トランス愛の晩餐

劇場公開日:

解説

憧れのスターに接近した16歳の少女が独占欲からそのスターを殺害し食べてしまうというショッキング映画。製作はバーバラ・モールセ、監督・脚本はエックハルト・シュミット、撮影はベルント・ハインル、音楽はラインゴールド、編集はパトリツィア・ロンメルが担当。出演はデジレー・ノスブッシュ、ボド・スタイガー、シモーネ・ブラーマン、ヨナス・フィッシャーなど。

1982年製作/西ドイツ
原題または英題:Trance Dear Fan
配給:東映クラシックフィルム
劇場公開日:1984年11月3日

ストーリー

シモーネ(デジレー・ノスブッシュ)は16歳の普通の女の子。毎日“R”(ボド・スタイガー)からの返事を待っていた。“R”とは人気最高のニューウェーヴ・ロックのスターのことだ。しかし、返事はいっこうに来ない。シモーネには、“R”が、華やかな外見とは裏腹に孤独な影を引きずった青年に映り、自分が唯一力になってあげられるのだと信じ込んでいた。そのためか、学校での生活はおろそかになり、毎日“R”のことだけを考えていた。いよいよ、シモーネは、“R”に直接会う決心を固め、家を出てテレビ局へと向かった。着いた日は“R”は現われず、その翌日、ついに“R”がやって来た。放心状態のシモーネは、“R”から話しかけられて失神してしまった。気がつくと、目の前に“R”の顔があった。彼はシモーネを助け起こし、他のファンとは違う扱い方で彼女に接した。ビデオの仕事を終えた彼は、叔父の家へと彼女を誘った。“R”と二人きりになったシモーネは、夢をみるような気持ちで、“R”に抱かれた。しかし、その一夜が明けると、“R”の態度ががらりと変わり冷たくなった。彼女を置いて部屋を出ようとする“R”にシモーネが思いあまってブロンズ像を振り下ろした。“R”は死んだ。「これであなたは私のもの」。シモーネは、さらに“R”に電動のこぎりをふりかざし“R”の腕を切断した。そして、両足首、……と次々に切り刻んでいった。ドレスをまとい、食卓を整えて椅子についたシモーネは、やがて、切り刻まれた肉を食べはじめるのだった。

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