ディナーの後に

解説

29歳の独身女性3人が夕食で語る三者三様の自由奔放な性談義を通して、現代韓国社会における男女関係や女性の生き方を描く群像ドラマ。監督は、本作がデビューのイム・サンス。出演は「シバジ」のカン・スヨン、「モータルカクタス」のチン・ヒギョン、「ペパーミント・キャンディー」のキム・ヨジン、「悪い男」のチョ・ジェヒョンほか。

1998年製作／105分／韓国
原題または英題：Girl's Night Out
配給：シネカノン
劇場公開日：2000年1月29日

ストーリー

ヨニ（チン・ヒギョン）は、ホテルのロビーラウンジで働くウエイトレス。夢は安定した普通の結婚だが、結婚に乗り気ではない恋人のヨンジャク（チョ・ジェヒョン）とは、この頃すれちがい気味でぎくしゃくしている。若くしてデザイン事務所を経営する女社長のホジョン（カン・スヨン）は、すべてに対して情熱的なキャリアウーマン。仕事も恋愛も奔放に、誰にも束縛されずに生きている。大学院生スニ（キム・ヨジン）は、山と料理を愛する自然児。男性とはデートすらしたことがないが、結婚せずに子供を産み、育てたいと思っている。29歳の同い年だが、性格も境遇もちがう3人は、漠然とした未来に向かってきままな三者三様の生活を送っていた。しかし、ヨニは骨折がもとでリストラされてしまい、ホジョンは奔放な生活のしっぺ返しから姦通罪で逮捕。スニは、初めてのセックスで妊娠してしまう。ささいなきっかけから人生の選択を迫られた彼女たちは、それぞれの決断を下すのだった。