントに再会するんですけどねw)後半のレントンの決意の言葉などにはもはや信憑性なんてありませんが、バカで純粋にがむしゃらな彼らの姿は、自分に強く印象に残りました。久しぶりに「何度も見たい傑作」に出会えました。人生の教科書とも言える映画、なんてことは親の前では言えませんw
100点です!
余談ですが、久しぶりに映画のサントラが欲しくなりました。T2、絶対見に行きます。ひとつ物足りなかったのはレントンとダイアンのイチャイチャシーンはもう少し見たかったですw続編はどうなることやら
There are no reasons. 若者の焦燥感を上手くとらえた作品
過保護な親と最悪な仲間
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