底抜け艦隊

劇場公開日:

解説

ディーン・マーティン=ジェリー・ルイスのコンビが日本に初めてお目見えする1951年ハル・B・ウォリス「旅愁」製作の喜劇映画。ケニオン・ニコルソン、チャールズ・ロビンソン合作の舞台劇をジェームズ・アラーダイスと「遠い太鼓」のマーティン・ラッキンが脚色し、「アラスカ珍道中」のハル・ウォーカーが監督に当たった。撮影はダニエル・L・ファップ。前記両人のほか「夫は偽者」のコリンヌ・カルヴェ、「愉快な家族」のマリオン・マーシャル、以下ロバート・ストラウス、リーフ・エリクソンなどが助演。なお「ポーリンの冒険」のベティ・ハットンが特別出演する。

1951年製作/アメリカ
原題または英題:Sailor Beware
劇場公開日:1953年1月24日

ストーリー

海軍志願兵募集に応募した女好きのアル(ディーン・マーティン)と女の匂いを嗅いだだけでも震えるというメルヴィン(ジェリー・ルイス)は首尾よく合格して同じ班に配属された。要領のよいアルは海軍独特の猛訓練をうまくやっていたが、メルヴィンはすることなすこと失敗ばかりだった。その上化粧のきらいな女子志願兵ヒルダ(マリオン・マーシャル)が女臭くないので、彼女にすっかり熱を上げてしまった。やがて彼らの班は潜水艦に乗り組んでハワイまで航海訓練をすることになったが、潜水艦が沈むことを知らぬメルヴィンは甲板にとり残され、困ったあげくペリスコープによじのぼる始末であった。ハワイにはちょうど映画スター、コリンヌ・カルヴェがきていて、休暇上陸した水兵たちの間で班長とメルヴィンのどっちが先にカルヴェに接吻するかという賭けが始まった。メルヴィンに賭けたアルは気が気でなく、何とか彼をカルヴェに近づけようとするが成功せず、そこへヒルダが現れてますます面倒なことになった。班長の方もうまくカルヴェに近づけないので一計を案じ喧嘩にまきこまれたメルヴィンを憲兵に捕えさせようとしたが、彼は散々逃げまわったあげく、とうとう首尾よくコリンヌ・カルヴェに接吻し、賭に勝つことができたが、最後にまた思いがけぬ事件がもちあがった。

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