劇場公開日 1994年6月11日

「ありきたりの話だけどやはり心地よい」天使にラブ・ソングを2 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ありきたりの話だけどやはり心地よい

2013年3月7日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波、CS/BS/ケーブル

楽しい

総合:70点
ストーリー: 65
キャスト: 75
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 80

 貧困地区にある荒れた高校を音楽で立て直すという、ありきたりだし結末もなんとなくわかるけれど、実際に有りそうで爽やかな話でもある。綺麗な和音に張りのある独唱もあるゴスペルに加えてラップもあって音楽も心地よい。とても高校生とは思えない即プロで通用しそうな上手さはたいしたものである。
 気になった部分は、荒れた高校の割に生徒があまり悪くないこと。この手の学校には付き物である薬や酒や家庭内暴力や不良少年団といった話は登場しないし、悪いといってもそんなに悪い高校生や悪い家庭環境が出てこない。真面目ではないにしても、悪いというよりはむしろ普通の高校生たちばかりである。悪い学校を立て直すというはずだったわりには、そのあたりをあっさりと片づけられすぎていた。そのため物語にはやや重みが欠ける。

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Cape God