「雨降って「身を固める」」ティファニーで朝食を スモーキー石井さんの映画レビュー(感想・評価)
雨降って「身を固める」
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本作は誰もは一度は耳にしたことのある名曲「ムーン・リバー」を主題歌に
オードリー・ヘップバーン演じる「気まぐれ猫娘」"ホリー”と
ジョージ・ペパード演じる「売れなくなった」元天才作家‶フレッド”との王道ラブストーリーである。
ホリーはその作家に実の兄を重ね、フレッドはホリーの「奇天烈さ」に惹かれていく。
そして、そんなホリーからインスピレーションを得たフレッドはまた作家として歩みだす。
一方、ホリーは物語を通してふらふらと彷徨い「ネズミ」捕りをしては周りを振り回し、また周りの男たちに振り回されていく。
最後は作家として大成し、また勇気を取り戻したフレッドにより
ホリーは「檻」の中から解放される。
もちろん、今度は「首輪」なんかではなく
二人で初めて入ったティファニーで買った「お菓子のおまけの指輪」をつけて
それにしても物語の「カギ」となるその指輪を提供したティファニーのおじさんは粋だったな。
あれが本当の「売らない百貨店」でしょ?
今度はその「カギ」を無くさないでくれと見守りたくなる二人である。
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