ドッペルゲンガー 憎悪の化身

劇場公開日:

解説

自分の分身ドッペルゲンガーにおびえる女と、彼女のまわりで起きる殺人事件の末を描くホラー・サスペンス。監督・脚本は「タイムボンバー」のアヴィ・ネッシャー、製作は「ニューヨーク1997」のドナルド・P・ボーチャーズ、SFXは「13日の金曜日 ジェイソンの命日」のK・N・BEFXグループ、美術は「トレマーズ」のイヴォ・クリスティンが担当。ジョージ・ニューバーンがアボリアッツ国際ファンタスティック映画祭で主演男優賞を受賞した。

1992年製作/アメリカ
原題または英題:Doppelganger
配給:イメージファクトリー・アイエム
劇場公開日:1993年11月5日

ストーリー

ニューヨークから郷里のロサンゼルスへ戻った清純な美少女ホリー(ドリュー・バリモア)は、ルームメート募集の新聞広告を見て、とあるアパートへ行く。そこには売れない脚本家のパトリック(ジョージ・ニューバーン)がいて、意気投合した2人はその日から共同生活を始めた。街でホリーを見かけたパトリックは声をかけるが彼女は無視して行ってしまった。家に帰るとホリーがいて、今日は一歩も外へ出ていないと言う。まもなく2人は結ばれる。だが朝になってホリーはパトリックと一緒に寝た覚えはないと言い、彼がベッドを共にしたのは、自分と全く同じ姿をしているが性格が正反対の邪悪な分身ドッペルゲンガーだと説明した。彼女は以前から、自分のドッペルゲンガーを幾度となく目撃しており、それに悩まされていたのだ。パトリックはFBI捜査官と名乗る男に呼び出される。そして、ホリーは両親の遺産を独り占めするため精神病院に収容されている弟を殺そうとしており、そのために当地に帰ってきたと告げられる。さらにかつて、弟のドッペルゲンガーが厳格だった父親を、ホリーのドッペルが母親を殺しているらしいことも…。疑惑がつのる中、パトリックは本物のホリーとベッドを共にする。ホリーの弟が、ホリーのドッペルに襲われ重傷を負い、ホリーは警察に逮捕されてしまう。ニューヨークからホリーの主治医ヘラー医師(デニス・クリストファー)がやってきて彼女を保護、状況証拠しかないため彼女は解放される。パトリックは、街角で出会ったホリーのドッぺルゲンガーを尾行、だが逆に襲われ命からがら逃げのびる。彼を襲ったのは、ホリーのドッペルに扮装した彼女の父親だった。父親は死んだはずではなかったか? ホリーは自分のドッペルからの電話を受け、生まれ育った邸宅へ向かった。パトリックもそこへ赴き、現われたホリーのドッペルと格闘になった。すべてが明らかになる。ドッペルはヘラー医師の変装だったのだ。FBI捜査官、そしてパトリックを襲ったホリーの父親もヘラーの変装だった。彼はホリーの肉体を自分のものにするため、彼女を二重人格の精神異常者に仕立て上げ、医者の特権を利用して自分のもとに常に監禁しておこうと企んでいたのだ。両親を姉弟のドッペルが殺したというのもヘラーのつくり話だった。ヘラーが自分の悪事を誇らしげに語った直後、睡眠薬で寝らされていたホリーの身体がメタモルフォーゼし、おぞましい姿の怪物に変身、ヘラーの息の根を止めた。もとの姿に戻ったホリーは未だにドッペルの影に脅かされている。

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