ダリル
劇場公開日:1986年2月22日
解説
こつ然と現れた天才少年の活躍と謎、少年を追う組織の暗躍を描くSF。エグゼクティヴ・プロデューサーはジョン・ヘイマン、共同製作はバート・ハリスとガブリエル・ケリー。監督はオーストラリア出身で本邦初登場のサイモン・ウィンサー。脚本はデイヴィッド・アンブローズ、アラン・スコット、ジェフリー・エリス、撮影はフランク・ワッツ、音楽はマーヴィン・ハムリッシュが担当。出演はバレット・オリヴァー、メアリー・ベス・ハート、マイケル・マッキーン、キャスリン・ウォーカー、コリーン・キャンプなど。
1985年製作/アメリカ
原題または英題:D.A.R.Y.L.
配給:コロムビア映画
劇場公開日:1986年2月22日
ストーリー
ヘリに追われ、1台の車が崖下に転落した。その直前に、1人の少年が車より脱出。名はダリル(パレット・オリヴァー)、10歳。過去の記憶を失った彼は谷間の町バトチントンの役所に勤務するハーウィ(スティーヴ・ライアン)に保護され、身元が判明するまで、建築技師アンディ(マイケル・マッキーン)とジョイス(メアリー・ベス・ハート)の夫婦にあずけられた。子供のいない夫婦は大喜びでダリルをむか・冬ダリルにはすぐに友達が出来る。そして、彼は学校ではバツグンの成績を示し、コンピュータ・ゲームには強く、野球の試合ではホームランをかっとばす、スーパー少年ぶりを発揮した。この試合の新聞記事がのって間もなく、ダリルの本当の両親という男女がやってきた。どこか、うさんくさい2人だが、ダリルはアンディ夫婦や、親友のタートル少年(ダニー・コーキル)に別れをつげる。ジェット機に乗り、ダリルがつれてこられた所は、暖かい家庭ではなく、厳重に警備されたタスコム研究所であった。実は、ダリルの両親と名のったのは、ジェフリー(ジョセフ・ソマー)とエレン(カスリン・ウォーカー)というコンピュータ専門の科学者だ。そこには、ペンタゴンから派遣されたグレイクリフ将軍(ロン・フレイジャー)が待ちうけていた。ダリルはペンタゴンが開発したアンドロイドで、Darylとは、D.A.R.Y.L.つまりData Analyzing Robot Youth Lifeform(データ分析ロボット少年生命体)の略だったのだ。一人前の人間と同じ感情を持ち始めたダリルをペンタゴンは抹殺しようとしていたのであった。ジェフリーとエレンはダリルを抹殺したと見せかけた。そしてジェフリーは彼を車に隠して脱出、ダリルをジェット機で逃亡させる。ダリルの操縦するジェット機は間もなくミサイルに撃ついされ、ペンタゴンは彼が死んだものと判断。一方、ダリルは湖に落ち、タートル少年たちに助けられ、平凡な少年としてアンディ夫婦と共に平和な生活を始めるのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- サイモン・ウィンサー
- 脚本
- デビッド・アンブローズ
- アラン・スコット
- ジェフリー・エリス
- 製作総指揮
- ジョン・ヘイマン
- 制作補
- バート・ハリス
- ガブリエル・ケリー
- 撮影
- フランク・ワッツ
- 美術
- Alan Cassie
- John Jay Moore
- ジョン・シッドール
- 音楽
- マービン・ハムリッシュ
- 編集監督
- エイドリアン・カー
- 特殊効果
- マイケル・フィンク
- 字幕
- 菊地浩司