続・荒野の用心棒

対立する暴力集団が牛耳る町に現れた主人公ジャンゴ‼️ひげ面にボロボロの軍隊コート、マフラーという出で立ちで、棺桶を引きずって歩いている‼️言いがかりをつけてきた悪党どもを棺桶から取り出したマシンガンで皆殺し‼️ウーン、カッコいい‼️数あるマカロニ・ウエスタンの中でも、イーストウッドの "名無しの男" と並ぶ名物キャラですね‼️そんなジャンゴが桑畑三十郎よろしく、敵対する2つのグループを両方とも壊滅させるお話‼️そもそも平気で強盗を犯し、平気で仲間を裏切るジャンゴ自体がとんでもない悪党‼️そんな悪党だらけの今作は、全編が殺気に満ちていて、皆殺しのシーンや敵へのリンチ、そしてジャンゴ自身も両手をつぶされたりして、ホントに情無用の地獄絵図ですね‼️棺桶がぬかるんだ荒野を引きずられてたり、マシンガンによる皆殺しのシーンの凄惨さ、クライマックスの墓場での決闘まで、見せ場だらけの傑作を届けてくれたセルジオ・コルブッチ監督と、主演のフランコネロにチョー感謝‼️

主役のフランコ・ネロさんがただただカッコいい。この映画の素晴らしさは彼の演技が大半を占めていると言っても過言ではない。
むせ返るようなフェロモンを感じます。
そして西部劇の世界観に自分も引き込まれるような作りに感動を覚えます。

文句なしの傑作です。

恥ずかしながら、初めて鑑賞。ああ、これがマカロニウエスタンなのかというのを存分に味わった。

棺桶の中から、まさか機関銃が出てくるとは思わなかったが、その棺桶の使い方自体にも、これほどバリエーションがあったとは！

ジャンゴのクールさで魅せるだけでなく、キチンと展開の緩急をおり混ぜつつ、最初と最後、きっちりテーマソングとジャンゴの1人の姿で締めるという様式美的なカッコよさ。

だけど、やっぱり、なんでみんなこんなに気楽に殺し合うんですかねぇ。
逃げるメキシコ人を、遊びで撃ち殺すジャクソンを観ながら、今も、人間の本質は変わってないんじゃないかなというのを、改めて考えさせられてしまいました。

　Blu-ray（デジタル・リマスター版）で鑑賞（字幕）。

　棺桶を引き摺り陰を背負い、荒野をさすらうジャンゴ。棺桶を開ければ機関銃（マジか）。ぶっ放せばあっと言う間に屍山血河。マリアとの愛がとにかく切ない。
　無情な西部の掟。男の花道を飾り前を向くために挑む墓場の決闘の緊迫感がハンパない。泥臭くてカッコいいアウトロー、ジャンゴに魅せられる傑作でした。