D.O.A.(1981)

劇場公開日:

解説

人気パンク・ロッカー・グループ“セックス・ピストルズ”のアメリカ・ツアーを中心に描くドキュメンタリー。製作・監督はレック・コワルスキー、撮影はルーファス・スタンド・ファーが担当。出演はセックス・ピストルズ、デッド・ボーイズほか。

1981年製作/アメリカ
原題または英題:D.O.A.
配給:KUZUIエンタープライズ
劇場公開日:1986年7月26日

ストーリー

パンクの元祖セックス・ピストルズの最初で最後となったUSAツアーを中心に、1978年の1月に、バンド結成から2年、レコードデビューから1年という短い歴史を閉じた彼らの生の姿に迫る。シド・ヴィシャスがジョニー・ロットンに物を投げた客をべースで殴るシーンなど全篇にわたり、政治的で攻撃的な音や詩、スキャンダラスな言動と行動で若者を惹きつけた彼らのパンク・スピリットが顔をのぞかせる。

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映画レビュー

3.5【セックス・ピストルズ初の1978年のアメリカツアーシーンを軸に、当時のパンクを取り巻く状況をゲリラ映像で描いたドキュメンタリー作品。】

2023年10月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

幸せ

ー セックス・ピストルズの無茶苦茶な演奏シーンは無茶苦茶格好良い。特にゲリラ撮影だった事も良かったのかな。-

・興味深かったのは、ガリガリの、シド・ヴィシャスが恋人のナンシー・スパンゲンに文句を言われても、頭が上がらない様を撮っているインタビューシーンである。
 因みに劇中でもコメントが出るが、ナンシー・スパンゲンはこの撮影後、腹部を刺され殺害され、シド・ヴィシャスもオーバー・ドーズで亡くなっている。
 無軌道さを体現した二人の人気は今でも高い。

<ジェネレーションXの演奏シーンや、リッチ・キッズの演奏シーン等、可なり貴重なフィルムではないかな>

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NOBU

4.5"UNDERDOCS"

2020年9月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

こんなにもSex Pistolsを観たり聴いたり、本作を鑑賞するのも何十年振りだろう、映画館のデカいスクリーンで観れた至福の時。

初期PUNKバリバリで行くかと思いきや、流れる曲はイギー・ポップと言えどデヴィッド・ボウイがプロデュースの「The Idiot」から"Nightclubbing"ってジャンル的にPUNKじゃない困惑する若かった自分、77年に出したアルバムではあるわけで、じゃーPUNKかぁ!?

朧げな記憶の中、久々の鑑賞、偉そうな大人が語り、PUNKとは程遠く今だに謎でもある若者、X-Ray Spexのギター?のカメラ目線、レコーディングの様子を含んだGeneration Xの登場、ニューヨークからの刺客か?The Dead Boysはスティーブ・ベイターが汚かったり、何気に憶えている場面の数々。

ステージ上のジミー・パーシーに乱入して引っ付く女のコが楽しそうで、それに驚いたジミー・パーシーの表情に和めてしまう珍シーン??

改めてシド・ヴィシャスの格好良さに見惚れてしまう、Rich Kidsが"Pretty Vacant"を演る、功労者であるのは確かなグレン・マトロックは残念ながら格好悪いのは否めない、何のサービスか?おっぱい丸出しナンシーの娼婦感に嫌悪感が。

もはやマンネリ化なSex Pistolsを聴きも観ることも語ることもしない存在になってしまったような、本作のリアルタイムな映像を観て、影響力と格好良さにヤラれました、やはりPUNKを語る上で絶対不可欠な存在であるのは承知な事実、反省。

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万年 東一