タクシードライバーのレビュー・感想・評価
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ストーカーにも五分の魂ってこと?
ラストシーンはどう解釈すれば良いのか。ホントの話なら、いくら英雄好きのアメリカでも法治国家で無罪放免てことはないでしょうトンデモ映画じゃんとなるし、夢オチ的なものだとすると、もう少し手がかり残さんかい観客に放り投げ過ぎ、となりいずれにしても高評価はつけ難い印象。ともあれ、ニューシネマにありがちな「全ては社会のせい」みたいな姿勢は、近年起きるストーカー殺人や無差別殺人で犯人が語る動機と重なり合ってしまってあまり共感できない。終始流れる同じメロディも虚無感ばかり増幅させられて疲れてしまった。まあこれが70年代映画の味わい方なのかもしれないが。
ロバート・デ・ニーロは若い頃からすごい
この作品も社会の闇が描かれていました
狂気のロバート・デ・ニーロ作品としか知らず観ましたが内容はかなり濃いものでした
孤独が社会の闇に繋がっていく
振られた腹いせに見えるけどもっと深いところにある社会の問題
ストーカーからヒーローへ、そうなる事によって彼は立ち直ったのでしょうか
それともまたひねくれた復讐を企てているのか
とにかくロバート・デ・ニーロの演技はすごいの一言です
社会に爪痕を残す芸術的な作品
街を知り尽くすタクシードライバーという視点で社会の悪を排除していく。しかしそんなトラビスは正義か悪なのか。
冷静ながら狂気に満ち暴走していくロバート・デ・ニーロの演技はすごい。
昔に観ていると思うがトム・スコットのサックスしか記憶がなく...。...
昔に観ていると思うがトム・スコットのサックスしか記憶がなく...。
今見ても面白かった。ロバート・デニーロが素晴らしいのはもちろんだが、ジョディ・フォスターが13歳とは思えない妖艶な雰囲気で存在感を放っていた。いろいろといわく付きの映画ではあるが紛れもない名作。そしてトム・スコットのサックスは見事に映画を盛り立てていた。
またやらかすぞコイツ
溜まりに溜まった鬱憤を大統領候補にぶつけようとしたも失敗、行きがけの駄賃で12歳の娼婦助けたら微妙に英雄扱いされたし振られた女がまた寄ってくるし。
スッキリした顔でまたタクシードライバーに戻ったけど最後バックミラー越しにまた狂気の目が一瞬映ったところをみると溜まったらまたやらかすだろうなこいつ、というところまで示唆してるのでしょう。
この何かいろいろ腹に引っかかった感じを消化できればまた評価あがるのかもしれない。
今はまだ単なるハンサムサイコ野郎としか思えない。
いつかモヒカンにして会社に向かいそう
この映画は、「ジョーカー」の元になったと聞いて見てみることにした。「ジョーカー」はかなり私の心に刺さる映画だったので、どんな内容か期待があった。
内容はベトナム戦争後の帰還兵トラビスが戦争のトラウマから不眠症に悩まされ、夜間にできる仕事としてタクシードライバーとなるところから始まる。トラビスの生活はなかなか上手くいかず、鬱憤が貯まる毎日で、世の中とそこで暮らす人々に嫌気がさしてくる。
そんな中、どういう訳か政治家の暗殺を企てるようになり、実行しようもするが失敗に終わる。その後、12才で娼婦をさせられていた少女を救うためにマフィア?達を襲撃する。結果的にはヒーロー的な扱いを受け、トラビスは満足気にタクシードライバーに戻っていく。
当時のアメリカ、ニューヨークを知らないが、私はジョーカー以上に主人公に感情移入してしまった。
政治家暗殺のための準備や、決行当日にモヒカンにしていくあたりが印象的で、自分もいつかああなる様で恐ろしい。
1度見ておいて良かった作品だった。
名作シリーズ
?あれ?ポスターが変わった?
ロバートデニーロがジャンパーのポケットに手を入れてるポスターがカッコ良かったんですよね?
勉強不足ですみません。古い映画でいつ観たかも覚えてないのにレビューするのも場違いですが、とにかく面白かったカッコよかった記憶があります。かと言って45年前の映画を見る勇気もありません。覚えているのが日本のタクシードライバーがギャンブル、多額の借金を背負ってる、ローンの審査が通らない悪いイメージを一掃してくれました。タクシードライバーと言うロゴまでがカッコ良く聞こえます。この映画の後に次から次から擬似タクシードライバーのオマージュ作品が出て来ます。良い思い出のままにしておきます。
絶対名作のはずです。やっぱり見てみるかな?
思ったより
めちゃめちゃ期待して見たからなのか思ったより面白くなかった。
とにかく主人公が気持ち悪い。受け付けない。
まぁ、そういう話なんだろうけど楽しめないくらい嫌悪感を感じた。
音楽、効果音は良かった!
単なるバイオレンスではない
海兵隊上がりのタクシー運転手が、街角のガラス越しに見かけた選挙応援の仕事をしている彼女を茶店に誘って口説くシーンが最高。大きなガラス窓のすぐ外を通行人や定期バスが止まったり発車したりするのを見もせずに、パイやフルーツサラダを口に運ながらデカカップのブラックコーヒーを、味も分からぬ気で見つめ合い、しゃべったり合う午後4時の休憩時間。その後映画を見に行ったのはいいがポルノだったのに怒った彼女はタクシーを拾って帰ってしまう。彼の捨て台詞「送ってやったのに」印象的な場面だ。
目がキラキラ光った自信満点なR・デニーロの中に巣食った無鉄砲な言動は、過酷な戦場体験に依るPTSDと容易に理解出来る。単なるバイオレンスではないのだ。
スコセッシ監督の第29回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作品。
チョイ役のJ・フォスターが、複数の助演女優賞と新人賞をかっさらった貴重な作品でもある。
BGMがもっとも印象的
クオリティが高く感じるが1975年と結構古い映画。
ストーリー自体少し強引だし、主人公もいうほど社会不適合者か?といった感じで犯罪に手を染めていくほどでもない感じがする。
最後、少女を助けたのかなこれは笑
英雄になるのか。
雰囲気を楽しむのには良い映画かも。
哀愁漂うトランペットの音楽が最高に心地よい◎
汚い方のレオン
主人公は戦争帰りの元兵士、帰国してタクシードライバーを職にする男性。
売春、薬物取引、裏社会の人間達などを目にして車道を運転する主人公は鬱屈としていく。
一人の女性ベッツィに恋をして、ボランティアとして彼女の会社に入り込む。付き合いを続けるものの、デートコースにポルノ映画を選んで付き合いが切れる。そのうち、大統領候補をスピーチの場で襲うという計画を立て始めた。
途中売春している幼い家出少女アイリスと知り合いになり、少女の売春を止めるよう説得しつつも、主人公はテロの準備をする。
最後テロは失敗し、代わりにアイリスの娼館を襲い、支配人やバイヤーを殺害した。
結果、彼は未成年売春を止めた英雄になり、帰郷したアイリスの親から感謝の手紙が届いた。
彼は退院後、元のタクシードライバーとして働く。
人と接する主人公の姿はまるで映画「ナイトスクープ」の主人公のような薄ら寒い信頼のなさを感じた。
アイリスに宛てた手紙の主人公の拙い筆跡、虚栄心を見透かすような大人(大統領候補とベッツィ)の目と言葉、手紙やアイリスにつく卑しい嘘の数々(ベッツィという付き合ってる女性がいる、麻薬捜査官でタクシードライバーは捜査のため等)が人間模様が濃くて見ているこちらを抉ってくるよう。
政治や難しいことは理解できないけど、周囲に嫌気が差していて、本人は非常に内気、だから誰にも相手されない。それが辛いから体を鍛えて人を襲おう。
好きになれない主人公だ。
誰かと繋がりを持ちたい、他人に必要とされたい、自分を認めてほしいという素朴な欲求のはずだけど、どうにもうまくいかない。
独りよがりで、人間にも社会にも不満と恨みを持ってテロの準備をし、ますます孤独になってく様子は哀れさよりも危険人物としての危うさが目に映る。
誰かを助けたような、何かを成し遂げた人間になりたいんだろうなというのが見ていて伝わる。
同い年の大人やポルノ映画を見に行かないような生き方の人間には相手にされず、一回りは年下だろう子供相手でようやく喋れた姿はいたたまれない。
「どうして分からないんだ」は少女だけじゃなくて自分以外の人間と社会に向けた言葉のようだ。
結局、大統領候補の人間を襲撃することも叶わず、アイリスのいる娼館を襲って支配人やらを殺していく。
彼は本気でアイリスを助けたいと思ったわけじゃない。それなら、殺人を犯した後に拳銃自殺しようとはしない。弾切れで出来なかったけど。
当初言っていたように、「逃げよう」とアイリスを連れ出して家に送ったと思う。
主人公にとってアイリスは可哀想な犬猫と変わらない。可哀想な境遇を偶然知ったというだけだ。
大勢の前で権力者を殺害した有名人か、娼館を襲った人間になるかの分岐で、彼は結果的に未成年売春の現場を明らかにして少女を助けた形になった。
殺人で刑務所行きでも全くおかしくないと思う。
ラストのベッツィを送り届けた後のルームミラー、あれは何だろう?彼はヒーローになっても全く変わっていない、満たされていないように見えた。
今見てみると、こうしたどこか鬱屈した心を溜め込み、苦しむ人はどこにでもいて、周りとの繋がりもうまく行かず、最後最悪の形(テロ)で発散する、とまでいく人間が出てくるかもしれないというメッセージを感じた。主人公が、日常に密接してるタクシードライバーだからなおさらだ。
見本市
そうか、タクシードライバーが一番他人の人生のモロ出しの部分見て打ちひしがれてるんだろうな。
と、しみじみ思えました。
本編自体はダラダラして退屈でした。
突き刺さる部分はたくさんあるんですけどね。
様々な後続の映画が参考にしている作品ですが、見本市という感じでしょうか。
面白いけど人が感じてる面白みと違う気が…
ベトナム戦争の帰還兵だとか、
戦争によるPTSDだとかそう言う難しい事は置いといて、
トラビスって中2病じゃん!
と言う面白いさ。
トラビスに中学生の自分を重ねて
恥ずかしくもなり懐かしくもあり、
男はみんな心の中にトラビスを。
みたいな並走する気持ちになった。
好きな女の子と初デートにポルノを見せる
どうかしてるトラビス。
ふられてキレるトラビス。
体を鍛えだすトラビス。
拳を火で炙って熱さに耐えるトラビス。
銃を片手にカッコ付けるトラビス。
正義のヒーロー気取りのトラビス。
恥ずかしくもあるけど、
男はみんなトラビス。
だから愛させれる作品なのかな?と思う。
鍛えてたからなのか、首を撃たれても平気なトラビスな
「良かったな!」と肩を叩いてやりたい気持ちになった。
絶妙に生理的に無理
タクシードライバーとして働くベトナム帰還兵のトラビスが徐々に危険なテロを計画していく様子を描いた話。
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『ジョーカー』がこの話を原型に作られたと聞いて、やはり比較して見ずにはいられなかった。社会の隅で生きる男が徐々に人の道を外れていくが、『タクシードライバー』は結果的にーローになって、『ジョーカー』は悪のカリスマになる。
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見た目の残念さも狂気もアーサー(ジョーカー)の方が遥かに上回るのに、私はトラビスの方が無理(笑)見た目もそこまで悪くなくて、割と普通の人に見えるのに、話が通じないのが絶妙に気持ち悪い。
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女性関係については、トラビスはデートにポルノ映画見に行ったり、何回も電話かけたり普通に気持ち悪い行動を取る。明らかトラビスが悪いのに全くなぜ上手くいかないのか理解出来てないのが狂気。でも、アーサーは妄想の中でしかデートしてないので失敗がないので生理的に無理さを掻き立てられなかったの大きい。
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あとはやっぱり映画の世界では妄想だったとしてもヒーローになるよりヴィランになる方が惹かれてしまうんだろうな。
義憤に駆られた狂人
いま改めて本作を観てみると、古谷実の「ヒミズ」の主人公、住田君は、多少なりともトラヴィスに影響されているのかな、と思ってしまいました。
決して正しい行動など取っていないけれど、どこかに何かに共感してしまう。青臭い厨二病なんて年齢を問わず、一度は誰もが通り過ぎるのだと思う。
普遍的な心理だから、今尚語り継がれる作品になっている、と思ってます。
デニーロが、ジョディフォスターが、ハーヴェイカイテルが、より一層味わい深い作品にしてくれている。
「ジョーカー」を観た時、バットマン、ダークナイト、タクシードライ...
「ジョーカー」を観た時、バットマン、ダークナイト、タクシードライバーとよく取り上げられていたので、初めて観賞。
なるほど、だんだん病んでいくところとか指でピストルの真似するところとかタクシードライバーを彷彿させたのか。
今の時代にするとストーカー、売春買春と問題になりそうな映画。ロバートデニーロの若い頃を初めて見た。やはりカッコ良かったんだ🥰キレイな子だなと思った売春の少女がジョディ・フォスターだったんだ!と驚いた😳
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