デモンズ

劇場公開日:

解説

映画館を舞台におこる奇怪な集団殺人を描くホラー。「フェノミナ」(85)のダリオ・アルジェントが製作に当り、60年代のイタリア恐怖映画の大立て者マリオ・バーヴァを父に持つランベルト・バーヴァが監督した。脚本はアルジェント、バーヴァ、ダルダーノ・サチェッティ、フランコ・フェリーニが執筆。撮影はジャンロレンツォ・バッタリア、音楽はクラウディオ・シモネッティが担当。出演はナターシャ・ホーヴェイ、ウルバノ・バルベリーニほか。英語サウンド・トラック。

1985年製作/88分/イタリア
原題または英題:Demons Demoni
配給:東宝東和
劇場公開日:1986年4月26日

ストーリー

ベルリンの地下鉄駅でシェリル(ナターシャ・ホーヴェイ)は、顔半分を金属でおおった奇怪な男にカードを手渡された。それは映画の試写状だった。彼女は友人のキャシー(パオラ・コッツォ)と一緒に出かけることにした。映画館は誰も聞いたことのないメトロポールという劇場だった。いろんな人々がやってきた。ジョージ(ウルバノ・バルベリーニ)も男友達ときた。黒人売春婦がロビーにおいてあったマスクをつけて、顔を傷つけた。映画の上映が始まった。ノストラダムスの墓があばかれ、魔王アキロンが跳梁し、人を殺しだしたのだ。一方、客席では黒人売春婦が気持ち悪くなり、トイレに行った。友人が見に行くと彼女は気味悪い顔に変身していて、襲いかかってきた。一人また一人と犠牲者が出て、スクリーンと同じように殺人が展開されていく。人々はパニック状態になって入口へ駆けつけた。ところが、何者かによってドアはコンクリートで固められていて、出ることはできない。一方、パンク四人組は車に乗って麻薬を吸いつつ町を流し、警官に追われてメトロポールの裏側へ逃げ込む。なぜか、ドアがあいていて、彼らはなかへ、そこでは人々がゾンビと化し、まだそうなっていない連中と争っていた。ヘリコプターが屋上に墜落し、唯二人難を逃れたジョージとシェリルは屋上から外へ出た。町ではゾンビがうろついていた。ジープに乗った一家と出会い、ジープに同乗させてもらった。やれやれ一安心という時、シェリルがジョージに襲いかかり、あやうくジョージが投げ捨てた。

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映画レビュー

5.080年代を代表する傑作スプラッタホラー

2024年12月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

怖い

興奮

今年9月だか10月に、川越スカラ座にて開催されたハロウィン企画で上映されていましたが、観に行けなかったのが本当に悔やまれる。会社休んででも行くべきでした(´;ω;`)

私的に「バタリアン」「ブレインデッド」に並ぶ最高のスプラッタホラー。クトゥルフ神話をベースにしているとのことで、ジャンル的にゾンビ映画に属するかは「死霊のはらわた」と同じくらい微妙。まぁ、ほぼゾンビです。

シンプルかつコメディ要素を控えたストーリーが、ホラーとしての演出を際立たせています。映画館に閉じ込められた人々がデモンズに襲われるという展開ですが、出し惜しみすることなく次々に殺されてデモンズ化し、閉鎖空間の中で逃げ惑う緊張感が見事です。本当に「こいつが終盤まで生き残っていいとこ持ってくんやろな…」ってキャラがどんどん死んでいくのでちょっとびっくり(・・;)

メタル系の音楽に関しては意見が分かれるかもしれませんが、今作に関してはかなりハマっていたのではないかと思います。ギリ、コメディにならない程度にテンションを上げてくれます。モトリー・クルーとアクセプトはビビった(笑)

終盤、スタントなしで撮影された、劇場内をバイクで爆走しながらデモンズを蹴散らすシーンは必見!あまりの怒涛の展開にさすがに笑ってしまいました。このあたりバカみたいにテンション高い。ダイブしてるデモンズとかいたしw

最後の最後のエンドロールまで気を抜けない!本当に観客を楽しませようという気概を感じさせてくれる最高のスプラッターショーです!

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吹雪まんじゅう

3.0映画館が舞台のパニックホラー。 子どもの頃に映画館で観た後、外に出...

2024年10月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

映画館が舞台のパニックホラー。

子どもの頃に映画館で観た後、外に出た時の安堵感を覚えている。
初めて一人で映画館で観た作品かも知れない。

B級ホラーではあるがゾンビ映画、スプラッタ映画が流行した時代だからこそ日本でも配給できたんだろう。

一瞬でやられる強そうなチンピラが印象的。
途中、女の背中から出てくるデモンズの本体みたいなヤツなんやったん?
デモンズ側と思ってた受付嬢が一緒に怯えてて笑う。

人間を襲う目的とかがまるっきり謎でオチも収集つかない感じ。

また生きてたら40年後くらいに観よう。

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さしみしょうゆ

3.0 80年代のゾンビ映画ブームの一角を担うデモンズシリーズ。実は最初...

2023年12月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、VOD

怖い

 80年代のゾンビ映画ブームの一角を担うデモンズシリーズ。実は最初に観たのは映画館でした。それも地元ではなく、ある地方に旅行に行った際に時間があったので「あ、こんな所に映画館があったのか」と立ち寄った感じで・・・まさしくこの作品の設定に似たような状況だったのでのめり込んで観てしまいました。当時はゾンビの知識も殆どなかったためショッキングでしたよ。

 テレビでは味わえないほどの爆音とスクリーンの臨場感、そして主人公のシェリルが可愛いので、色鮮やかな衣装に対して不気味なマスクと血みどろの死闘に圧倒された記憶があります。ただ、後半になるにつれバカバカしくて眠くなった記憶も・・・どうしてももう一度観たい!と思ってた頃にテレビでも放映されたので前半部分だけが鮮明に脳内に焼き付いてしまいました。なので、この作品のいいところは前半のみ!不気味な仮面の男や傷ついた顔からウミが噴き出すローズマリー、映画と現実がリンクしていく様子等々です。

 覆面試写会と思わせておいて悪魔を蘇らせ、観客に感染させることによってパニックを起こした劇場。二階席から一階へと突き落とす様子や、感染したら友達でもなくなってしまう人間の本質など無情な混乱は見ものだったけど、改めてTV鑑賞するとけっこうつまらない。まぁ、それでも80年代ゾンビ映画(正確には悪魔映画)の代表作。この後、続編やらバチもん続編が次々と発表されているようですが、どこまで鑑賞することが出来るだろうか・・・

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kossy

1.5阿鼻叫喚

2023年8月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

???
だらけの映画

ゾンビ映画?
ひたすら人が殺されて
殺された人がゾンビのように蘇る

血だらけの映画

1986年にこのレベルってあり得ないような…

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つかちん

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